TVサイズは１コーラス目を使用。
実はこの歌、仕事屋最終回の半兵衛のことを歌っています。奉行所から手配書が回った半兵衛は、お春を残してひとり江戸を去ります。
「夢に命を賭けながら」の夢は、仕事屋として行った殺しのことで、「さすらいの唄」は、ラストシーンで口ずさむ『南部牛追い唄』のことになります。
この歌で圧巻なのは、サビが「あなたが恋しい」４連発だということ。
もしも好きな人とカラオケに行くことがあったら、その人の名前を「あなた」に当てはめて歌ってみてはいかがでしょうか？
ちなみに、2005年９月18日にカラオケに行ったら、ジョイサウンドにラインナップされていました。もちろん歌ってきましたよ。男５人の大合唱でしたが。

『さすらいの唄』が仕事屋最終回の半兵衛の歌なら、この歌は仕事屋最終回のお春の歌です。
自分の元を去った半兵衛を想うお春の気持ちが歌詞にちりばめられています。
また歌詞の中で「夢に大事な命を賭けている」「故郷の唄」「さすらう人」とあるのは、それぞれ仕事屋稼業・南部牛追い唄・半兵衛のことを指しています。同じ言葉を二曲でリンクさせている特殊なケースです。