■打ち割られた石仏
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竹林公園石仏
竹林公園

京都文化博物館石仏
京都文化博物館

うち割られた石仏

 京都市内の地下鉄工事のための発掘調査で、不思議な石仏が発見されました。発掘調査されたのは、織田信長が足利義昭のために建てた古二条城(今の二条城よりかなり東、二条新第といいます)の跡です。信長は古二条城の石垣に多くの石仏を使い、都の人々に恐れられたと伝えられていますが、事実、発掘されたその石垣にも多くの石仏が使われていたのです。石仏の他にも、五輪塔や板碑など約250個もの石造物か出土しました。
 地下鉄工事の調査後も、京都府警察本部から掘状遺構に投げ込まれていたうち割られた石仏が出土しています。
 現在、地下鉄工事の事前調査で出土した石造物は西京区洛西ニュータウンの竹林公園に、京都府警察本部の発掘調査で出土した石造物は京都文化博物館に、それぞれ移築保存され安住の地を得ました。

【アクセス】
竹林公園 市バス
京都文化博物館 地下鉄東西線御池駅下車すぐ

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