1st wrote in 2001.07.21 / last update at 2002.03.01 |
日本鋳造踏切りは、鶴見線大川支線(武蔵白石−大川)にあるワイヤー上下式の踏切りです。ワイヤーを上下させるための支柱に古レールが利用されています。
この踏切りと、その古レールについては、『クモハ12とオーストラリア製レール』にも紹介されています。 (取材:2001.06.23)
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全景です。左側が大川駅,右側が武蔵白石駅になります。
最近、めっきり数が少なくなったワイヤー上下式の踏切りです。ワイヤーを上下させるための支柱に古レールが利用されています(→ 鶴見線で見たの古レールの刻印)。 |
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基礎部分です。
柱として立っているのは、1本のレールですが、基礎部分は2本のレールをボルト締めしたものとなっています。 |
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下から見上げると、踏切りのワイヤーを上下させるための支柱とそのメンテナンスに使われると思われる梯子が見えます。
支柱は、古レールを利用しており、踏切りのワイヤーを上下させるための滑車が見えます。滑車は、別のワイヤーで上から吊られた格好となっており、その巻き上げ・巻き戻しにより上下するようです。 |
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滑車部分の拡大です。
支柱として使われているレールは、頭部の磨耗が進んでいます。列車本数が比較的少ない路線ですが、何10年も上下を繰り返してきた結果なのでしょう。 |
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この踏切りに利用されているオーストラリア(AIS社とBHP社)製レール。 |
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