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トゥームレイダー5 レビュー TOMB RAIDER - CHRONICLES : トゥームレイダー5 クロニクル

PC版 外箱PC版 ディスクケース ・発売元:Eidos Interactive
・プラットフォーム:Windows Me/98/95
・発売日:2000年11月21日(北米) 同年11月24日(英・欧州)


トゥームレイダー クロニクルは、前作のラストシーンで主人公「ララ・クロフト」がどうなったのか、その答えに注目が集まる中、発売されたシリーズ第五作目のアクションアドベンチャーゲーム。
グラフィックスエンジンを改良、前作で採用したバンプマッピング/環境マッピングも改善され、背景やララ自身のテクスチャなどが細やかになり、ライティング効果もダイナミックになっている。

【関連リンク】
・サイト内の攻略ページを参照する ⇒ トゥームレイダー5 攻略TOP
・PS廉価版で手軽にプレイ ⇒ カプコレ『トゥームレイダー 5』
・PCの廉価版でプレイ ⇒ アイコレ『トゥームレイダー 5 クロニクル』
・完全攻略を望むプレイヤーに ⇒ トゥームレイダー 5 公式ナビゲーションブック
・シリーズの商品ラインナップはこちらから ⇒LARA's STORE

■ゲーム概要
作品での重要な演出として「ララ・クロフト」は一応死亡した、という前提の元、ストーリー冒頭でもその葬儀の様子から始まる。その為、話の展開上、今回の冒険の舞台となる各レベルは、登場する執事「ウィンストン」や、神父「ダンスタン」などの近しい者達による「ララ・クロフト」の冒険の軌跡、という通夜での語らいの形態をとっており、シリーズの中でも特異な作品となった。

構成も語られる過去のエピソードである事から、イタリア、ロシア、アイルランド、アメリカ、と進行的に一貫性はなく、その時々のファッションや年齢も違うララを各レベル、独立したオムニバスな話として操作し冒険を進める。また、一作目でも登場した「ラーソン」と「ピエール」、少女時代のララ、初登場でララのサポートを行う「ジップ」など出演者が多く、ファン好みの集大成的要素もある。

今回追加されたアクションは、張られたロープ上を移動する「綱渡り」、横ポールに掴まって回転する「大車輪」、さらにしゃがみ移動時に縁から段差下への「前転降り」、棚やロッカーを「調べる」などがある。また、武器・アイテムでは「ヘックラー」、天井にロープを張る「フックショット」、通信を行う「ヘッドセット」などが追加された。他方、システム関連は全て前作と変わらないが、シークレットに関してのみ第二作目同様、各レベル内で固定数となり、見た目も金色のバラになった。

オリジナルPC版、及び国内PC版では、「レベルエディター」という開発のコアデザインが実際に使用していたソフトが同梱されいた。その為、このソフトを使用して『トゥームレイダー』世界のマップをオリジナルに作成したり、実際にプレイしたりと、Web上に公開・配布するなどしてファンの間で交流が多く見られた。また、今作では非常に致命的なバグが多いままにオリジナルPC版が発売されてしまったが、国内のPS版では問題は修正されている。

■ストーリー
遺跡の倒壊から数ヶ月後、寒く暗い雨の日に「ララ・クロフト」の葬儀がウィンブルドン郊外でしめやかにとり行われ、会葬者達の顔に信じ難いという想いが滲んでいた。
その夜、まだ幼かった日からのララを知る友人「チャールズ・ケイン」と執事の「ウィンストン」は、「ダンスタン」神父と共にクロフト邸に集い、彼女との騒動や様々な冒険の話を思い起すことになる。
一方、エジプト・ギザの遺跡倒壊現場では、ララの捜索が今も続いていた。彼女は本当に死んだのか、現場を指揮する「ヴァーナー・フォン・クロイ」教授は“何か”が出てくる事を待ち望んでいた。





■パーソナルレビュー

[ mars / Sep.8 2007 ]
用意された4つの地域は、どれも「ララ・クロフト」の昔の冒険話という体になっている為、継続されたストーリーという物がなく、あくまで各話・オムニバス的な作品である。
イタリアが街と地下の遺跡、ロシアが軍事基地と沈んだ潜水艦、アイルランドが邪悪な島での少女ララの冒険、アメリカがマンハッタンのオフィスビルへの潜入、といったそれぞれ特色のある内容が、短い攻略範囲の3〜4レベルで手軽に楽しめ飽きが来ないとは思う。ただ、やはり4地域という事に加え、各レベルのボリュームも考えると、シリーズ中では最も小粒な作品という事になるだろう。
一応、前作の導入部で16歳のララが入手した「虹の水晶」は、今回のマンハッタンでの「フォン・クロイ」教授のオフィスに繋がる話として描かれていたり、ゲームのエンディングでも前作のラストから、結果どうなったのかを匂わす演出はあるものの、はっきりした描写は出て来ない。結局、作品の持つポテンシャルとしては、あくまでシリーズのファン向け、特に前作をプレイしているユーザ向けの外伝ソフトという位置づけを理解した上でのプレイをお薦めしたい。
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国内販売 - 通常版

PC版 外箱
トゥームレイダー 5 クロニクル
発売元:アイドスインタラクティブ
プラットフォーム:Windows Me/98/95
発売日:2001年1月19日 価格:8,800円

PS版 表PS版 裏
トゥームレイダー 5 クロニクル

発売元:カプコン
プラットフォーム:PlayStation
発売日:2001年5月31日 価格:5,800円




国内販売 - 廉価版

PS 廉価版 表
[カプコレ]トゥームレイダー 5 クロニクル

発売元:カプコン
プラットフォーム:PlayStation
発売日:2002年9月12日 価格:2,800円

PC 廉価版 外箱
[アイドスプレミアコレクション]
トゥームレイダー5 クロニクル

発売元:アイドスインタラクティブ
プラットフォーム:Windows Me/98/95
発売日:2002年10月11日 価格:2,980円


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