ホーム > ロケ地散策レポート

ぶらり荒川土手の旅


待望のロケ地見学。天気はそこそこ晴れ模様。

北千住駅を東口から出ると、「元気が出る課外授業」で通った道でもあり、その他通常のシーンでも頻繁にロケに使われた「旭町商店街」をすぐに発見。いやがおうにも気持ちが昂ぶってくる。

さらにズンズン東へ向かうと、高い土手が現れた。その階段を上ってみると、みなさんお馴染みの風景が。タイトルバックで使われた、ドラマの映像そのままのパノラマだ。いや〜感動!

思わず口ずさみたくなってしまうのが、第2シリーズの主題歌「人として」。「遠く〜まで〜見える〜道〜で〜♪」。まさにこの道、遠くまで見えるという表現がピッタリ。今にも向こうから金八つぁんと3Bの生徒たちが駆けてきそうだ!
 

ひとしきり感慨に耽っていると、ふとそこに一片の段ボール紙があるのを発見。ムムッ、この場所に段ボールがこれ見よがしに置いてあるということは…もちろんアレをやらなければなるまい。

金八ファンなら御存知、タイトルバックで有名な、ボール紙を尻にひいての土手スベリである。周囲の目を多少気にしつつ、誰もいないことを確認すると、え〜い…行っちゃえ! それえっ!

うーん、この感触か。武田鉄矢さんはもちろん、柳原の子供らも味わったと思われる疾走感…は、段ボール片がいかんせん小さすぎたために残念ながらスピードは全く出ず、いまいち共有できなかったのだが、まぁ貴重な金八アトラクションを堪能してある程度の満足感は得られたのだった。
 

立ち上がって、尻についた草および土を払いつつ土手を南下していくと、見覚えのある通りが見えてきた。

「興和産業」の看板もまぶしい、通称「金八通り」だ。ご覧ください、歴代登下校シーンを飾るにふさわしい、このいかにも金八然とした素晴らしい街並みを!

うーん、今にも金八先生が向こうから歩いてきそうな風景(さっきも言ったけど)。この道の途中には江藤直美の家として使われた住宅によく似た家もあったが…違うような気もする。いまいち自信なし。

ちなみに、ゴミバケツを持って忙しそうにしているオバちゃんは、ついぞ現れませんでした。残念(笑)!
 

さらに南へ歩を進めると、見えてきました堀切駅。ここから生徒たちは受験に出陣していったり、お年寄りの感覚を味わう体験学習なんかもここが舞台となっていたのだなぁ。

そしてこの手前に見える青い跨線橋。ノブタが女の子について来られたり、幸作に病気が発症して倒れてしまったのもここ。

駅にしても跨線橋にしても、意外なほど小ぢんまりとしていたのにビックリ!TVだと大きく見えるのね。

また、ここのすぐ近くに学校も発見。ホントに目と鼻の先なのね(駅の裏と校庭が繋がっているらしい)。思った以上に範囲が狭く、探し回る苦労がいらないので見学者には非常に便利です。
 

さて、ここで土手に別れを告げ、住宅街へ突入。地図を持たない「行き当たりばったり作戦」を決行したため、本格的に迷う。下町の狭く入り組んだ路地を甘く見ていたか!

とりあえず誰がどう見ても広島美香/市村篤/鶴本直のマンションに違いない建造物が前方に見えたので、そこを目指すことで危機を脱出(明らかに住宅なので住民の方に気を使って写真撮影は遠慮)、金八つぁんが篤を励まそうとエロ話をした川沿いのレンガ敷きスペースを見て感動(これは撮ればよかったな)。

そこのベンチで休んでいると、ふと「線路沿いを歩けば1.8mガードや怪物ガードが見れるんじゃないか」とひらめいた。やや逆戻りして東武伊勢崎線に沿って歩くと、ありましたありました。
 

1.8mの方が橋脚工事中だったこともあって、より印象深かったのは「怪物ガード」の方! 金八がチャリンコで駆け抜けノブタが追いかけ、夜には兼末兄がハアハア言いながら不気味に走っていたあのガード下だ!

金八マニアの責務として当然くぐってみることに。すると…せ、狭い! 想像以上の天井の低さ。ここを走って駆け抜けようとは何たる命知らず。誤って頭をしたたかぶつけようものなら気を失うこと間違いなし、向こう側から誰か走ってきたなら大クラッシュは避けられない!

幸いにも私が通過したこの時は、猛スピードで突っ込んでくる人はおらず助かった。

 - - - - - - - - - -

開かずの踏切を経て、再び北千住駅から帰路についたとさ。おしまい。

( ※ 実は、この他にもいろいろな場所を発見し見学して参りましたが、それらは個人のお宅であったり、学校・診療所といった公共施設であったため、ここに写真を掲載することは控えさせていただきました。)