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第20話 邪恋大迷惑
雪降る寒い夜。平内は、按摩をしてもらおうと盲目のおさよを雇った。晩飯のおかずに用意したうなぎの処理に苦戦する平内を尻目に、おさよは平然とウナギに針を打ち込んだ。 平内はその腕前にただ唖然とするばかり。 後日、一匹狼の助け人龍が、江戸で仕事をするため清兵衛宅へ筋を通しにやってきた。 留守の清兵衛に代わって文十郎と平内が龍に応対するが、イヤな感じを残して別れることに。 気が晴れない文十郎と平内の前に、何者から逃げようとするおさよと娘のおみつの姿が。 二人は親子をボディーガードを買って出、ひとまず親子を中山家で匿う。 おさよ親子を追っているのは、音羽の萬蔵という元岡っ引き。 萬蔵は同心磯矢新七・十手持ち白金の勘吉と手を組んで、島帰りの前科者を強請っては金を搾り取ったり女房の体を奪ったりしていた。 5年前、前科者仙八と所帯を持ったおさよも、この一味に目を付けられいた。 特に萬蔵はおさよが大層お気に入りで、どうしてもおさよを手に入れたいと執拗に迫っていた。 結果、仙八を島流しにされた。 それから5年後、身を潜めていたおさよだったが、遂に萬蔵に居場所を突き止められてしまう。 おさよを付け狙い中山家を見張る萬蔵に、文十郎は堂々と宣戦布告。 その後も文十郎と平内は、おさよを捕らえに現われた磯矢と勘吉をも追い払った。 奉行所を敵に回してしまった文十郎と平内の前に、今度は龍が現われた。 龍は、磯矢と勘吉殺しを請け負っており、文十郎と平内からも頼み料をせしめようとする。 そんな会話の最中に、おさよが中山家を飛び出した。 おさよは萬蔵の家に乗り込み、自慢の針の腕前で萬蔵を殺害しようとするが、逆襲にあい萬蔵に絞殺されてしまう。 文十郎と平内、そして龍が、磯矢・萬蔵・勘吉殺しに乗り出す。
【龍の一言】
「金出せ。助け人が助け人を助ける。お前さんたちの面は割れちまってるんだからな」 【次回予告】 男の上手い口車。乗った女の地獄道。どうか娘の…いや、矢崎雄之助に苦しめられた人たちの恨みを晴らして欲しい。あふれる涙は女の恨み。母と子供の叫び声。次週、助け人走るに御期待下さい。 【キャスト】 中山文十郎/田村高廣 辻平内/中谷一郎 中山しの/佐野厚子 為吉/住吉正博 龍/宮内洋 磯矢新七/今井健二 仙八/中吉卓郎 おみつ/鎌田知佐 白金の勘吉/北野拓也 老主人/乃木年雄 おさよ/吉田日出子 音羽の萬蔵/伊藤雄之助 | |||||
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