5.1.4a  古レールの刻印の調査 (北陸〜近畿地域のJR)

1st wrote at 1999.10.08 / Last updated at 2006.09.07

 駅・路線ごとの古レール確認リストのうち、JR西日本の北陸〜近畿地域のリストです。京阪神エリアのリストは別節(京阪神地域のJR)にまとめました。

 JR駅のうち、大きな分岐点駅には古レールが大量に使われ、ホーム全体を覆う様な大規模なホーム上屋が見られたようです。しかし、これらの駅のほとんどは高架化が進行しており、古レールとともに失われつつあります。
 その他のJR駅についても、古レールを再利用した小規模なホーム上屋が見られることがあります。これについても、駅の橋上駅舎化の際にH形鋼製のものに更新されてしまう(当然古レール利用の跨線橋も消滅する)ことが多く、近年の橋上駅舎化の流れに添って古レールが失われています。
 このように、JR駅のホーム上屋に見られる古レールはかなりの勢いで失われていっており、緊急的な調査が必要な分野となっています。ただし、元の絶対数が多いため、悲観的に成りすぎる必要はないとも思っています。
 
 ここにあるものは、主観を排除するため、現地で判読できた文字列をそのまま記載してあります。従って、間違いや抜けがあるまま載せている可能性がありますので、ご理解とご注意の程よろしくお願いします。 
 順番は、県別(県番号順)に駅・路線を並べ、以下に製造元名のABC順としています。

路線(50音順)


(pref.15) 北陸本線(新潟県内)

 新潟県内の北陸本線は、JRの会社境界に従い、こちらで扱います。
 この区間では、以下の各駅で駅施設への古レールの利用を確認しています。
糸魚川(上屋+跨線橋),浦本
 このうち、糸魚川に比較的まとまって古レールが見られますが、北陸新幹線の工事が進展すると撤去されてしまうかもしれません。調査が急がれます。

(pref.16) 北陸本線(富山県内)

 富山県内の北陸本線では、以下の各駅で駅施設への古レールの利用を確認しています。かなり条件良く残っていると言えるでしょう。
石動,福岡,高岡,越中大門,呉羽,富山,水橋,魚津,黒部,泊
 このうち、富山駅は古レール利用の施設が豊富で、1番のりば上屋2〜4番のりば上屋5,6番のりば上屋跨線橋に古レールが見られます。

(pref.16) 富山 1番のりば(北陸本線,高山線,富山港線)

 富山駅では、1 番のりば,2〜4 番のりば,5, 6 番のりばのホーム上屋とこれらを繋ぐ跨線橋に古レールが使われています。その種類たるや、首都圏の民鉄路線1本分と言っても過言ではないでしょう。
 その理由としては、ホームごとにホーム上屋の建造時期が違うので、違った年代の古レールが利用された事が大きいのではないかと思います。そこで富山駅に関しては、ホームごとの調査結果となります。
 なお、7, 8番のりば(富山港線のホーム)の上屋はすべて軽量鉄骨づくりで、古レールは使われていません。

 富山駅の1番のりば(高山本線のホーム?)では、直江津方のホーム上屋に比較的新しい時代の八幡製鉄製を中心とした古レールが見られます。一方、米原方のホーム上屋には比較的古い時代(八幡製鉄の最初の頃)の古レールが見られます。

刻 印 (読んだまま) 備 考
(Na)            191? USA 斜体字から推定
(M) 6009 ILLINOIS STEEL Co SO?TH WKS V 1898 I.R.J (SO?TH → SOUTH)
(M) 工  OH LACKAWANNA 600  【以下、読めず】 (1919年製 ?)
(Na) 75 A BSCO 工 STEELTON IIIII 1919  OH  75LBS A
(Na) OH TENNESSEE 7540 ASCE 6 1922
(Na) 37. A. (丸Sマーク). 1960.  II  OH
(Na) .37. A. (丸Sマーク). 1959.  IIIIIIIII  O.H
(Na) 37  A  (丸Sマーク)  1958  II  OH "."は、読めず 
(Na) 37  A  (丸Sマーク) 1955 IIIIII OH "."は、読めず
(Na) 37 (丸Sマーク) 1952 IIIIIIII OH "."は、読めず
(Na) 37 (丸Sマーク) 1950 IIIIIIIIII OH "."は、読めず
(Na) 37 (丸Sマーク) 1950 IIIIIIIII OH "."は、読めず
(Na) 37 (丸Sマーク) 2603 IIIII OH "."は、読めず
(Na) 37 (丸Sマーク) 1934 IIIIIIIIIIII OH "."は、読めず
(M) (丸Sマーク)   30   A   1930  IIIIIIIIII "OH"は、無さそう
(Na) (丸Sマーク)   75   A   1925
(M) (丸Sマーク)  NO  60  A   1914    IX
(M) (丸Sマーク)  NO  60  A   1912  【以下、読めず】 裏面に工マーク
(M) (丸Sマーク)  NO  60  A   1908     II 裏面に工マーク
(M) (丸Sマーク)     NO60    1907    X 裏面に工マーク

【凡例: (M) 米原方   (Na) 直江津方】


(pref.16) 富山  2〜4番のりば(北陸本線,高山線,富山港線)

 富山駅の 2〜4 番のりば(北陸本線上り・高山本線のホーム)では、富山駅の中でも最も種類が豊富です。この中には、「HANKAKU」(→阪鶴鉄道)の発注者名の入ったレール(→ CARNEGIE製・ILLINOIS STEEL製)が見られます。
刻 印 (読んだまま) 備 考
* CANADA ALGOMA STEEL 60 L B S SEC 105 IIIIIIII -1915 -O.H.
* ALGOMA STEEL 60LBS SEC 105 IIIIIII  1914 ↑米原方。60lbs ASCE
* 60 ?? ASCE OH BV G BOCHUM. III ???? ??D? IN ??????? 2番線米原方より4本目
* BV&CO LD 19?3 ? ? ?
* CARNEGIE 1896 IIIIIIII HANKAKU かなり多い
* 6015 I S. Co SOUTH VIII 1918 直江津方など
* 6015 I S. Co SOUTH WKS X 189? HANKAKU 直江津方など
* 6015 ILLINOIS STEEL Co 【インターホン】 1897 HANKAKU 直江津方など
* KROLHUTA 1926 M [四角マーク,11月]
* LACKAWANNA 600   8  1913
* OH TENNESSEE 6040-ASCE-12-1923 
* 37.A.(丸Sマーク) 1956  IIIIIIIII OH
* 30.A.(丸Sマーク).1949.IIIIIIIIII. OH
* 【継ぎ目穴】.(丸Sマーク).2605.IIIIIII. OH (30kgレール)
* 30 A (丸Sマーク) ??02 IIII OH
* 30.(丸Sマーク).1939 III OH
* 30 (丸Sマーク) 1935 IIIIIIIIIII OH
* (丸Sマーク) 60 A 1927 IIIIIIII
* (丸Sマーク) 60 A 1919 X 裏面に工マーク
写真:山形?ホーム上屋支柱@富山駅 古レール利用の
富山駅2番のりば
 のホーム上屋

(pref.16) 富山 5, 6番のりば(北陸本線,高山線,富山港線)


 富山駅の 5,6 番のりば(北陸本線下りのホーム)は、2〜4番のりばに比べればやや地味ですが、比較的に種類が豊富です。

刻 印 (読んだまま) 備 考
* BARROW  STEEL  Sec166 1894   I.R.J.
* LA【地面】 【天井】9  1913 当初KAISERと誤読
* KROLHUTA 1927 M ?
* 844 B S CO MARYLAND 192360LBS OH ASCE IGR
* OH TENNESSEE 6040 ASCE 12 1923 "-"不明
* 30 A (丸Sマーク) 2603 IIIII OH
*      【補強板】1939  III  OH
* 30.(丸Sマーク).1938. IIIIIIII OH
* (丸Sマーク)  60   A   1927 IIIIIIIIII
* (丸Sマーク)  60   A   1927 IIIIIIII
* (丸Sマーク)   60   A   1926
* (丸Sマーク)K  60   A    1925
* (丸Sマーク)【穴】60【穴】1915  VII
* (丸Sマーク) NO  60 A   1910  VIII 裏面にマークなし
* (丸Sマーク)  NO 60 A   1908   II 裏面にマークなし

(pref.16) 富山 跨線橋(北陸本線,高山線,富山港線)

 富山駅の跨線橋には、75ポンドレール(37kgレール)を主体として、ホーム上屋とはやや異なる製造元の古レールが見られます。
 この中には、戦後であるにもかかわらず神武皇紀で年代表記された古レール(→ 八幡製鉄の2607年3月製)が見られます。
刻 印 (読んだまま) 備 考
* 【補強板】  T  U S A  1919  III    7540    工 (CARNEGIE ET USA...)
* ASCE OH 7540 ILLINOIS G IIIII  1919 USA 工
* ASCE  OH   7540 ILLINOIS  S  IIII    1919 USA - 工
* 工 OH LACKAWANNA 750 12 1921
* 37  A  (丸Sマーク) 1957  IIIIIIIII OH 1番のりば
* 37  A  (丸Sマーク) 1956  IIIIIIIII OH 1番のりば
* 37  A  (丸Sマーク) 1953  IIII OH 1番のりば
* 37  A  (丸Sマーク) 1952  IIIIIIII OH 1番のりば
* 37  A  (丸Sマーク) 1951  IIII OH 1番のりば
37. (丸Sマーク).2607 III OH. 3番のりば米原方間口
* 37  (丸Sマーク) 26?? IIIIIIIIIII OH. 3番のりば
* 37. (丸Sマーク). 1939 IIIIIIIIII OH. 2番のりば
* 37. (丸Sマーク) 1930. IIIIIIIIII   OH 1番のりば。製造年 間違い ?
* (丸Sマーク)   ??   ?   193?  IIIIIIIII 1番のりば
* (丸Sマーク)   75    A   1927    IIII 5番のりば
写真:駅跨線橋欄干@富山駅
富山駅:3番のりばの米原方。
    古レール利用の跨線橋の「欄干」。
    左側が八幡の1947年製。

(pref.16) 高山本線(富山県内)

 富山県内の高山本線は、JRの会社境界に従い、こちらで扱います。
 この区間では、以下の各駅で駅施設への古レールの利用を確認しています。
猪谷(構内の水路橋),楡原(上屋),笹津(跨線橋と通路),
越中八尾(跨線橋),速星(跨線橋)
 このうち、越中八尾と速星の跨線橋は、鋳鉄製の支柱を用いたタイプでもあります。

(pref.17) 北陸本線(石川県内)

 北陸本線の石川県内区間の駅施設での古レールの有無は、小松〜金沢間で確認しています。確認できたのは加賀笠間(跨線橋)と西金沢駅のみで、加賀笠間は調査ができました。
 加賀笠間は跨線橋に古レールが利用されており、跨線橋下り線側階段の線路側の上部の梁に皇紀2608年10月製のレールが確認できました。その他、CARNEGIE らしきものもありましたが、不明瞭でよく読み取れませんでした。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(K) 工 OH LACK?????? 750 12 1921 かなり不明瞭。
(K) OH TENNESSEE-7540-ASCE-1-1922   工
(K) 37 A (丸Sマーク) 1953  III  OH
(K) 37. (丸Sマーク). 1950. IIIIIIIIIII OH.
(K) 37. (丸Sマーク). 1949. II. OH.
(K) 37 (丸Sマーク) 2608 IIIIIIIIII OH
(K) 【穴】(丸Sマーク) 1932  IIIIIIII  OH 37kgレール
(K) (丸Sマーク)   75   A   1925
(K) (丸Sマーク) NO  75 A    1912    XII 裏面工

【凡例:(K) 加賀笠間】


(pref.18) 敦賀(北陸本線,小浜線)

 敦賀駅の1,2番のりばのホーム上屋では、古典レールが見られます。長浜−敦賀開通時のものでしょうか?。ただし、その米原方のホーム上屋は60ポンドASCEレールが中心でした。
 駅舎および2,3番のりばにも古レールが見られましたが、時間の関係で調査できませんでした。
 北陸本線の福井県内区間では他に新疋田駅の駅舎に古レールが使われているのを確認しています。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(1) BARROW STEEL SEC166 1893 I R J
(1) 【遮蔽】 SHEFFIELD TOUGHENED STEEL 1888 SEC 131 製造年不明瞭
(1) 6009 ILLINOIS STEELCo SOUTH WKS ? 1898. IRJ
(1) 60-A S B S CO STEELTON【不明瞭】
(1) OH TENNESSEE 6040 ASCE 3 1922  工
(1) (丸Sマーク)   60   A   1925
(1) (丸Sマーク)   60   A   1923
(1) (丸Sマーク)  60  A  1917  XI 裏面工
(1) (丸Sマーク) NO 60 A  1913  X 裏面工

【凡例: (1) 1,2番のりば】

写真:笠形ホーム上屋@敦賀駅
敦賀駅:
古レール利用のホーム上屋(1,2番のりば)

(pref.18) 北陸本線(福井県内)

 北陸本線の福井県内区間の古レールは、敦賀駅以外では新疋田駅の駅舎に使われているもの以外は未確認(未調査)です。
 なお、新疋田駅の駅舎は、北陸本線(滋賀県内)の余呉駅と同設計のようです。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(H) BV&COLD 1902 I J R
(H) OH TENNESSEE-6040-ASCE-9-1922   工
(H) 30.A.(丸Sマーク).1948.I IIII OH
(H) 30 (丸Sマーク) 1935  III  OH
(H) (丸Sマーク)   30   A   1930   IIII OHは付いていないようだ

【凡例: (H) 新疋田 】

写真:駅舎@新疋田駅
新疋田駅:古レール利用の駅舎の外観

(pref.18) 小浜線

 小浜線では、敦賀駅以外に、以下の各駅のホーム上屋に古レールが見られます。
青郷,若狭高浜,若狭和田,小浜
 このうち、若狭高浜はホーム上屋のほか跨線橋にも古レールが使われています。若狭和田はホーム上屋に古レール見られましたが、刻印は1本も読めませんでした。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(T) BARROW ?TEEL ??? ?66  1??3  I  R  J
(T) B??RO? STEEL SEC 166  1893 【不明】
(T) BV&C??? 1896 H Y ? "HY?" → "HYT"
(O) CAMBRIA-60LBS-NO5?5-ASCE-191?【遮蔽】 正しくは「No.533」
他例から、1919年7月製か?
(O) CAMMELL SHEFIELD TOUGHEND STEEL 1885  P  IRJ 1883と読めるものもあり
(T)
CA?M?LL ???????D TOU????D STEEL.W.1??? SEC131  I  R  J 1883年製 ?
(T) 6009 ?????OIS SYEEL Co SOU??  ?KS  ??9? 【不明瞭】
(T) GHH 1924
(O) 30.A.(丸Sマーク). 1956.  IIIII   OH
(O) 30 A (丸Sマーク) 1950 IIIIII OH
(O) 30 A (丸Sマーク) 1940 IIIIIIIIIIII OH  
(A) 37 (丸Sマーク) ???? III OH 1932〜1940の特徴
(O) 30.(丸Sマーク).1933  IIIIIIIIIIII  OH
(K) 30 (丸Sマーク) 1933  IIIIIIIII OH
(O) 30 (丸Sマーク) 1933  IIIIIII【遮蔽】
(O) (丸Sマーク)  ??  A  1920  XII 裏面遮蔽
(O) (丸Sマーク) 60   A   1917   XI 裏面工
(K) (丸Sマーク)   60   A   1917   VIII 裏面工
(O),(K) (丸Sマーク) NO 60 A  191   IX 裏面工,エラー刻印
(K) (丸Sマーク) NO 60 A  1916  XII 裏面工確認できず,誤読
(T) (丸Sマーク) NO 60 A  1915  XI 裏面工確認できず
(K) (丸Sマーク) NO 60 A  1915  IX 裏面工
(O) (丸Sマーク) NO 60 A    1908   III 裏面遮蔽

【凡例: (O) 小浜 (T) 若狭高浜ホーム上屋 (K) 若狭高浜跨線橋 (A) 青郷】

写真:Y形ホーム上屋@若狭高浜駅
若狭高浜駅:古レール利用のホーム上屋

(pref.24) 関西本線(三重県内)

 三重県内の関西本線のうち、JR西日本の区間では、拓植以西の以下の各駅で駅施設への古レールの利用を確認しています。
伊賀上野(ホーム上屋+跨線橋),拓植(ホーム上屋+跨線橋)
 このうち、伊賀上野駅の古レールを調査しています。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(U) 6015 I S Co SOUTH ?? 191? 1,2番線
(U) OH LACKAWANNA 600 8 1921 1,2番線近鉄共用部
(U) OH TENNESSEE 6040 ASCE 10 19?2 1,2番線 
(U) OH TENNE?SE? 7??0 ASCE 2 1921   工 跨線橋
(U) H-WENDEL??X-1924-75 LBS-ASCE-TB   工 ← 跨線橋。9月製か10月製
(U) 30  (丸Sマーク)  1933  III  OH 3,4番線 
(U) (丸Sマーク)  37  A  193?  IIIIIIIIII 跨線橋。1930年製か?
(U) (丸Sマーク)   37   A   1928   II 跨線橋
(U) (丸Sマーク)   37   A   1927   IIII 跨線橋
(U) (丸Sマーク)   75   A   1926 跨線橋
(U) (丸Sマーク)   75   A   1613   XI 跨線橋。裏面確認不可 

【凡例:(U) 伊賀上野】

写真:Y形ホーム上屋と跨線橋@伊賀上野駅
伊賀上野駅:
古レール利用のホーム上屋と跨線橋

(pref.25) 北陸本線(滋賀県内)

 北陸本線の滋賀県内区間の古レールは、米原駅以外で、
田村,長浜,虎姫(跨線橋),高月(跨線橋),木ノ本,余呉(駅舎)
の各駅のホーム上屋や跨線橋の古レールが調査済みです。このうち、田村長浜木ノ本は、古レールの組み合せが似ている部分もありますが、固有に認められるメーカーも少なくないことから、別項立で整理しました。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(T) CARNEGIE   E   T   U S A   1919   III      7540   工
(T) OH TENNESSEE-7540 ASCE 12 1921   工
(T) UNION 07.工. 断面は60A。敷設レール
(R) 37.(丸Sマーク) 2605   IIII   OH
(T) 37 (丸Sマーク) 2603  IIIII  OH
(T) 37 (丸Sマーク) 1940  II OH
(T) 37 (丸Sマーク) 1939  IIIIIIIII OH見当らず
(R) 37 (丸Sマーク) 1938  IIIIIIIIIII    OH 1939年製かもしれない
(T) 37 (丸Sマーク) 1938  III  OH 6月製もあり
(T) 37 (丸Sマーク) 1935   IIIIIIIII   OH
(T) 37 (丸Sマーク) 1932  IIIIIIIIII  OH
(R) 37 (丸Sマーク) 1932  IIIII  OH
(T) (丸Sマーク)   37   A   1930   IIIIIIII 11月製もあり
(T) (丸Sマーク)   37   A   1926   IIIIIIIIIIII 37 ではなく 75 では ?
(Y) (丸Sマーク)  60  A   1920  XI 裏面工確認できず
(T) (丸Sマーク) NO 60 A  1907 IX 裏面工。敷設レール

【凡例: (R) 虎姫 (T) 高月 (Y) 余呉】


(pref.25) 田村(北陸本線)

 かつては直流電化と交流電化の境界に位置し、機関車の付替えで賑わった田村駅ですが、現在は田圃の中(ただし大学や長浜ドームなどができた)の寒駅といった感があります。その割には、多数の古レール造りの建造物が残っており、かつての賑わいを今に伝えているようです。
 駅舎〜跨線橋上り線側入り口付近の上屋には、60ポンド第2種レールが多数使われており、保存状態も良好です。しかしながら、上り線ホーム(片持ち),下り線ホーム(山形上屋)の上屋部分では、刻印の保存状態が悪く、判読できたものは少なくなっています。
 ふつうは刻印の薄さ(浅さ)から難読なことの多い CAMBRIA のレールを、田村駅では多数見ることができます。跨線橋上り線側の階段下部や内部斜梁のほか、上りホーム上屋梁でも見ることができました。この中には、比較的美品と言えるレールもありました。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(1),(k) CAMBRIA- 60 LBS -NO 533  A.S.C.E.- 1919   VII   OH
文字列間に工マーク
"No533" or "No633"
(e) CARNEGIE 1900 ET IIIII  工
(e) CARNEGIE.1900.E.T.III  工
(e) 6009 ILLINOIS STEELCo SOUTH WKS XII 1900  IRJ
(1) ←[ ? I G R M △ PR?VI????? 7???? ???? ?? XII ?92? 1924年製?。
上り線ホームの待合室下部支柱にもあり
(1),(k) 75-A B.S.CO 工 STEELTON IIIII 1919  OH  75LBS A S C E
(2) OH TENNESSEE 7540 ASCE 10-1922   工
(k) OH TENNESSEE-6040-ASCE-3-1922   工 跨線橋上り線側
(2),(k) OH TENNESSEE-7540-ASCE-1-1922   工 跨線橋は上り線側
(k) 37 (丸Sマーク) 1938   II   OH 跨線橋上り線側
(2) (丸Sマーク)   75   A   1923 下りホーム上屋梁
(1),(k) (丸Sマーク)   75   A   1922 跨線橋は上り線側
(k) (丸Sマーク)   75   A   1921 跨線橋上り線側
(k) (丸Sマーク)  75  A   1919  XII 跨線橋上り線側。裏面工なし。1919(or 2 or 7)と1920の重ね打ち ?
(e) (丸Sマーク) No60B. 1903 裏面工
(e) (丸Sマーク) No60B. 1902 裏面工

【凡例: (e) 駅舎 (1) 上りのりばホーム上屋 (2) 下りのりばホーム上屋 (k) 跨線橋】

写真:跨線橋など@田村駅
田村駅:古レール利用の跨線橋など

(pref.25) 長浜(北陸本線)

 2,3番線のホーム上屋と跨線橋に古レールが使用されています。駅本屋と接する1番線にも過去は古レールが使われていたと思われますが、駅舎の改築時(私の幼少期に改築された記憶がある)に併せて更新されてしまったと推測します。
刻 印(2) (読んだまま) 備 考
(2) CAMBRIA  60 LBS  NO 533  A.S.C.E.  1919   VII   OH
文字列間に「工」マーク
"No533" or "No633"
(k) CARNEGIE    1911    E T    IIIIIIIIIII      60  A    I  R  J 跨線橋1番のりば側
(2) CARNEGIE  1900  ET  I    工
(2) CARNEGIE 96 IIII S  T  K
(k) 244 MARYLAND  IIIIIII  07 工 跨線橋3番のりば側
(k) UNION 07.工. 跨線橋3番のりば側
(2) 30 (丸Sマーク) 1939   IIIIII   OH
(2) 30 (丸Sマーク) 1933   IIIIII   OH
(k) (丸Sマーク)   30   A   1930   IIIIIIIIIII 跨線橋1番のりば側。
10月製もあり
(2) (丸Sマーク)   60   A   1928    III
(2) (丸Sマーク)  60  A  1927   IIIII
(k) (丸Sマーク)  60  A  1924 跨線橋1番線
(2) (丸Sマーク)  60  A  1923
(2) (丸Sマーク)  60  A  1920  XI 裏面マーク確認できず
(k) (丸Sマーク)  60  A  1916  XII 裏面マーク確認できず
跨線橋1番線
(2) (丸Sマーク)  NO60B    1907    IX 裏面工
(2) (丸Sマーク)     NO60B   1907   VII 裏面工
(2) (丸Sマーク) NO60B   1906   III 裏面工
(2) (丸Sマーク) NO60B.   1903 裏面工
(2) (丸Sマーク) NO60B    1902 裏面工

【凡例: (1) 1番のりばホーム上屋 (2) 2,3番のりばホーム上屋 (k) 跨線橋】

写真:笠形ホーム上屋@長浜駅
長浜駅:古レール利用のホーム上屋

(pref.25) 木ノ本(北陸本線)

 木ノ本駅を含む区間は、日本の鉄道草創期(1882年)の開業ですが、その時のレールと思われる、CAMMELL STEEL の1880年製レールが木ノ本駅で多数(1番線米原方のホーム上屋支柱のほとんど。 1番線直江津方、2,3番線のホーム上屋梁)確認できました。これは、旧長浜駅に保存されている「旧長浜駅第29号分岐器ポイント部」(鉄道記念物 第17号)のレールと同銘です。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(2) BARROW STEEL. SEC166  1893 I  R  J
(1) BARROW STEEL 2MO 1888 166 I R J
(?) BV&CO LD ??95.I.J.R
(2) CAMBRIA 60 LBS  NO 633  ASCE   【以下不明瞭】
(2) CAMMELLS  STE?? ? ????  N T K  SEC131 2番のりば
(1) 【不明瞭】HEFFIELD TOUGHENED STEEL ? 1888 ??? SEC131
(1) CAMMELL SHEFFIELD TOUGHENED STEEL 1887  P  ???
(1) CAMMELL SHEFFIELD TOUGHENED STEEL 1885  P  IRJ
(1),(2) CAMMELL ???????LD TOUGHENED  STEEL  C  1880  SEC 131  I R J
(k) CARNEGIE   E   T   U S A   1919   III      7540   工 木ノ本は1番のりば@跨線橋,2番のりば@跨線橋
(k) CARNEGIE    1912    ET    II      60  A    I  R  J 1番のりば@跨線橋
(1) CARNEGIE    1911    ET    IIIIIIIIIII     60 A  I  R  J
(1) COLORADO  SEC  /?3   X   1917  OH 製造月不明瞭。
(k)
ASCE  OH  7540 ILL【不明瞭】1919 USA-工 かなり不明瞭。無理矢理判読
跨線橋
(k)
75AS BSCO MARYLAND OH IIIIIIIIIII 1923 75ASCE  IJR "IJR" -?-> "IGR"
2,3番線@跨線橋
(1),(2) 244 MARYLAND  IIIIIII  07 工 1番のりば,2番のりば
(k) ← 工-IGR M △ PR?VI??N?? A???? 7【遮蔽】
(k) OH TENNESSEE-7540 ASCE 12 1921   工 不明瞭。
(k) 37 (丸Sマーク).2607  IIIIIIII  OH
(1) (丸Sマーク)   30   A   1930   IIIIIIIII
(2) (丸Sマーク)   30   A   1930   IIIIIIII 2番のりば
(k) (丸Sマーク)   75  A   1925
(?) (丸Sマーク)  60  A   1920  XI 裏面工確認できず
(k) (丸Sマーク) NO 60 A  1911  VIII 裏面工。跨線橋支柱
(?) (丸Sマーク) NO 60 A    1907 XII 裏面工

【凡例:(1) 1番のりばホーム上屋  (2) 2,3番のりばホーム上屋  (k) 跨線橋  (?) 記録忘】

写真:山形ホーム上屋@木ノ本駅
木ノ本駅:
古レール利用のホーム上屋(1番のりば)

(pref.25) 草津線

 草津線では以下の各駅で、駅舎兼ホーム上屋や待合室に古レールが見られます。
 草津線は関西鉄道ゆかりの路線ですが、駅に限って言えば関西鉄道関連のレールは確認できませんでした。
草津,石部,甲南,寺庄,拓植
刻 印 (読んだまま) 備 考
(I) CARNEGIE 1900 ET  IIIII  工 駅舎の支柱
(T) OH TENNESSEE 6040 【遮蔽】E 2 1922   工 駅舎の梁
(I) 30 A (丸Sマーク) 2606 IIIIIIII  O H 駅舎の支柱
(I) 30 A (丸Sマーク) 2602 IIIIIIIIIII O H 製造月不明瞭。梁
(I) 30  (丸Sマーク)  1934  IIIIIIII OH 駅舎の支柱
(K) 【切断】1926 待合室の梁

【凡例:(I) 石部 (K) 甲南 (T) 寺庄】

写真:上屋と本屋@石部駅
石部駅:古レール利用のホーム上屋兼駅本屋

(pref.26) 舞鶴線

 舞鶴線は、線区の大半が北近畿タンゴ鉄道に譲渡されたため、JRに線籍が残っているのは、綾部〜東舞鶴間の26km程度、中間駅4駅だけになってしまいました。
 古レールが確認できたのも、淵垣駅の待合室の柱のみでした。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(F) (丸Sマーク) ?? ?? A  19?8  【遮蔽】 待合室の支柱、裏面不明

【凡例:(F) 淵垣】

写真:待合室@淵垣駅
淵垣駅:古レール利用の待合室

(pref.26) 福知山(山陰本線,福知山線)

 福知山は高架化工事が進んでいましたので、これらの古レールが見られるのも先は長くなさそうです。
 解説と繋がる1番線のりばと2,3番線のりば,これらと4,5番線のりばを繋ぐ跨線橋に古レールが見られます。さすが地元だけあって、阪鶴鉄道(HANKAKU)発注のレールも見られましたが、1社だけでした。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(2) CARNEGIE    1908  E T  I  【横向きI】 K T K 後半部不明瞭。2番のりば ?
(1) CARNEGIE 1897  E T   IIII 2月製もあり 1番のりば中ほどと幡生方はこればかり。
(2) 6015 ILLINOIS STEELCo SOUTH WKS  X  1897  HANKAKU  2番のりばに多数
(4) 60-A.S.B S CO STEELTON  IIIIIII  1922  OH   工-CONSTECO-MADE IN USA
跨線橋
(2) OH TENNESSEE-6040-ASCE-10-1922  工
(1) 37  A  (丸Sマーク)  1952   IIIIIIIIII 跨線橋
(2) 37 (丸Sマーク) 2607  IIIIIIIII  OH 跨線橋
(2) 37 (丸Sマーク) 1935  IIIIIIII  OH 跨線橋
(2) (丸Sマーク)   60   A   1928   IIIIIIIIII 跨線橋
(1) (丸Sマーク)   75   A   1928  II 製造年不明瞭。跨線橋
(2) (丸Sマーク)   75   A   1927  IIIIIIIIIIII
(1) (丸Sマーク)   60   A   1924 製造年不明瞭。京都方
(2) (丸Sマーク) NO 60 A  1910 III 2月製もあり。裏面工
(2) (丸Sマーク) NO 60 A  1909 I 裏面工
(2) (丸Sマーク) NO 60 A  1908 III いずれも裏面工
(1) (丸Sマーク) NO 60 B  1905  III 裏面工。京都方
(1) (丸Sマーク) NO 60 B  ???? 裏面工不明。1903 ?。京都方

【凡例: (1) 1番のりば (2) 2,3番のりば (4) 4,5番のりば(跨線橋のみ)】

写真:山形ホーム上屋@福知山駅
福知山駅:
古レール利用のホーム上屋(2,3番のりば)

(pref.26) 山陰本線(京都府内)

 山陰本線の京都府内区間(京都−福知山)では、福知山駅京都駅以外に、
山家駅,日吉駅,八木駅
に古レール利用のホーム上屋等が見られることを確認しています。なお舞鶴線では、淵垣駅の待合室に古レールを確認しています。
 さらに余談ですが、山陰本線石原駅では古レールを利用した建造物は確認していませんが、鋳鉄製の支柱を使用した跨線橋が健在です。
 別項で紹介した福知山駅と京都駅以外は実調査は行っていないに等しいですが、山家駅で列車の交換待ちの間に1本だけ古レールが見れました。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(Y) ? I G ? ? △ ???????NCE 60LBS A S C E T-B II 1925 ?

【凡例:(Y) 山家】

写真:鋳鉄製支柱の跨線橋@石原駅
石原駅:鋳鉄製支柱の跨線橋
(古レール利用ではないが、記録として記す)

(pref.26) 関西本線(京都府内)

 京都府内の関西本線では、以下の各駅で駅施設への古レールの利用を確認しています。
木津,笠置(調査不能な跨線橋+駅舎),大河原
 このうち、大河原駅では、駅舎とそのホーム側のひさし部分に古レールが利用されています。
刻 印 (読んだまま) 備 考
(O) OH TENNESSEE 6040 ASCE 2 1923

【凡例:(O) 大河原】


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