6.3  古レールの刻印を解読する(日本製)

6.3.1  古レールの刻印を解読する(官営八幡製鉄所製)

1st wrote in 1999.10.09 / last update at 2006.09.13

 古レールのメーカーごとの解説です。ここでは日本製のうち、現在の福岡県北九州市の八幡製鉄所が官営で運営されていた時代(1901年〜1934年2月)のレールを扱います(その後の日本製鉄・八幡製鉄などの新しい年代の日本製は次項)。この時代は、海外からの輸入レールと競い合っていた(1927年頃まで)時期iに当たります。
 官営八幡製鉄所は、その後、日本製鉄八幡製鉄新日本製鐵と社名を変遷していますが、所属の八幡製鉄所で、ずっとレールの製造が続けられています。
 その間、社名や事業主体の変更や刻印の表記の変更などがありました。その変遷については、あとの「古レールの刻印の研究」に「刻印の変遷 八幡製鉄所」として、検討も行っています。以下では、その変遷の整理結果を参考に社名と製造年毎に分類して解説します。
 
| 官営八幡製鉄所 ( 1934〜1932 , 1932〜1929 , 1929〜1926 , 1926〜1922
 

官営八幡製鉄所(1934〜1932)

刻 印 の 例 同形月違い
(板橋) 37 (丸Sマーク) 1933 IIIIIIIIIIII OH (久保田),(由比),(長野),(土浦),
(十文字)
(拝島),(蘇我) 37 (丸Sマーク)  1932  IIII  OH (久保田),(草津),(虎姫),(高月), と↓
  (加賀笠間),(石和温泉),(登戸),(拝島),(小出),[旧長浜駅舎]
(飛騨古川), と↓ 30 (丸Sマーク) 1934  I  OH  
(乙川),(安城),(盛岡),(北上)  
(三河内), と↓ 30.(丸Sマーク) 1933  IIIIIIIIIII OH (うきは),(日田),(下関), と↓
(日田),(小倉),(宇部) (小浜),(若狭高浜),(長浜),(伊賀上野),(蘇原),(熱田),(盛岡),(上尾)
(金光)
30 (丸Sマーク) 1933.   IIIIIII   O.H. (小出)
(小倉),(北上),
(上尾)
30  (丸Sマーク)  1932  IIIIII  OH (大垣),(飛騨古川),(亀崎)
(京都) (丸Sマーク)  30  A  1932  IIIIIIII ←読み間違い ?
会社名: 官営八幡製鉄所 (YAWATA Steel Works)
所在国: 日本
所在地: 八幡市(現北九州市)
略沿革:
  • 1934年2月に官営八幡製鉄所などを母体に日本製鉄が発足。
  • 1932年 (2月?) より、断面形状(単位重量)は、(丸Sマーク) の後方ではなく、先頭に刻印されるようになる。
  •  刻印の標記は、先頭に重さ(kg),断面形状(ASCEの略など)、続いて (丸Sマーク) があり、製造年,縦線の本数で示した製造月,製造法の別(OHなど)が入る日本製鉄流のスタイルとなります(50kgレールは当初からこの標記です)。
     また、この時期の八幡製鉄所の刻印は浮き出しが弱いことや、製造月の縦棒のピッチが狭いことから、製造年や製造月の読み取りに難儀するのも特徴となっています。

    30  (丸Sマーク). 1933. IIIIIII.    O.H.
    山陽本線金光駅(90度回転)

    官営八幡製鉄所(1932〜1929)

    刻 印 の 例 同形月違い
    (松本) 50  PS  (丸Sマーク)  1931  II   O.H.  
    (松本) 50  PS  (丸Sマーク)  1930  IIIII   OH (米原)
    (米原) 50 PS (丸Sマーク) 1929 IIIIIIIIII OH (米原)
    (南浦和) 50  PS  (丸Sマーク)  1???   II  OH  
    (富山K) 37. (丸Sマーク). 1930 IIIIIIIIII OH. ←製造年読み間違い?
    (大垣) 30 (丸Sマーク) 1930  I ←↓製造年読み間違い?
    (大垣) 30 (丸Sマーク) 1929  IIIIIII (大垣)
    (東毛呂) (丸Sマーク)  37  A  1932   II  
    (佐野@東武),(館林) (丸Sマーク)  37  A  1931  IIIIIIII (沼津),(御茶ノ水),(小出)
    (西川口) (丸Sマーク)   37  A  193?  IIIIIIIIII (富山K)
    (伊賀上野), と↓ (丸Sマーク)  37  A  1930  IIIIIIIIII (久保田),(新山口),(高月), と↓
    (大垣),(岩井) (長野),(山梨市),(大原),(十条),(伊勢崎@東武),(館林),(北池袋)
    (西小坂井),(沼津),
    (新河岸)
    (丸Sマーク)   37   A   1929  III (草津),(中川辺),(十条),
    (川崎大師),(館林),(西新井)
    (小倉),(熱田),
    (安城)
    (丸Sマーク)  30  A  1931  IIIIIIIIII (小倉),(西大路),(膳所),(熱田),
    (安城),(足利),(佐野)
    (三河内), と↓ (丸Sマーク)   30   A   1930   I (下関),(宇部),(金光), と↓
    (小倉),
    (長沼),(古庄)
    (岸辺),(西大路),(近江八幡),(長浜),(木ノ本),
    (新疋田),(富山1),(飛騨古川),(下呂),(原),(石和温泉),
    (足利),(佐野),(明覚),(土浦),(新大久保),(南稚内),(武佐)
    (金光),(米原), と↓ (丸Sマーク)  30  A  1929  IIIIIIIIII (大町),(小倉),(宇部), と↓
    (日進),(金町@京成),(多賀大社前),(古庄) (嘉川),(熱田),(福原),(南稚内),(天竜二俣)
    (七里),(江古田) (丸Sマーク).  30   A   1929.  II (野州)
    (大和田) (丸Sマーク)  75  A  1929  IIIIIIIIIII (大和田) ←製造月刻印ミス?
    (曳舟) (丸Sマーク)   75   A   1929  III ←断面単位読み間違い?
    会社名: 官営八幡製鉄所 (YAWATA Steel Works)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1932年 (2月?) までは、断面形状は (丸Sマーク) の後方(のちは断面形状は先頭に表示)。
  • 1929年 (2月?) より、単位重量表示が LbS/yd 表示 から kg/m となる。
  •  30kg および 37kg レールの刻印の内容・順序は、1920〜1929年2月頃のものとほぼ同一ですが、重さの表示がポンド(LbS)から kg となるのが特徴です。一方、50kg PS レールの刻印は、1931年以降のものと同じ内容・順序となっています。このことから、この時期は刻印の移行期にあたっていると考えられます。
     また、この時期の八幡製鉄所の刻印は浮き出しが弱いことや、製造月の縦棒のピッチが狭いことから、製造年や製造月の読み取りに難儀するのも特徴となっています。

    (丸Sマーク) 37 A 1929 III
    東武東上線新河岸駅(90度回転)


    官営八幡製鉄所(1929〜1926)

    刻 印 の 例 同形月違い
    (松本) 50  P.S.  (丸Sマーク)  1928  IIIIIII   O.H. (松本)
    (直江津) (丸Sマーク)  75  A  1929  II (大和田),(西新井)
    (追原),(浦賀), と↓ (丸Sマーク)   75   A   1928  IIIIIIIIIII (福知山), と↓
    (太田),(館林),
    (新河岸),(曳舟),
    (北池袋)
    (西小坂井),(沼津),(四谷),(御茶ノ水),(直江津),(大原),
    (登戸@小田急),(梅ヶ丘),(代々木八幡),(白楽),(大井町),(川崎大師),
    (伊勢崎@東武),(館林),(鷲宮),(久喜),(上福岡),(新河岸),(七里),
    (大和田),(西新井),(曳舟),(亀戸天神),(東武練馬),(江古田)
    (富山K),(能登川), と↓ (丸Sマーク)   75   A   1927    IIII (福知山),(飯田), と↓
    (長野),(武蔵小金井),
    (館林),(七里),(大和田)
    (長野),(下館),(日暮里),(南古谷),(登戸@小田急),(梅ヶ丘),
    (下北沢@小田急),(太田),(館林),(鷲宮),(上福岡),(西新井),
    (曳舟),(業平橋),(東武練馬),(江古田)
    (伊賀上野) (丸Sマーク)   37   A   1928   II ←+
    (伊賀上野) (丸Sマーク)   37   A   1927   IIII ←+重量読み間違い?
    (高月) (丸Sマーク)   37   A   1926   IIIIIIIIIIII ←+
    (上福岡) (丸Sマーク)   75   A   1926   IIIIII (長野),(下館),(十条)
    (野州) (丸Sマーク)   60  A  1929   III (肥前山口),(椎名町),
    (盛岡)
    (天竜二俣) (丸Sマーク)   30   A   1928   IIIIIIIIII ←重量読み間違い?
    (ひばりヶ丘) (丸Sマーク)   60   A   1928   IIIIIII  
    (小倉),(福知山), と↓ (丸Sマーク)   60   A   1928   IIIIIIIIII (三河内), と↓
    (飯田),
    (伊那上郷)
    (肥前山口),(日田),(小倉),(嘉川),(守山),(彦根),(長浜),(近江長岡),(熱田),(安城),
    (高尾),(武蔵小金井),(大久保),(蓮田),(上野),(田町),(佐原),(影森),(江古田)
    (京都) (丸Sマーク)   60   A   1928   2  
    (厚狭),(嘉川), と↓ (丸Sマーク)   60   A   1927  IIIIIIIIII (笠岡),(金光), と↓
    (吹田),(米原),(富山2),
    (富山5),(大垣),(影森)
    (長浜),(富山5),(近江長岡),(関ヶ原),(大垣),(熱田),(乙川),
    (安城),(袋井),(伊那北),(清水),(塩山),(王子),(十条),(南千住),
    (五日町),(羽間),(江吉良),(影森),(熊谷@秩鉄),(北大宮)
    (調布) (丸Sマーク)   60   A   1926  IIIIIIIIII (武蔵小金井),(調布)
    (小倉) (丸Sマーク)  ?0  A  192   III ←エラー刻印
    会社名: 官営八幡製鉄所 (YAWATA Steel Works)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1929年 (2月?) までは単位重量は LbS/yd 表示(のちは単位重量は kg/m 表示)。
  • 1926年 (6月?) より、表示が省略されていた製造月が縦棒の羅列で表示される。
  •  この時代は、国内利用のレールが国産品で占有できるようになった時期のものです。
     刻印には、先頭に (丸Sマーク) があり、続いて、重さ(ポンド)、断面形状(ASCEの略など)、製造年、縦線の本数で示した製造月が入ります。
     この時期の八幡製鉄所の刻印は、引き続き、浮き出しが弱いことや製造月の縦棒のピッチが狭いことから、製造年や製造月の読み取りに難儀するのも特徴となっています。

    (丸Sマーク) 60 A 1928 IIIIIII
    西武池袋線ひばりヶ駅(90度回転)

    官営八幡製鉄所(1926〜1922)

    刻 印 の 例
    (笠岡),(能登川),(伊賀上野),(中川辺),(大垣), と↓ (丸Sマーク)   75   A   1926
    (西小坂井),(興津),(沼津),(長野),(塩山),(登戸),(拝島),(上尾),(土浦),
    (向ヶ丘遊園),(登戸@小田急),(太田),(久喜),(上福岡),(七里),(所沢),(西新井),(業平橋)
    (世田谷代田),(東北沢) (丸Sマーク) 75 A 1925  IIIII
    (木ノ本),(加賀笠間),(富山1),(大垣),(十文字),(登戸),
    (西新井),(東武練馬)
    (丸Sマーク)   75   A   1925
    (盛岡),(北上),(金町@京成) (丸Sマーク)   75   A   1924
    (蘇我) (丸Sマーク)   75   A   1923   IIIII
    (新山口),(宇部新川),(田村),(西川口),(中延),
    (東あずま)
    (丸Sマーク)   75   A   1923
    (田村),(飯田),(興津),(北上),(白楽) (丸Sマーク)   75   A   1922
    (京成中山) (丸Sマーク)   A   75   1922
    (田村) (丸Sマーク)   75   A   1921
    (金光),(下狛),(富山5),(甲南),(膳所),(安土), と↓  (丸Sマーク)   60   A   1926
    (近江長岡),(関ヶ原),(熱田),(鷲津),(山梨市),(武蔵小金井),(調布)
    (小倉),(富山5),(敦賀),(鷲津),(掛川),(由比), と↓  (丸Sマーク)   60   A   1925
    (明覚),(上総一宮),(指扇),(武蔵白石),(南稚内),(平田),(近鉄富田),(大泉学園),(石神井公園)
    (米原) (丸Sマーク) 60 A 1925 III
    (小倉),(下関),(岸辺),(福知山),(長浜),(大垣),(熱田),
    (半田),(国立),(稚内),(幌延),(近鉄富田)
    (丸Sマーク)   60   A   1924
    (東長崎) (丸Sマーク)  60  A  1923  IIIIIIIIIIII
    (ひばりヶ丘) (丸Sマーク) 60 A 1923 IIIIIII
    (大垣) (丸Sマーク)   60  A   1923  III
    (北本),(桶川),(上尾) (丸Sマーク)   60   A   1923   I
    (小倉),(下関),(長浜),(敦賀),
    (中川辺),(国立),(足利),(影森)
    (丸Sマーク)   60   A   1923
    (小倉),(金光),(西大路),(京都),(中川辺),(熱田) (丸Sマーク)   60   A   1922
    製造年不明→ (上野)  
    (粟津) (丸Sマーク)   60   A  1921
    (日田) (丸Sマーク)  ??  A  1922
      ↑底面幅75mm程度
    会社名: 官営八幡製鉄所 (YAWATA Steel Works)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1926年 (6月?) までは、製造月の表示が省略される(のちは縦棒の羅列)。
  • (1921年 ? 10月 ?) より、ローマ数字表示であった製造月表示が省略される。
  •  刻印には、先頭に (丸Sマーク) があり、続いて、重さ(ポンド)、断面形状(ASCEの略など)、製造年が入ります。製造月の表示は無いようです。いくつか、製造月を示す縦棒の並びが認められるものもありますが、これは読み間違いの可能性が高いかと思っています(例えば1928を1923と読み誤ったなど)。
     この時期の八幡製鉄所の刻印は浮き出しが弱いことから、読み取りに難儀するのも特徴です。

    (丸Sマーク) 75 A 1926
    東武東上線上福岡駅(90度回転)

    官営八幡製鉄所(1921〜1916)

    刻 印 の 例 裏 面 同形月違い
    (用宗) (丸Sマーク)  75  ?   1918  IX  
    (西小坂井) (丸Sマーク)   75   A   1616   IX  
    (用宗) (丸Sマーク) 75 A   1915  VIII  
      ↑ 製造年読み間違い    
    (長野) (丸Sマーク)  75  A  1920  V (なし)  
    (倉敷) (丸Sマーク)  75  A  1918  IX  (未確認) (笠岡),(長野)
    (摂津富田) (丸Sマーク)   75   A    1916  IX (確認不能)  
    (用宗) (丸Sマーク) 75 A   1915  XII (なし) ←+
    (伊賀上野) (丸Sマーク)   75   A   1613   XI (確認不能) ←+製造年読み間違い?
         
    (武蔵小金井) (丸Sマーク) 60 A  1921  VII  
    (熱田) (丸Sマーク)   60   A   1920   IV  
    (富山2), と↓ (丸Sマーク)  60 A   1919   X (嘉川),(中川辺), と↓
    (石和温泉),(田町) (熱田),(乙川),(鷲津),(北上),(篠ノ井)
    (関ヶ原) (丸Sマーク)  60   A  1918  IX  
    (小浜),(敦賀) (丸Sマーク)  60  A  1917  XI (若狭高浜),(篠ノ井)
    (草薙) (丸Sマーク)   60   A   1916   IX  
    (下館) (丸Sマーク) 60 A  191?  VIII  
    製造年月不明 → 
    (亀崎)  
    (松本) (丸Sマーク)  60  A  1921   X (なし) etc. (久保田),(近江長岡),
    (松本),(北上)
    (春日町),(古庄),
    (桜橋)
    (丸Sマーク)   60   A   1920   II (なし) etc. (小倉),(京都), と↓
    (長浜),(木ノ本),(余呉),(小浜),(蘇原),(松本),(彦根口),(長沼),(影森)
    (武蔵境), と↓ (丸Sマーク)  60  A  1919  XI (なし) etc. (居能),(西大路), と↓
    (桜橋),(入江岡) (田村),(直江津),(下呂),(熱田),(北上),(蓮田),(朝日大野)
    (金光) (丸Sマーク)   60   A   1918   XII (なし) etc. (淵垣),(沼津),(北上),
    (土浦)
    (近江八幡),
    (武蔵小金井)
    (丸マーク)  60   A   1917   VIII (なし) etc. (米原),(上尾),(彦根口)
    (関ヶ原) (丸Sマーク)   60   A    1916  X (なし) etc. (長浜),(足利)
    会社名: 官営八幡製鉄所 (YAWATA Steel Works)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1921年 (10月?) までは、製造月がローマ数字表示(のちは製造月表示が省略)。
  • 1916年 (? 7〜9月) より、断面形状表示の NO の文字が省略される。
  •  刻印には、先頭に (丸Sマーク) があり、続いて、重さ(ポンド)、製造年、ローマ数字で示した製造月が入るのが特徴です。また、裏面には発注者のマークが入ることがあるようです。

    (丸Sマーク) 60 A 1919 X
    東海道本線(京浜東北線)田町駅(20度回転)

    官営八幡製鉄所(1916〜1904)

    刻 印 の 例 同形月違い
    (狭山ヶ丘) (丸Sマーク) NO 80 A 1914 IX 鉄道聨隊mark
    (本揖斐) (丸Sマーク)   NO 45 A   1907  X    
    (興津) (丸Sマーク) NO  75 A   1918   XI ←年読み間違い ?
    (長野) (丸Sマーク)  NO  75  A  1916  VII  
    (石和温泉) (丸Sマーク) NO  75 A   1915  II (十文字)
    (近江長岡) (丸Sマーク) NO  75 A   1914   X  
    (三河三谷) (丸Sマーク) NO  75 A   1913   IV (能登川),(上尾),
    (南古谷),(西川口)
    (新山口),(加賀笠間) (丸Sマーク) NO  75 A    1912    XII (石和温泉),
    (御茶ノ水)
    (石和温泉),(西川口),
    (新宿)
    (丸Sマーク) NO. 75 A  1911 IX (新宿)
    (南古谷) (丸Sマーク) NO 75 A      1908 VIII (石和温泉)
    (新山口),(石和温泉),
    (南古谷),(御茶ノ水)
    (丸Sマーク)   NO 75 A    1907   XII (西川口)
    (草津),(三河三谷) (丸Sマーク) NO 75 A                1907    V        KFR
    (山梨市),(登戸),
    (十条)
    (丸Sマーク)  NO  75 A   1915   II (確認不可) (西小坂井)
    (登戸) (丸Sマーク) NO  75  A  1914   X (なし) etc. (興津)
    (摂津富田) (丸Sマーク) NO 75 A   1913   IX (確認不可)  
    (三河三谷) (丸Sマーク) NO  75A  1912  XII (確認不可) (十条),(御茶ノ水)
    (南古谷),(日暮里) (丸Sマーク) NO 75 A  1911  V (なし) etc. (三河三谷)
    (十条) (丸Sマーク)  NO  75 A   191?   II (なし)  
    (三河三谷) (丸Sマーク) NO 75A   1908   XII (確認不可)  
    製造年不明 →  (高塚)
    刻 印 の 例 同形月違い
    (蓮田) (丸Sマーク) NO 60 A  1915  V (膳所),(若狭高浜),
    (近江長岡),(白岡)
    (大町) (丸Sマーク)  NO 60 A    1914   VIII (近江長岡),(菊川),
    (業平橋)
    (敦賀) (丸Sマーク) NO 60 A  1913  X (本山),(袋井),(足利)
    (嘉川), と↓ (丸Sマーク) NO 60 A   1912   V  (宇部新川),(富山1),と↓
    (熱田),(盛岡) (菊川),(盛岡),(石山寺),(錦),(三井寺)
    (武蔵小金井) (丸Sマーク) NO 60 A   1911  XII (嘉川),(木ノ本),
    (高尾),(国立)
    (近江長岡),(大垣) (丸Sマーク) NO 60 A   1910   VI (福知山),(近江長岡),
    (熱田)
    (福知山) (丸Sマーク) NO 60 A  1909 I (熱田)
    (宇部),(近江八幡), (丸Sマーク) NO 60 A    1908     II (観音寺),(金光), と↓
    ↑と (富山1),(近江長岡),(鷲津),(菊川),
    (草薙),(由比),(佐野@東武)
    (福知山),(野州),(大垣),(枇わ島),(熱田),
    (由比),(篠ノ井),(下館),(十条),(寄居@秩鉄)
    (高月) (丸Sマーク) NO 60 A  1907 IX (大町),(富山1),
    (木ノ本),(鷲津)
    (武州原谷) (丸Sマーク) NO 60A  1906  III  
    (小浜),(若狭高浜),
    (米原)
    (丸Sマーク) NO 60 A 191  IX (膳所),(白岡)
      エラー刻印↑    
    (若狭高浜) (丸Sマーク) NO 60 A  1916  XII (なし)  ←年読み間違い ?
    (鴻巣) (丸Sマーク) NO 60 A  1916  VI (確認不可) (小倉),(京都),(野州),
    (大垣)
    (肥前山口),
    (富山5),(酒折)
    (丸Sマーク) NO 60 A  1915  VII (なし) etc. (若狭高浜),(山梨市),
    (足利),(岩瀬),(江古田)
    (富山1) (丸Sマーク)  NO  60  A   1914    IX (下関),(米原)
    (肥前山口), と↓ (丸Sマーク)  NO 60 A 1913  X (なし) etc. (大町),(新山口), と↓
    (熱田),(池袋) (西大路),(米原),(三河三谷),(松本),(酒折),(足利),(辻堂),(上野)
    (大宮工場) (丸Sマーク) NO 60 A  1912  IX (なし) etc. (金光),(大垣), と↓
      (下呂),(熱田),(酒折),(下館),(田端),(稚内),(粟津),(近江神宮前)
    (下関) (丸Sマーク) NO 60 A   1911   IX (なし) etc. (日田),(本山), と↓
    (富山5) (丸Sマーク) NO 60 A  1910 VIII  (なし) etc. (久保田),(小倉),(熱田)
    1910年代不明瞭→ (比地大),(小見川) (なし) etc.  
    (富山5) (丸Sマーク)  NO 60 A   1908   II (なし) etc. (肥前山口), と↓
    (下関),(厚狭),(淵垣),(小浜),(下呂),(枇わ島),(飯田),(清水)
    (武蔵境) (丸Sマーク) NO 60 A    1905  XI (確認不可)  
    1900年代不明瞭→ (塩山) (なし) etc.  
    刻 印 の 例 同形月違い
    (両国) (丸Sマーク) NO 60 B 1908 (なし?)  
    (能登川) (丸Sマーク)  NO60B   1907    VIII (笠岡),(長浜),(熱田),
    (小淵沢)
    (西泉) (丸Sマーク) NO 60 B  1907 II (確認不可)  
    (鶯谷),(武蔵境) (丸Sマーク) NO 60 B 1906 VII NTK  
    (武蔵小金井) (丸Sマーク) NO60B   1906【遮蔽】 (確認不可)  
    (浦和) (丸Sマーク) ?O ?0B   19?6    VI (なし) or NTK
    (菊川) (丸Sマーク) NO 60 B   1906   VI (長浜),(蘇原),(熱田),
    (大磯),(小淵沢),(桜橋)
    (鶯谷) (丸Sマーク) NO 60 B 1905 VII (福知山),(小淵沢)
    (足利) (丸Sマーク) NO 60 B  1904  XII 工 ?  
    (半田) (丸Sマーク) NO 60 B   1904     I  
    会社名: 官営八幡製鉄所 (the Steel Works of Japan)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1916年 (7〜 ?9月) までは、断面形状表示の前に"NO"の文字が入る(のちは"NO"の文字は省略)。
  • 1904年より、"NO"の"O"が大文字 + ".."なしとなり、製造月がローマ数字で表示される(以前は、"NO"の"O"は上付き文字 + ".."付き,製造月は省略)。
  •  刻印には、先頭に (丸Sマーク) があり、続いて、規格名(NO + 重さ(ポンド))、製造年、ローマ数字で示した製造月が入ります。裏面に発注者を示す工マーク等が入るのが特徴です。八幡の中では、この時代のものが刻印がはっきりしているようで、経年の割には読みやすいものが多い様に思います。 
     初期に見られる「60 B」というのは、60ポンド第2種に分類されるもので、Bは2種という意味のようです。
     狭山ヶ丘のものは、裏面に鉄道聨隊マークが入るもので、同駅のホーム上屋の古レールは、すべてこれが使われているようです。

    (丸Sマーク) NO 60 A 1914 IX
    北陸本線富山駅(90度回転)

    官営八幡製鉄所(1904〜1901)

    刻 印 の 例
    (田村),(長浜),(登戸),(新岐阜) (丸Sマーク) NO 60B.  1903
    (福知山),(幌延),(湯沢),(足利) (丸Sマーク) NO 60 B   1903 (確認不可)
    (金光),(田村),(長浜),(熱田),(松本),
    (高尾),(鶯谷)
    (丸Sマーク) NO60B    1902
    (塩山),(三河内) (丸Sマーク) NO60B   1902 (確認不可) etc.
    不完全(1901ではない) →  (蘇原)  
    会社名: 官営八幡製鉄所 (the Steel Works of Japan)
    所在国: 日本
    所在地: 八幡村 → 八幡市(現北九州市)
    略沿革:
  • 1904年 (12月?) までは、"NO"の"O"は上付き文字 + 下に".."付き,製造月は省略(のちは"NO"の"O"が大文字 + ".."なしとなり、製造月がローマ数字表示)。
  • 八幡製鉄所の作業開始式は1901年11月18日に行なわれている。下記のレール製造開始日との食い違いは確認の必要がある。
  • 1901年11月16日から、ドイツの GuteHoffnungsHutte(グーテ=ホッフヌングス=ヒュッテ)社設計の圧延機によりレール製造が開始される。
  • 1901年に2月5日に東田第一高炉に火入れ。
  •  刻印には、先頭に (丸Sマーク) があり、続いて、断面規格名(NO + 重さ(ポンド))、製造年が入ります。規格名の"NO"の"O"の文字については、上付きのやや小さい字体で、文字の下にドイツ語のウムラウト(ウムラウトは文字の上に入ります)の様な ".." があります(リストでは下線で表現)。断面規格は60ポンド第2種に分類される「60B」と標記されるものだけのようです。製造月は表示されていません。裏面に発注者を示す工マーク等が入ります。

     官営八幡製鉄所(=日本の近代製鉄)によるレールの生産は、『鉄道史見てある記』によれば、1901年11月16日より開始されているそうですが、この1901年製は、東海道本線保土ヶ谷駅でそれらしきものが1本見られていた(現在は撤去,『鉄道趣味の拡がり (VIII)』より)以外には、確かなものは未発見のようです。

    (丸Sマーク)  NO60 B 1902
    東北本線鶯谷駅

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