必殺仕置人各話紹介
■更新事項(2007.01.14) ページ作成。
豆の流通が滞り、江戸の庶民が豆腐や味噌の価格急騰に泣かされていた頃のこと。
雑穀問屋の元締5人衆が相次いで死んでいった。
和泉屋の自殺に始まり、松前屋、近江屋、越後屋が口に花札をくわえた他殺体で発見された。
主水は近江屋の死体に付着した髪の毛に着目。鉄は、それを若い女の髪だと推理した。

主水は、与力高坂多聞から、元締衆唯一の生き残りである山城屋の護衛を命ぜられた。
主水の誘いで山城屋警備に就いた鉄は、近江屋殺しの野次馬の中にいた女おしんを見つけ、誘い誘われ合い寄るうちに、おしんと一夜を共にする。
鉄は、おしんの頭を撫でて確信する。この髪は、主水が見つけたあの髪と同じであり、彼女が元締連続殺人の犯人に違いない、と。

山城屋が周囲の反対を押し切って、八王子へ大豆の青田買いに旅立った。その旅に主水も同行する。
"弘法霊泉湯之元"の看板を掲げた宿(あ、仕掛人第2話と同じ!)に逗留する山城屋に、おしんが接近する。
しかし、おしんの仲間要助が、山城屋の用心棒佐々木に殺害され、おしんも山城屋の暗殺に失敗してしまう。
おしんを奉行所に連行すると言う主水に対し、山城屋はおしんの体を佐々木たちに与えてから奉行所へ突き出すと宣言。
おしんは佐々木ら用心棒たちに性的暴行を加えられる。主水は何の手出しも出来ず、おしんの悲鳴を背中で聞くしか出来なかった。

江戸へ戻ったおしんに磔の刑が言い渡された。
主水は、おしんに会い、彼女が和泉屋の娘であることを知らされる。
おしんは、豆の買い占めを目論む山城屋たち4人に反対したために自殺に追い込まれた和泉屋の復讐のために、松前屋と近江屋を殺害していたのだ。
山城屋を生かしたまま死んでいくことを悔やむおしんは、主水に恨みを晴らしてほしいと頼む。
仕置人は、拉致した山城屋に越後屋殺しを自白させた上で、公衆にその罪を暴露する作戦を決行。
その結果、山城屋は捕らえられ、おしんと同じように磔の刑に処された。

【おきんの一言】
「松に坊主に雨、桜。いずれも消えたその中で、ひと際光る桐いち枚。これで桐が出たんなら、もう勝ちや。おい山城屋、今夜は桐が消える番。お前さん、死ぬ番だぜ。あばよ!」

【次回予告】
主水「お前ぇたちはな、何の罪科の無え女たちを、手前ぇらの慰み物にしやがった。そのために首をくくった女もある。身を持ち崩した女は二人や三人じゃねえ。その訴えを聞いてやる奉行所の役人がグルになってちゃ、一体ぇこの恨み、誰が晴らしてやるんだよ!おう、奉行所はな、北町と南町だけじゃねえぞ。ここに地獄の奉行所がある!」 次週、必殺仕置人に是非御期待下さい。
【キャスト】
念仏の鉄/山崎努 棺桶の錠/沖雅也 鉄砲玉のおきん/野川由美子 中村りつ/白木万理 おしん/原良子 山城屋/松下達夫 おひろめの半次/津坂匡章 佐々木/宮口二朗 田口/生井健夫 高坂多聞/唐沢民賢 近江屋/入江慎也 河津/出水憲司 要助/北原将光 親爺/日高久 宮崎/滝譲二 七兵衛/暁新太郎 芸者/松本荷葉 浪人/丸尾好広 中村せん/菅井きん 中村主水/藤田まこと

本放送日:73.04.28  脚本:國弘威雄貞永方久  監督:貞永方久 

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