■平安宮跡めぐり5〜弘徽殿跡・綾綺殿跡・一本御書所跡
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2006年、気がつけば上京区に平安宮の石碑が3本も建立されていました。

平安宮内裏弘徽殿跡

平安宮内裏弘徽殿跡

 弘徽殿(こきでん)とは、平安宮内裏内の後宮七殿舎(承香殿・常寧殿・貞観殿・麗景殿・宣耀殿・弘徽殿・登華殿)のひとつです。清涼殿の北、麗景殿と相対し、皇后、中宮、女御などの居所として使われました。母屋は中央を馬道(めどう)で南北2つに分け、東は渡廊により常寧殿へ、北は切馬道によって登華殿に通じており、西庇は南北に細長く通じているので細殿ともいわれてました。
 場所は、京都市上京区下立売通浄福寺上ル西入ル北側

平安宮内裏綾綺殿跡

平安宮内裏綾綺殿跡 年中行事絵巻の内宴 

 綾綺殿(りょうきでん)とは、平安宮内裏内の殿舎のひとつです。舞や内宴が行われていました。
良く知られているのは、年中行事絵巻の内宴の舞姫が踊る場面。画面左が綾綺殿です。
  綾綺殿跡には、ショップ&カフェ「綾綺殿」がオープンしています。お米屋さんとして使われていた町家を改修して使われています。各種の文化講座も開かれており、上京の文化発信基地となっていくのではないでしょうか。
 場所は、京都市上京区浄福寺通下立売上ル。

平安宮一本御書所跡

平安宮一本御書所跡

 一本御書所(いっぽんごしょどころ)とは、世に流布している書籍を、別に一本書写したものを管理保管した役所です。 平治の乱(1159)において藤原信頼が後白河上皇を押し込めたのが、この一本御書所です。
 この石碑は、下立売通に面した山中油店さんの店先に建てられています。山中油店さんの通りをはさんで迎えには、上京歴史探訪館があります。

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