レールの断面形状、規格、寸法
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ここでは、「JIS E 1101:2001,普通レール及び分岐器類用特殊レール」で定められている普通レールの断面形状(過去に廃止された断面形状規格も合せて解説)を、より詳しく見てみたいと思います。
解説の右側の図は、クリックで大きくして見ることができます。 | 60kgレール | 各種50kgレール | 40kgN & 37kgレール | 30kgレール | 諸元表 | 見分け方 | |
各レールの規格・寸法・諸元表レールの大きさについては、1m当たりの重さで??kgレールなどと呼んでいるのですが、厳密には同じ50kgレールでも、どう見ても断面積の違うレールの規格があったりと、微妙に数字の違いがあるようです。そこで、これらの比較も含めて、レールの諸元を表に整理してみました。
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各種レールの見分け方これらのレールを見分けるには、レール同士を繋いでいる「継ぎ目板」の形状をチェックすることにより可能です(マンガンクロッシングには、ずばり書いてあるが...)。 ASCE 系列のレールは、レールの継ぎ目がズレるを防止を目的に犬釘を打つための切れ込みが付いているのが特徴です。このうち、30kgレールはレールを止めるボルト(4つ)が同方向から、37kgレールはボルト(数はやはり4つ)を交互の向きに止めているのが区別の要点になります。
これらは、いずれも標準タイプについてです。例外も多いようなので、見分けの際に気を付けて下さい。 |
60kgレールの継ぎ目板の例 | 50kgNレールの継ぎ目板の例 |
50kgレールの継ぎ目板の例 | 40kgNレールの継ぎ目板の例 |
37kgレールの継ぎ目板の例 | 30kgレールの継ぎ目板の例 |
写真 各種レールの継ぎ目板(撮影向きはいずれも線路の内側から) | |
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