■小野篁に会いたい2
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千本ゑんま堂(引接寺)

千本ゑんま堂

 千本ゑんま堂は、小野篁を開基としています。あの世とこの世を行き来する篁が、閻魔大王から「お精霊迎え」の法を授かり、船岡山の麓に堂を建て自ら閻魔大王の像を刻んで安置したのがはじまりです。
 本堂には鎌倉時代作の閻魔法王が中央に、右脇に司録尊、左脇に司命尊が安置されています。壁面の板絵は、狩野元信の筆による地獄図が描かれています。
観音堂には六道珍皇寺の像よりはちょっと小ぶりの小野篁像が安置されています。
 また境内には「紫式部供養塔」という十重の石塔があります。南北朝時代(1386年)の重厚な塔で、重要文化財に指定されています。
堀川北大路の「伝・小野篁墓」のそばにも「伝・紫式部墓」が並んでいます。小野篁と紫式部、奇妙な取り合わせですが、2人には何か縁があるのでしょうか?
アクセス:市バス千本鞍馬口下車すぐ
【アクセス】市バス太子道下車 東南へ徒歩5分

六地蔵(伏見地蔵・大善寺)

伏見地蔵 

 大善寺は六地蔵の名前で知られています。毎年8月22・23日の六地蔵めぐりでは、多くの参拝客でにぎわいます。
 寺伝によれば、平安時代の初め、小野篁が他界し冥途に赴いた際、生身の地蔵菩薩に逢い、その教えにしたがって蘇生した後に、1木から刻んだ6体の地蔵菩薩のひとつだとしています。
 ちょっと写真が不鮮明でわかりにくいですが、地蔵堂のお地蔵さまの横に、篁像がまつられています。

【アクセス】JR奈良線・京阪六地蔵駅

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