必殺仕業人各話紹介
■更新事項(2005.06.20) ページ作成。
第17話 あんたこの掠奪をどう思う
定火消し龍神組は、旗本乾敏元の後ろ楯をいいことに、やりたい放題を繰り返していた。
ところてんをぶちまけてしまったお歌が因縁をつけられたり、元締おふみに灸を据えさせるためにやいとやが無理矢理かっさらわれたり、仕業人たちも龍神組にひどい目に遭う。

ある日、龍神組の二代目巳之吉は、花火職人仙吉の恋人おきよを野外レイプした。
おきよの父親松造は、中村家の離れを建築した棟梁として主水とは顔見知りの関係で、その縁を頼りに主水に事件の解決を依頼する。
主水は定町廻り時代の知人である同心安田にこの一件を委託したが、事件はすぐさま捜査打ち切りになってしまう。
おふみの陳情を受けた乾が奉行所に圧力をかけたためだった。

同じ頃おふみは、松造の元を訪ね息子の非道を詫びるとともに、おきよを巳之吉の嫁に迎えることで責任を取りたいと申し出ていた。
旗本お抱えである龍神組の妻という身分が娘に…松造はその話を承諾してしまう。松造は、おきよと仙吉が恋仲であることを知らなかった。

これによっておきよと夫婦同前の間柄になった巳之吉は、強引且つ合法的に再びおきよを犯す。
おきよは悲観して自殺、そして龍神組に殴り込んだ仙吉も乾にたたっ斬られてしまう。

松造は、龍神組親子が仕組んだ婦女暴行事件もみ消しの悪行にようやく気付き、再び主水の前で龍神組への怒りをあらわにする。
そんな松造に主水がしてやれるのは、彼から五両を受け取り巳之吉・おふみ・乾を仕置きすることだけ。

【やいとやの一言】
「鍼ですがね、こいつをやると美しくなりますよ…これ以上シワは増えませんよ」

【やいとやの占い】
やいとや、レッツイメージング。
"清らかなせせらぎが見える。その岸辺の草花のあいだを、真っ白いネコが蝶を追って戯れている。結局ネコは、流れにはまって溺れ死んだ"
「縁起でもない!」とりあえず部屋に塩をまいて、イメージングアゲイン。
"今度は何も見えんぞ。見えんということは、無。無は我。我は復讐するものなり"
「これだ!」復讐者さん、白足袋から黒足袋に履き替える。

【次回予告】
底知れぬ酷さ、人の心。ために明け暮れては傷つく。ならば何も信じまい、流れ行くのみ。残る命、せめてあの人のために。次週、必殺仕業人、御期待下さい。
【キャスト】
赤井剣之介/中村敦夫 やいとや又右衛門/大出俊 お歌/中尾ミエ 捨三/渡辺篤史 出戻り銀次/鶴田忍 千勢/岸じゅんこ 巳之吉/佐々木剛 仙太/石田信之 乾敏元/深江章喜 おふみ/荒木雅子 おきよ/志摩みずえ 松造/柳川清 安田/柳原久仁夫 小頭/島田雄史 ガエン/芦田鉄雄、黛康太郎、河野実、渡辺憲吾 よ組の頭/堀北幸夫 町人/松尾勝人、森下鉄朗、横堀秀勝 妾/岡田恵子 せん/菅井きん りつ/白木万理 中村主水/藤田まこと

本放送日:76.05.07  脚本:横光 晃  監督:松野宏軌 

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