思いつくままに書いてみました。
ロッド | ●定期的にロッドグリップ(コルク部)を洗いましょう。 ペースト状のフロータントやラインドレッシングを使うと、手に残ったそれらによりグリップが汚れます。 スポンジに石鹸をつけて、ゴシゴシ洗うと、手垢(てあか)と一緒にきれいに落ちます。 |
リール | ●リールのドラグはゆるめすぎない。できればドラグダイアルにマークをしておく。 ラインを出す時の、バックラッシュを防ぐためです。キャストしている時、足もとのラインを踏んでしまうと、 急激にラインが引っぱり出されてバックラッシュをおこすので注意しましょう。 なお、キャスティング練習では、ラインの飛行を見ずに、足もとのラインを処理しながらキャストする練習もしましょう。 |
フライライン | ●ラインドレッシングしておく。(これは常識) |
●釣り終わる時、ラインの水や汚れをタオル等で拭き取りながら、リールに収納する。 この作業を忘れた時は、帰宅してから必ずメンテナンスしておきましょう。 |
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リーダー・ティペット | ●インジケーターにフロータント処理しておく。発泡スチロール式はグリス状のものを現場で、 ヤーン(ムートン)式はフロータント(速乾タイプ)を。 |
●ルースニングは釣行前夜にリーダー・ティペット・(インジケータ止めゴム)をセットしておきましょう。 | |
●リーダーリンク手前端部(フライライン側)は、ゼリー状瞬間接着剤またはアクリルラッカーを塗り、 ラインとリンクの段差をうめる。 ティペットのからみやラインの折れを防ぐため。 なお、この処理は、シューティングヘッドとランニングラインの段差の緩和にも有効。 |
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●シンキングラインにリーダーリンクを使用する場合は、リーダーリンクを目立たない色にする。 黒のマジックを塗ってしまってもよい。クリアのリンクはキズがつくと白くなってしまうので長持ちしません。 |
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フライ | ●釣行前に、フライのアイの通りを確認しておく。(タイイング完成時が簡単) バーブレスの処理もタイイング時に。 |
●ニンフ・ストリーマーは、交換時、フライの気泡をとるために、数回水面に落としてから使用します。 また、気泡をとったら、目の前の水面で、必ず沈下速度を確認しましょう。 プレゼンテーション後のカウントダウンはこの速度をイメージして行います。 |
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アクセサリー | ●必須のツール(ラインカッター等)は予備を用意しておくと困りません。 |
●フライのプロポーション(形)がくずれた時や修正したくなった時のために、現場で加工するための、 小さなハサミ等を用意するとよいでしょう。 |
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●濡れてしまったヤーン式インジケーターを乾燥させるために、フライパッチに相当するインジケーター用のクリップを 用意するとよいでしょう。 |
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●ベストの大きなポケットにいろいろなものを収納する場合、ポケットの仕切りを厚紙等で作り、収納すると使い易くなります。 | |
●夏場のルースニングでは、ロッドハンドから水面までの空中にあるラインは乾いているため、急激なあわせを行うと、 ラインをかけているロッドハンドの指に摩擦熱がおき、やけどをします。 やけど防止用として指にテープをまくのもよいですが、これはというテープがない場合は、軍手の指を1本分切ったもの、 裁縫用の指貫などを使うとよい。 |
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テクニックその他 | ●水深の測りかた ・ロッドを垂直に水中に突き立て、ロッドガイドの位置で。 ・重いフライとインジケーターの間隔を調整して、インジケーターの沈む位置を確認。 ・小さなルアーと、一定間隔(50cm程)で目印糸をつけたルアーラインを用意し、フライロッドのトップガイドのみに通し、 ルアーを沈めて、沈んだ目印糸の数で。 など |
●シンキングラインを使用する時、キャスト後のラインの沈下を早めるために、ロッドを水中に入れ、ラインを押し込む。 ただし、ロッドのつなぎ部までは入れないこと。 フライは一般にウェイテッドなので、ラインよりも先に沈みます。したがって、キャスト後フライの沈下を待って、 強く短くリトリーブし、中間のラインの表面張力をとり、ラインが水面から消えてからカウントダウンを始めます。 |