■御土居を歩こう

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御土居

天下を統一した豊臣秀吉は、京都の大改造を行いました。
「御土居(おどい)」とは、秀吉の都市改造の一環として京都の周りに築かれた城塞のことです。
 東は鴨川、西は紙屋川に接し、北は鷹峯、南は九条まで、総延長23キロメートルにおよぶ高さ2〜4メートルの土累がめぐっていました。
 現存するのは11ヶ所。うち9ヶ所が国の史跡されています。昭和30年ごろまでは、北西方面のかなりの範囲が残っていたそうです。しかしその後の開発によってしだいに失われていきました。上の写真は北区平野神社の東側に残る御土居です。

 かつてニフティの京都フォーラムでは、御土居の専門家・中村武生さんの案内で、その痕跡を歩いて回るというオフが開催されていました。
 史跡として指定されている所は、土累の高まりで判断はつきますが、土累がすでに失われている所を想像しながら歩くのは、専門家の中村氏の解説があればこそ実現できたことです。
 中村氏は「御土居掘研究会」を主催され、一般市民に向けた「御土居掘を考える講座」として講演と見学会を開催し、御土居に関する知識の普及と御土居の保存を訴えています。機会があればいかがですか?

詳しくは、中村武生氏のサイトへ
京都の歴史と文化財保護問題のホームページ



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