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トゥームレイダー4 レビュー TOMB RAIDER - THE LAST REVELATION : トゥームレイダー4 ラストレべレーション

PC版 外箱PC版 ディスクケース ・発売元:Eidos Interactive
・プラットフォーム:Windows 98/95
・発売日:1999年11月24日(北米) 同年11月(英・欧州)


トゥームレイダー ラストレべレーションは、世界的に安定した人気を誇る作品となったシリーズ第四作目のアクションアドベンチャーゲーム。
グラフィックスエンジンが、前作の物をベースにしながら格段に能力アップしている事に加え、キャラクターなどのテクスチャもほぼ一新。さらにこれまでの三作で使用されてきたシステム画面も新デザインとなっており、これらの事から新基軸に移行した感が強い作品となった。

【関連リンク】
・サイト内の攻略ページを参照する ⇒ トゥームレイダー4 攻略TOP
・PS廉価版で手軽にプレイ ⇒ カプコレ『トゥームレイダー 4』
・PC輸入版には『3&4』のセットも ⇒ Tomb Raider III & Last Revelation Double Pack
・完全攻略を望むプレイヤーに ⇒ トゥームレイダー 4 コンプリートガイド
・シリーズの商品ラインナップはこちらから ⇒LARA's STORE

■ゲーム概要
作品全体の特色として、前々作、前作と徐々に活躍するフィールドが街や近代建築物に広がってきた事から一転して、エジプト近辺を中心とした遺跡に砂漠、著名な場所も取り入れるなど、原点回帰的なタイトルに違わぬ進行の連続になっている。また、初めてゲームのストーリー導入部に、過去の話として16歳のララが登場。基本操作の練習面としてプレイできる。さらにはゲームの最終局面でファンなら驚きを隠せないシーンがあり、発売当時、物議を呼んだ。

構成で特徴的なのは、これまで各レベルは謎を解きつつ進めてクリアするだけであったが、今作では1つの地域内にあるレベルを行き来、時には通過するだけなど、複数レベル全体を1つの広域な面として行動させられる事が多くなり、その為、仕掛けに気付かぬまま違うレベルに抜けてしまったり、アイテム未所持では無意味なレベルへ先に行ってしまったりと、謎解きの別の側面として複雑さが加わった。

アクションでは、ロープやポールでの移動と、掴まり移動時に角を回り込める動作が追加された。また、これまでの「見回す」のアクション以外にもアイテムとして双眼鏡が追加され、使用すればより遠くも見る事が可能になった。武器としてクロスボウ(新アイテム)、ショットガン、グレネードランチャーでは数種類の弾薬が用意された事に加え、レーザーサイトという新アイテムを装着する事で確実に狙う攻撃も可能になり、さらに2つのアイテムを「組み合わせ」て使う演出も加えられた。

PC日本語版は前回と同じくアイドスから発売されたが、Windows向けのみとなった。また、家庭機用では販売元がカプコンに変わり、PS版とDC版が発売された。ちなみに、前作までは各レベルをクリアさえしてしまえば、任意のセーブ場所以外に、1つのセーブファイル内でいつでも「ステージの最初から」が各レベルでプレイ可能だったが、今作ではシステム的に廃止され、あくまでセーブした場所からしかプレイ出来ない。その為、各レベルのスタート時や好みの場所などを後にプレイしたい場合、各個にセーブする必要があり、PS版は1つのメモリーカードでは限界があるので注意が必要。

■ストーリー
「セトは太陽を遮る邪悪な神である。千年の変わり目にその封印が解かれ、人々に大いなる災いを与え、全ての土地を焼き尽くす」と古代エジプトの伝説にはある。セトを封じたいきさつと共に語られるこの伝説は、まさに邪神セトの復活を予言しているのだ。
1999年、エジプトを訪れていた冒険家の「ララ・クロフト」は、迷宮を探索中に入った石室で、不思議なアミュレットを発見した。崩壊する遺跡から脱出した後、友人「ジャン・イブ」の元で、これが邪神セトの封印を解く鍵だという真相を知り、自らが解き放ってしまった邪神を再び封印する決意を固める事になる。そして太陽神ホルスの召還に解決の糸口を見出した彼女は、エジプトを舞台に、死の影に追いたてられながらも決死の挑戦を始めるのだった。
物語は13年前、16歳のララが「ヴァーナー・フォン・クロイ」教授と冒険する回想から始まる。





■パーソナルレビュー

[ mars / Sep.7 2007 ]
カルナックにアレキサンドリア、ギザのピラミッドにスフィンクスと、この作品の原点のような探索場所が登場するのは嬉しい限りだが、そういった作品としての見方だけでなく、古代遺跡ファン的な見方でも、著名な場所での走って泳いでなど、アクションが何とも楽しい。ただし逆に言えば、ほとんどのフィールドが遺跡の内部や砂漠といった場所になる為に、「飽きる」という側面も大いにある。
また、同じ場所を行ったり来たりする展開は、シリーズとしては新鮮でも、方向音痴のプレイヤーにはかなりの鬼門ではないだろうか。個人的にも、広範囲を探索する感覚は嫌いじゃないものの、途中でレベルが切り替わり、頻繁にロード画面になるのには閉口した。
とは言え、ゲームのボリューム感としては、現在でもシリーズ中一番ではないかと思う。それだけに前述通り「飽きる」という側面もあるのだが、墓荒らしをやり尽くしたいプレイヤーには長く楽しめる1本になるハズである。是非、衝撃のラストまでプレイして欲しい。
蛇足だが、導入部の16歳編では、彼女のトレードマークのバックパックや、『3』の家でお宝部屋にあった謎の物の出典も明らかになるという、ちょっとした楽しみもある。
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国内販売 - 通常版

PC版 外箱
トゥームレイダー ラストレべレーション
発売元:アイドスインタラクティブ
プラットフォーム:Windows 98/95
発売日:1999年12月24日 価格:8,800円

PS版 表PS版 裏
トゥームレイダー 4 ラストレべレーション

発売元:カプコン
プラットフォーム:PlayStation
発売日:2000年7月19日 価格:5,800円

DC版 表DC版 裏
トゥームレイダー 4 ラストレべレーション

発売元:カプコン
プラットフォーム:DreamCast
発売日:2000年7月19日 価格:5,800円




国内販売 - 廉価版

PS 廉価版 表
[カプコレ]トゥームレイダー 4 ラストレべレーション

発売元:カプコン
プラットフォーム:PlayStation
発売日:2001年9月20日 価格:2,800円

PC 廉価版 外箱
[アイドスプレミアコレクション]
トゥームレイダー ラストレべレーション

発売元:アイドスインタラクティブ
プラットフォーム:Windows Me/98/95
発売日:2001年9月21日 価格:2,980円


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