TVサイズは１コーラス目を使用。
　王道どおり主人公は「彼氏と離ればなれの女性」です。
　雲が彼に見えるというシチュエーションは、一昔前のラブコメのようで、当時10歳の女の子がこの歌を歌うのも納得できます。
　なおこの歌は、スペシャル「仕事人vsオール江戸警察」にも使用されています。

　機(はた)を紡ぐ音をキーワードに、１コーラス目は子供が母を思い出し、２コーラス目は母が子供を気にかけるという内容になっている歌です。
　本編での使用は無かったのですが、1985年版新仕置人BGM集にニューレコーディングバージョンが収録されたり、この歌のメロディを用いたBGMが多数作られたりしたこともあり、このページに掲載することにしました。

　この歌の主人公は、優柔不断で周囲に流されやすい男性です。
　そのくせ愛の言葉を伝えてほしいと言うんだから、自分のことを何様だと思っているのでしょうか。という文句はこの際抜きにして…。
　この優柔不断さが火野正平の女性を引き付ける魅力、または「母性本能くすぐり魔法」なのでしょう。うらやましいですね、まったく。
　第17話「代役無用」と第30話「夢想無用」に挿入歌として使用され、第17話ではゲストキャラクター友吉役の桜木健一とのデュエットバージョンとなっています。
　第40話「愛情無用」では正八自らが歌う劇中歌にもなっています。

　『想い出は風の中』での「伝えておくれ愛の言葉」に続いて、この歌でも「届けてほしいこの想い」と愛情表明を他人任せにしてしまいます。
　しかしこの歌が「想い出は風の中」と違うのは、最後に主人公が彼女の元へ向かう行動を起こすところです。やはり男はこうでなくちゃ！
　第40話「愛情無用」に挿入歌として使用されました。