必殺仕業人各話紹介
■更新事項(2004.10.20) ページ作成。
雪降る夜、主水は、赤井剣之介・お歌夫婦と出会った。
剣之介は、見事な太刀裁きで竹光とはいえ、一時的に主水を追い詰める。

その頃、主水は奥州五万石沼木藩の奥方お未央の方殺しを請け負っていた。
しかし現在の仲間は、殺し要員のやいとや又右衛門と密偵の捨三の二名のみ。
強大な敵を前に戦力不足を感じた主水は、剣之介をスカウトしようと動き出す。

お未央の方は、気に入らない女中を何人も殺したり、織物職人源兵ヱの打ち掛けを独占するためにその右腕を切断させたりと、数え切れぬ悪行を重ねていた。

剣之介の正体は、元沼木藩士真野森之助。お歌の為に人を斬り脱藩、信州諏訪で市松と知り合い、主水を頼って江戸へ行けと言われたらしい。しかもお未央の方とは許嫁だった。
そんなことから、剣之介はお未央の方殺しを引き受けることが出来なかった。

しかし事態は一変。お歌が沼木藩屋敷にさらわれてしまう。
お未央の方が森之助との仲を引き裂いたお歌を始末し、森之助をその手に取り戻そうと企んだのだ。
元許嫁の暴挙に、遂に剣之介は殺しの決意を固める。

【剣之介の一言】
「あの…金貸せ!」
【捨三の一言】
「まったくなあ。これが一年前ぇなら、印玄もいた市松もいた。殺ると決まりゃ相手構わず乗っ込んで、ブスッ!とやったもんだ。それが今じゃどうですかい。あの銀流しのやいとや一人が相棒ってんじゃ、はっ、こっちまで気が滅入ってくるよ!」
【又右衛門の一言】
「このやいとや又右衛門、女ひとりコマすのに三日かかりましたよ。三日!」
【主水の一言】
「やいとや、俺だってお前ぇなんか端から信じちゃいねえや。お前ェだけじゃねえぞ。あの捨三もあのノッポも、俺はだあれも信じちゃいねえ。俺たちゃ、お前ぇ、人様の命頂戴して金稼いでる悪党だ。だから仲間が欲しいんじゃねえか。地獄の道連れがよ。その道連れを裏切ってみろ、地獄へも行けやしねえぞ」

【やいとやの占い】
天保拾戌申歳御暦を読むやいとや。
「一様来福の喜びを得られる吉祥運有り。花も見ない間に散った過去を悔やまず。満を持した矢を放つは今。が、盛運時に賭博心を起こすは奈落へ落ちる。女性の縁は色難ありて苦労すること有り。再婚は可なり」
今回の仕置の相手、女性なんですけど…

【次回予告】
愛、そして別れ。人は涙尽き、言葉さえ忘れる。ならばこの思い、朱に染まるほど噛みしめて、さらに愛おしめ、心のまま。次週、必殺仕業人、御期待下さい。
【キャスト】
赤井剣之介/中村敦夫 やいとや又右衛門/大出俊 お歌/中尾ミエ 捨三/渡辺篤史 島忠助/美川陽一郎 おりん/木内みどり 老女松乃/絵沢萠子 出戻り銀次(EDでは出戻り銀次郎と表記)/鶴田忍 小沢勘兵衛/天野新士 伝蔵/汐路章 久助/下元年世 井口/玉生司朗 源兵ヱ/寺下貞信 平左右ヱ門/市川男女之助 おしげ/佐名手ひさ子 参兵ヱ/北見唯一 源/石原須磨男 見物の客/赤井圭昌、亀井賢二、吉村俊助 腰元/大重絹子 お未央の方/安田道代 せん/菅井きん りつ/白木万理 中村主水/藤田まこと

本放送日:76.01.16  脚本:安倍徹郎  監督:工藤栄一 

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