【説明】 フライフィッシング(釣り)はアウトドアスポーツなので、天気とは切り離せませんね。 そこで、天気豆知識として少しまとめてみました。 |
参考・出典:「ウェザー・ブック」(小学舘 BE-PAL アウトドアブックレット③) |
分類 | 豆知識 | 補足説明 |
予報 | 気象庁の天気予報は、午後5時から午前5時の間は出ない。 | 原則として、夕方5時の予報で、お役所の気象庁は「今日のお仕事終わり」。 したがって、NHKの天気予報は午後7時、9時、11時どれを見ても内容は同じ(1回見ればよいということになる)。もちろん、台風などの時は例外。 ちなみに、朝5時直後にテレビで天気予報を見ても、それは前日夕方5時の予報内容であることが多い。しばらくすると、画面の差し替えができて、朝5時の予報が反映される。(全く異なる内容に変わることもある。) なお、気象庁の予報は通常、5時、11時、17時の3回しか発表されない。 また、「気象庁による予報」「気象協会による予報」という違いにも注意。 |
今日の九州の天気が、明日の関東の天気。 |
天気は西から東へ移って行く。その速度は時速約40km、24時間で1000km、東京の西1000kmは九州。もちろん、簡単に言えばの話。 | |
お天気キヤスターの「いい天気」とは「晴れ」のこと。 | 猛烈に風が強い日はフライフィッシャーにとっては悪い天気と言えます。 しかし、風が強いほど雲が吹き飛ばされ晴れになります。 天気用語では「晴れ」が「いい天気」であるため、「明日はいい天気です。」という予報が、フライフィッシングに最適な天気を意味するとは限りません。 |
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梅雨 | 梅雨前線の北300kmで雨が降る。 |
前線上を次々に低気圧が通る、その間隔は約1000km。その度に雨が降る。 |
湿度 | カゲロウの羽化が活発な時は、天気は下り坂。 |
カゲロウは湿度の高い時を狙って羽化するため。 |
昼間、日陰にしばらくの間止めていた車のタイヤが汗をかいていたら、天気は下り坂。 |
熱伝導率の低い物質(ゴムなど)は周囲の温度に順応しにくい。 低気圧の接近で、暖かく湿った空気が冷たいタイヤで結露する。石が汗をかくのも同じ。また、ガスカートリッジの液化ガスが気化する際、気化熱でカートリッジが冷える時にも、湿度が高いと結露する。 |
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キャンプした翌朝、テントに朝露がついていたら、いい天気。 |
朝露は夜間の冷え込みの証拠。この夜間の冷え込みは高気圧におおわれて雲がなく風が弱い時に起こる。クモの巣に水滴が付いていることも同じ。逆に冷え込みが弱いということは、天気は下り坂。。 | |
フリースで静電気バチバチは、いい天気。 |
冬場、空気が乾燥しているということは晴れということ。 | |
遠くの音がよく聞こえるのは雨が近い。 |
湿度が高い方が、音の伝わり方が良くなるため。 | |
温度 | 標高が100m上がると、気温は1度下がる。 |
また、風速が1m/秒増すと、体感温度は1度下がる。風が体温を奪うため。 |
風 | 東の風は、悪天の兆し。 |
通常、天気は西から変わる。低気圧が西から接近すると風は低気圧に向かって吹き始める。つまり、東の風になる。(標高1500m以下) |
等圧線の間隔が狭いと、風が強い。 |
天気図の等圧線は気圧の等高線であるため、気圧の変化による気流である風の強さを示す。 | |
気流 | 遠くの山が霞んで見えるのは、いい天気。 |
高気圧の中で下降気流が起こり、空気中のチリが地表付近にただようため。 |
雲 | 富士山の笠雲は天気の下り坂。 |
周囲に山の少ない独立峰で、湿った気流によって起こる雲であるため。 もちろん、富士山だけではありません。 |
西の空の雲が北へ流れるのは低気圧の接近。 |
低気圧は反時計周りなので、接近する低気圧の雲を東側から見ると、南から北へ流れるように見える。 | |
厚い飛行機雲は雨。 |
飛行機雲は、排気ガスを核として水蒸気が集まってできる雲。 飛行機の高度にもよるが、飛行機雲が厚くなるのは水蒸気が多いことを示す。 |
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雷 | AMラジオのノイズは雷近し。 |
ラジオがガリガリ鳴ったら、要注意。車の中がまず安全(テントは危険)。 もちろん、カーボンロッドを立てていてはいけません。 |
朝から蒸し暑い夏の日は、雷注意。 |
朝から湿度が高く、日差しが強いことが、積雲が積乱雲に発達する条件であるため。 |
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