【E3 2012】IGNが今年のE3大賞をトゥームレイダーに贈る
6月5日から7日まで開催されていた今年のE3だが、海外大手のビデオゲームニュースなどを扱うIGNは、今年のE3総合(OVERALL)大賞に『トゥームレイダー』を選び表彰した。10位までは以下。
1位: Tomb Raider
2位: The Last of Us
3位: Call of Duty: Black Ops 2
4位: Assassin’s Creed III
5位: Dead Space 3
6位: Metro Last Light
7位: Company of Heroes II
8位: The Unfinished Swan
9位: Splinter Cell Blacklist
10位: ZombiU
この他、ベストトレイラー賞(BEST NEW TRAILER)にも選ばれている。また、個人的にインパクトの強かった『The
Last of Us』を押しのけての評価であり、いちファンとして嬉しい。海外でも期待は高いようだ。
IGN 2012年6月11日の管理者記事
【E3 2012】「TOMB RAIDER」、プレビュー&インタビュー 島の隅々まで回れる探索や、成長要素が明らかに
新生「TOMB RAIDER」では“ララの最初の冒険”が描かれる。今作のララはまだ自分の力に気づいておらず、冒険を通じてその才能を開花させていく。乗っていた船は座礁し、仲間達とも離ればなれになったララは、野生動物や危険な住人、そして島の秘密を狙う者達と生き残りのための戦いをしなくてはいけない。(中略)
■様々な困難を乗り越え、ララは強く成長していく
「TOMB RAIDER」のデモプレイでは、島に漂着したララが、島の探索を行なっていく。昨年のデモよりは後の、ララが島で生き残っていく“システム”も明らかになった。ララ達が漂着した島は多くの船や飛行機が漂着したり、墜落している謎めいた特性を持っている。ララは仲間を探すため島を探索するのだが、滝が行く手を塞ぐ。(中略)
朝になりララは探索を再開する。何者かにつり下げられ、死亡した男の死体からララは、いくつもの木を束ねて作った粗末な弓を入手する。これがララの最初の武器となる。ララは生き残るため、手に入れた弓で山の中で鹿を狩ることになる。矢に射抜かれて痙攣している鹿に何度かためらってから、覚悟を決めてとどめを刺すララ。こうしてララは鹿の毛皮と肉を手に入れた。肉はキャンプで食べ物に加工できる。弓を手に入れる、鹿を倒すといった行動をすると、経験値が入る。今作ではララは、様々な行動を通じて、“ゲーム的”にも成長していくようだ。(中略)
■「これまでのキャリアの中で最高のゲームを!」という言葉を胸に、ララの原点を描く
しかし、ララの運命は過酷だ。ゲーム内でも、火をおこし、狩りのしかたを覚え、何とか自信がつくと思った瞬間、敵に仲間が捕らわれるような、大きな困難が襲いかかり、ララを打ちのめす。そういった振幅の激しいドラマが展開しながら「TOMB RAIDER」の物語は進んでいく。ララは多くの困難を越えながら、強く成長していくという。(中略)
これから発売まで、開発チームの課題は「これまでのキャリアの中で最高のゲームを作る」ということだそうだ。Rosenberg氏は「TOMB
RAIDER」の開発は単なる仕事ではなく、責任と義務感を背負って開発を進めており、チーム内の情熱も強く、子供を授かった開発者は自分の子供にララという名前をつけるほどに強い思い入れを持って臨んでいるという。(以下略)
GAME Watch 2012年6月11日の記事(勝田哲也)から抜粋
【E3 2012】西川善司の3Dゲームファンのためのグラフィックス講座・E3特別編その5
もう「アンチャーテッド」には負けられない! リッチな破壊と厚みのあるビジュアルを獲得した新生「TOMB RAIDER」
(前略)昨年は、本連載で、そのライティングシステムの先進性について触れたが、今年は、ポストエフェクトが非常に贅沢になっていることに気づかされる。
光筋表現やレンズフレアなどはもちろん、とても印象的なのはシーンを捉えているカメラのレンズ面に水滴や埃が付着したと想定して挿入される巨大な絞り形状のボケだ。背景の奥がボケているのではなく、レンズ面でボケているというイメージで、しばらくはカメラを動かしても、画面上におけるボケの位置はそのままになる。ただし、ちゃんとカメラが捉えているシーンの色味を反映する形で、各ボケの色味は変化する。あたかも、ララの後ろを常にカメラマンが追いかけ張り付いて撮影しているような臨場感だ。(中略)
■ 進化した破壊表現は「アンチャーテッド」シリーズを意識したか? 今作では、「Gears of War」的な、障害物に身を隠しながらのカバー攻撃などが行なえるようになったが、その障害物もその材質によっては敵からの銃撃等で壊されてしまう。
一定条件を満たしたことで破壊するいわゆるイベント駆動型の破壊も多いがその場合でも、大量のデブリはリアルタイムの物理シミュレーションが適用され、シーンに正確にインタラクトしながら飛散する。
また、映像中では、無数の樽を斜面に放ち、それで敵を翻弄させている間に敵を撃破するといったゲームプレイも見て取れる。
このように、新生「TOMB RAIDER」では、物理シミュレーションはかなりディープにゲームシステムに組み入れられており、これまでの「TOMB
RAIDER」よりもだいぶ激しくもダイナミックなアドベンチャーが実現できている。
こうしたテイストから、ゲームファンによっては「まるで『アンチャーデッド』みたい」と思った人も多いかも知れない。かくいう筆者も、プレイ映像の後半、スクラップ飛行機のコクピットに落ち込んだララがパラシュートを掴むやいなや落下してしまうような演出は「どこかでみたことがある」と思ってしまったが、しかし、もともと考古学アクションアドベンチャーは「TOMB RAIDER」の方が元祖だった。
「TOMB RAIDER」が“6”以降、長きにわたる低迷を続けている間に、いつのまにか「アンチャーテッド」シリーズにこの分野のお株奪われてしまったのだ。今回の新生「TOMB
RAIDER」から感じられる「元祖の力を見せてやる」とわんばかりの気迫は、そうした積年の鬱憤からきているのかもしれない。(以下略)
GAME Watch 2012年6月9日の記事(トライゼット西川善司)から抜粋
【E3 2012】『TOMB RAIDER(トゥームレイダー)』開発のトップに直撃インタビュー
●ララ・クラフトがいかにして一人前のトレジャーハンターになったのか
スクウェア・エニックスが放つプレイステーション3、およびXbox 360用ソフト『TOMB
RAIDER(トゥームレイダー)』。まだ謎だらけの本作だが、開発を手掛けるCRYSTAL
DYNAMICSのエグゼクティブプロデューサーに本作の魅力を聞いた。(中略)
??マイクロソフトのカンファレンスで披露された『TOMB RAIDER』のデモプレイが好評でしたね。
Ron 皆さんが新しい『TOMB RAIDER』を気に入ってくださったのはうれしく思います。ララ・クロフトは、彼女がいかにして一人前のトレジャーハンターになったのかということが語られていなかったので、今回それを描こうと思いました。具体的には、ただの少女が無人島に漂着していっぱしのサバイバーに成長していくというテーマです。ララはただの女の子なのですが、さまざまな出会いや別れ、感情的なシーンや極限状況を乗り越えたからこそ、皆が知っているララ・クロフトになったのだと思います。私は、昔からアメコミが好きで、バットマンやスパイダーマンがどうしてその力を得たのかという、“オリジン(起源)のストーリー”に興味があったので、今回でもそれを意識しています。(中略)
??日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Ron アジア風のモチーフなどがところどころに挿入されていて、もちろん日本の方は楽しめる内容になっていると思いますが、そういうディテールの部分ではなく、できればゲームのビジュアルやゲームメカニクスなどの全体で楽しんでいただけるとうれしいです。ちなみに、開発チームのゲームディレクターは、日本のアニメやマンガも好きなので、日本のサブカルチャー文化のエッセンスが盛り込まれていると思います。ぜひ楽しんでいただきたいですね。(以下略:全てのインタビュー内容は元記事を参照)
ファミ通.com 2012年6月7日の記事から抜粋
【E3 2012】XBOXメディアブリーフィングでの新作プレイデモ
今年もE3(Electronic Entertainment Expo.)の一般開催を前に大手各社のプレゼンテーションが行われ、日本時間、6月5日の午前1時過ぎにマイクロソフト社のメディアブリーフィングがスタート。舞台中、2013年発売予定の新作『Tomb
Raider』が紹介された。
VIDEO
昨年同様に登場したCrystal Dynamics社のスタッフが、説明しながらプレイする実演デモであり、先日公開された新しいトレイラーでも一瞬出てきた日本的なロケーションがより分かりやすい内容となっている。
弓矢などで対人戦を繰り広げるララ、そして派手なアクションシーンなどの演出はやや『アンチャーテッド』っぽいと言ってもいいだろう。
2012年6月6日の管理者記事
【E3 2012】最新作のトレイラーが公開!日本のシーンも!
日本時間、6月1日の15時頃にIGNが、今年のE3に向けた『Tomb Raider』最新作のトレイラーを公開した。
VIDEO
昨年のE3に合わせたトレイラー動画では、まずその美麗なグラフィックスに驚いたのだが、今回は船上での事故の後、上陸した場所での過酷なサバイバルを予感させる内容となっている。かなりホラーな演出もあるようで、これまでのファンがどう受け取るか気になるところだ。
また、その上陸したララがジャングルで遭遇するさまざまなシーンに加え、既知の情報として物語の最初の舞台は日本近郊とあった事を確実とする、日本の鳥居などが垣間見えるシーンもあるので注目したい。
先月には発売延期の報があったばかりなものの、この動画を最後まで観れば「MARCH 5, 2013」と新たな宣言が!…悲観にくれず一応(笑)信じて待つことにしよう。
IGNスタッフがこのトレイラーを解説した動画も同時にアップされている。そちらもぜひチェック。
Tomb Raider E3 2012 Trailer Crossroads - IGN Rewind Theater
2012年6月1日の管理者記事
【悲報】トゥームレイダー最新作が2013年に延期!
本日(14日)日本時間午後、新作のトゥームレイダー関連の情報をアナウンスしているツイッターアカウントからのツイート、及び公式サイト内のニュースとフォーラムへのEIDOS内部からの書き込みとして、今年秋に発売が予定されていた最新作の『Tomb
Raider』は、来年2013年第1四半期に発売予定を延期すると正式に発表された。
・公式ツイート
・フォーラムへの記載
残念な事だが決定的なようであり、国内へのアナウンスとしては後にスクウェア・エニックスからお知らせがあるかもしれない。6月のE3で詳細、お披露目がされ、いよいよ秋に発売・・・と思っていただけに、そのE3でせめて新規の内容でも目にできることを期待しよう。
◆追記
TOMB RAIDER 発売時期変更のお知らせ (スクウェア・エニックス)
2012年5月14日の管理者記事
海外サイトが選ぶ『ジャンルを定義付けたゲームシリーズ』TOP10
ゲームはこれまでに様々な進化を遂げ、ユーザーの要求に応える多様なジャンルが生まれました。海外サイトAnimegeniusでは『ジャンルを定義付けたゲームシリーズ』と題して、登場以来多くのゲームで採用されている一大ジャンルを定義付けたゲームシリーズがTOP10形式で紹介されています。
■第8位: 『Tomb Raider』
定義付けたジャンル: アドベンチャー/トレジャーハンティング
『Tomb Raider』は初代PlayStationの時代に完全に探索できる広大な環境、複雑にデザインされたパズル、トラップ、虎、トレジャーハンティング、そして華麗な女性主人公“ララ・クロフト”を詰め込み、マイルストーンを築いた唯一のサードパーソン・アクションアドベンチャー。(以下略)
Game*Spark 2012年1月17日の記事から抜粋
トゥームレイダーシリーズ15周年!海外アーティスト達によるララの豪華イメージが披露
今は亡きイギリスの開発会社Core Designが1996年に発売した初代『Tomb Raider』から始まった、女性冒険家ララ・クロフトが主人公のアクションアドベンチャートゥームレイダーシリーズ。本フランチャイズが今年にて15周年を迎え、お祝いに8人の海外アーティスト達が描き上げたララ・クロフトのイメージが公開されました。
題材となっているのは最新作『Tomb Raider』モデルのララとなっていますが、どれもアーティスト毎に異なる雰囲気や場面があり素晴らしい出来。ララの生みの親であるToby
Gard氏の少々怪しい日本語も気になるところです。なお特設ページでは様々なサイズの画像も公開されており、壁紙にもする事が可能となっています。(以下略)
Game*Spark 2011年10月31日の記事から抜粋
◆関連サイト
TOMBRAIDER 15-YEAR CELEBRATION (掲載元特設ページ)
西川善司の3Dゲームファンのための「E3 2011」グラフィックス講座
■「Tomb Raider」?スクエニ×Eidosコラボのグラフィックスエンジンの実力に注目
(前略)新「Tomb Raider」は、Eidos傘下の開発スタジオのCrystal Dynamicsで開発されており、使用ゲームエンジンは同社オリジナルのCDCエンジンとされている。ただし、そのレンダリングエンジンはスクエニとEidosの共同開発されたものが使われているといわれており、ビジュアルクオリティは画面ショットや実機プレイ映像を見てもらうとわかるようにウルトラ・リアル系になっている。
特に素晴らしいのは、アンビエント感溢れるライティングで、どんなに暗いシーンでも淡い光が充満している感じが見て取れる。この効果は、新レンダリングエンジンに搭載されていると言われているLight Pre-Pass Rendering(Deferred Lighting)によるものだろう。このメソッドでは、動的光源数の制限に縛られない特長があるため、間接光表現などを動的光源のスケーラブルな配置で代行することができる。
真っ暗なシーンに実線のような輪郭で影が出る「DOOM 3」」的な“二値的な光と影”の表現から、見えるか見えないかのきわどい明るさでぼんやりと描かれるシーン描写が、今作「Tomb
Raider」のビジュアルの見どころということになる。こうした暗いシーンでも水面に薄ぼんやりとした鏡像がちゃんとフレネル反射に配慮しながら映り込んでいる点にも注目だ。地味ながらかなり正確なHDRレンダリングが実装されていることをうかがい知ることができる。(以下略)
GAME Watch 2011年7月6日の記事(トライゼット西川善司)から抜粋