No.24  バルタン星人

 ■フライフォームフライ

 
HOOK釣行(2003/5/17)での実釣の際、テストしたフライフォームのフライパターンは、浮力が予想よりも少なかったので、
 改良するべく、両端を閉じた形のボディに、縦カットのウィングを付けたパターン巻いてみました。

 ■後ろ姿
 

 「ん?、どっかで見たことがある感じ。・・・あっ、バルタン星人!」

 ということで、名前は「バルタンフライ」とか、カッコつけようかと思いましたが、
 そうゆう中途半端はよくないので、感性のままに「バルタン星人」にしました。(意味わからん!)

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 ■タイイング(写真のフックは、TMC 900BL #14)

 1.フライフォームと同色のスレッドで下巻き。

 2.フライフォームを後ろ方向に固定。

 3.テキトーに、ハックルやピーコックハールなどを付ける。

 

   このハックルを付ける目的は、「フライマンのタイイングとしての、最後の一線を死守する」ためです。(^.^)
   すでに、そうゆうポリシーを捨ててしまっている私は、この部分を付けていません。(なんじゃ、それ?)
   おそらく、このハックルは、釣れる・釣れないとは、ほとんど関係ないと思うので、お好みで付けて下さい。
   付ける場合は手間がかかり、付けない場合は「勇気」が必要です。(笑)

 4.フライフォームを折り返して、ハックルの前に固定


 


  
これで、両端を固定したので浮き袋状になり、浮力が確保できるという計算。(の予定)

 5.ハサミ、じゃなかったウィングになる部分を、もう1本固定

 

 6.後ろの先端を斜めにカットしてから、後ろからフライフォーム中央を縦にカット。

 

  

 7.ヘッドを小さくカットして完成

 ななめ前から
 

 使用する場合は、フロータントを塗布した方がいいと思います。

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 ■フロータントなしで、着水テスト。

 最初の着水
 

 何回か水面に叩きつけてみると・・・↓こうなります。

              上(釣り人の視点)から                          水中(魚の視点)から
  
  (4倍のマクロコンバーターレンズを使用して撮影)

  う〜ん、まあまあかな。
  しかし、これは本当に独立気泡素材なの?→ 
フライフォーム

                              ※ポリオレフィンとは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの総称とのことです。

 他の素材と比べてみたいと思い、ちょっと探してみたら、「これは沈まないだろ。」という感じの発泡材料を見つけました。
 水道管等の配管カバーに使用する発泡(断熱)材と同じ材質です。あの少しヌメっとするタイプのものです。
 スペックが不明なので推測ですが、おそらくPE(ポリエチレン)だと思います。
 短冊状にカットして、早速、同じパターンを巻いてみました。

 ■バルタン星人 2号

  

 う〜ん、同じですね。^^; どうも発泡倍率の違いだけのようです。


 ■本家バックフロートフライ、フロート材については、

 リンクサイト
 フライで鯉を釣る(The Carp by Fly) さん をご覧下さい。

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◆余談ですが、なぜか妙にウルトラマンシリーズや怪獣に詳しいウチの女房殿のコメントを思い出しました。
   
「ウルトラマンで一番カッコイイのは、何と言っても、バルタン星人よねっ。」 (って、そっちが主役なのかっ?)

 
◆最近のルアーはキャラクターものもあり、「バルタンルアー」というのもありますね。
  もともと、エビだから釣れそうな気もします。まあ、釣り師の考えることは・・・「ふぉ〜ふぉっふぉっ」 (^.^) 


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