必殺仕事人各話紹介
■更新事項(2007.10.06) 次回予告を追加。
第28話 尼寺に鬼女は棲むのか?
小間物屋一文字屋万造は、同業者越中屋佐吉から大奥御用達の座を奪い取ろうと企む。
それに手を貸すのは、万造の娘で大奥中臈の雅と彼女の手下佐母次・才蔵たち。

万造は雅を大奥に上げるため、御家人舟木小文吾に雅を養女にしてもらったことから、その恩をいいことに舟木から再三金子をせびられていた。
左門は、居酒屋で知り合った舟木に万造からもらった金でおごってもらう。
しかしそんな舟木の処世術に、左門は武士として生きるっちゅうことに疑問を抱かずにはいられなかった。
その後、舟木は佐母次・才蔵に殺される。万造・雅親娘にとって邪魔者には死あるのみ。

仮病を使い大奥から尼寺に宿下がりした雅は越中屋壊滅計画を始動、越中屋に出入りする飾り職人車坂の利助と越中屋大番頭富松に色仕掛けで迫る。
その上で、利助に越中屋からの仕事をすべて断り一文字屋にかんざしを卸せと言い、富松にニセの裏帳簿を佐吉の部屋に密かに置いてこいと命じた。
利助は素直に応じ一文字屋に出入りするようになるが、雅に二股かけられていると知り逆上したために、雅に葬られてしまう。
利助の死体を始末する佐母次・才蔵を富松が目撃、富松は恐怖に怯えつつ雅の指示に従うことにした。

雅は利助の代役として、越中屋出入りの飾り職人である秀に目をつけた。
だが秀は雅の色仕掛けに惑わされることなく、雅の誘いをきっぱり断った。

富松は裏帳簿を置こうとしたところを佐吉に見つかり、一文字屋に利用されていることを告白するが、伊沢様をはじめとする奉行所の家宅捜索で裏帳簿を取り上げられ、佐吉をも捕らえられてしまう。
富松は秀に一文字屋の悪事を記した書状を託した後、佐吉に詫びるべく川に身を投げた。
後日、佐吉は無実の罪を着せられたまま刑場で首をはねられる。

秀は一文字屋殺しを持ち込むが、左門に反対される。
左門は舟木を殺す佐母次・才蔵の手際を見て、二人が公儀御庭番であると見抜いていたのだ。
それを聞いて主水も尻込みする。

その後左門は、雅の付き女中梅津が佐母次・才蔵に殺されるのに遭遇。
雅の事を知り過ぎた梅津を抹殺せよとの雅からの命令だった。
これ以上一文字屋一味を生かしておけば、この先何人犠牲になるか計り知れない。
そう判断した仕事人はアジトから出陣する。

主水が万造を、左門が佐母次と才蔵を、秀が雅を仕置きした。

今回の事件で武家社会に嫌気が差した左門は、侍を捨てるかどうかの選択を悩みはじめる。
その結果は次回のお楽しみ。

【主水の一言】
「実はお前ぇにちょいと頼みたいことがあってな。地獄へ行ったら閻魔にな、中村主水が宜しく言ってたと伝えてくれ」

【次回予告】
中村主水の裏稼業を知っている謎の男。闇の奥で仕事人と謎の男の熾烈な戦いが始まる。新レギュラーを加え、装いも新たに送る『必殺仕事人』御期待下さい。
【キャスト】
中村主水/藤田まこと 畷左門/伊吹吾郎 秀/三田村邦彦 涼/小林かおり 美鈴/水本恵子 与力伊沢/唐沢民賢 一文字屋万造/外山高士 雅/森愛 越中屋佐吉/西山嘉孝 富松/剣持伴紀 佐母次/木村元 才蔵/大下哲矢 利助/下元年世 舟木小文吾/鈴木金哉 梅津/島村晶子 小女/岩崎美也子 番頭/伊波一夫 娘/沢芝藍子 せん/菅井きん りつ/白木万理

本放送日:79.11.30  脚本:和久田正明  監督:田中徳三 

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