【説明】
 タイイングを始めて少し経つと、セオリー通りのマテリアルとは別に、自分の創意工夫として、「なにか良い材料はないかな」とか
 「これはフライの材料として使えないかな」とあれこれ考えます。
 また、「市販のマテリアルって、どうしてこんなに高いのだろう」と感じ、「もっと安いもので代用できないかな」とも思います。
 そのうち、公園を歩いていて見つけた鳥の羽を喜んで持ち帰ったり、飼っている犬や猫の毛をちょっと散髪したり、奥さんの裁縫材料や
 子供の文房具を妙な視線で見たり、・・・というアブナイおじさんになります。

 カセットテープのテープを引っ張り出して使うというは有名ですが、他にも先人・先輩の方々の驚異的な創造力と執念により、
 いろいろな材料がフライマテリアルとして転用されています。

 そこで、
私の場合の、フライマテリアル探索の例  毛糸(ボディマテリアル)編  を紹介します。
 ほとんど参考にはならないと思いますが。(^.^)


毛糸について
 「毛糸」はすぐに思い付きますよね、実際に市販ボディマテリアルはどのように製造されているのかと考えると、ほとんど毛糸と同じ工程で
 作られていると予想されます。(でも毛糸メーカーのカタログには掲載されてません。)
 そんなことを考えて、手芸・クラフト専門店(浦和 ユザワヤ)に毛糸を探しに行った時、相談した女性店員さんから、
 「もしかしたら、釣りに使うんじゃないですか?以前にもそうゆう人が来て、段ボールいっぱいにいろいろな毛糸を買っていったことがあったんですよ。」
 と言われ、「やっぱり、そういう人はいるんだな」と納得しました。

 毛糸はたくさんの種類があり、フライマテリアルとして使用できるものもかなりあります。しかも、安いです。
 平均的に言えば100mで1,000円程度です。フライマテリアル(ふつう5m程度)の1/20ほどだと思います。
 しかし、品数豊富な毛糸コーナーならば2時間くらい探す根性が必要です。(^.^)

 毛糸は1タイプで7〜15色ありますので色のバリエーションは豊富です。(他のマテリアル、マラブーなどと色を合わせるのがミソかも知れません)

 私が使っている毛糸のいくつかを紹介します。(なお、釣果実績はありますので、念のため(^.^))

 

左:ハマナカ手芸手あみ糸のカタログ(見本帳)
  毎年「春・夏」と「秋・冬」で更新されるので
  手芸用品の店に頼めば古い見本帳をもらえる
  と思います(私は貰えました。)
  この見本帳の定価は\2,500と書いてあります。

左下・右下:同、開いたところ(一部)
 kingfisher おすすめ毛糸 
 1.ハマナカ  フェザーモール  117m \690
  短めの毛足。小さなグリフィスナットなどに最適。
  渓流派の友人に分けてあげたら、実際に使った上で、
  「これはいい!」と絶賛していました。
 2.ORION  ALESSANDRA  85m \1,080
  (これはイタリア製の輸入毛糸です。) ラメ入り。
  ウーリーバガーのボディなどに。
 3.ハマナカ  ファークィーン  72m \880
  かなり「メルティ」な感じになります。
 4.ハマナカ   ロングファー  39m \990
  毛足が長過ぎる時はカットして使います。


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