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和歌山放送(WBS)
和歌山市湊本町


 和歌山で唯一のAM局
【注】当記事は2008年3月の状況を反映しています。

「1431」でおなじみの和歌山放送は、1959(昭和34)年、4月に開局した民法AM局。民放AM局としては41番目の開局と、かなり遅めの誕生であった。地元の情報を中心とした番組構成で、和歌山県内では非常に高い人気を誇っており、様々な県内キャンペーンや地元の取材を通し、県民に身近な情報提供を行なっている。

略称は「WBS」で、Wakayama Broadcasting Systemの略。元々Wakayama Broadcasting Corporationであったのだが、のちに現在のWBSに改称されている。これは某ボクシングタイトルとの混同を避けるため、と言われている。そして現在は、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」通称「WBS」と若干、混同されているようだが、あまり触れないでおこう。

親局である和歌山放送局の他に7つの中継局があり、数種類の周波数に分かれている。つまり、どこへ行っても同じ周波数というわけではないので、車で移動しながら聞く場合、複数の周波数からより入力の良好なものを選んでチューニングする必要がある。親局と各中継局の周波数は以下の通り。

親局
 和歌山:1431kHz
中継局
 日置川すさみ:1233kHz
 田辺白浜:1233kHz
 串本:1431kHz
 橋本:1485kHz
 高野山:1485kHz
 新宮:1557kHz
 御坊:1557kHz

このところみんなが気になる「東南海・南海地震」への備えとして、情報提供による防災意識の啓発をはじめ、ラジオ大阪・ラジオ関西・KBS京都・四国放送との大規模災害時の相互援助協定を結んでおり、締結しているいずれか、または複数のラジオ局が打撃を被った場合に、健在するラジオ局が情報提供に協力したり代替放送を行なったりするなどの支援が可能となった。ただ、具体的にどのような体制となるのか今ひとつ把握の難しい面があり、さらなるイメージの具体化が必要かもしれない。

まちの危機管理対策としては、このほかにも「子どもを守るキャンペーン 笑顔はじけて!」を展開しており、子どもが犯罪等に巻き込まれないよう、専門家による情報提供などを逐次行なっている。

紀北の1431kHzは、ご近所の岐阜放送と同一。従って、岐阜に近付くにつれ、岐阜放送と混信しつつ最後に入れ替わってしまう。また、夜間になると岐阜放送の方が良く入ってくるという地域もある。

そういえば私も、軽く取材を受けたことがあり(放送分だけでは5分程度だが)、その時の放送をCDに焼いて頂いたというのはここだけの話。その節はありがとうございました。
 

 現在の番組構成(H19.2現在、以降同じ)
平日を例に大雑把に見ると、例えば和歌山県北部では「つれもてワイド」が月〜金の6:30〜18:20という巨大な枠組みとして存在し、その中に「朝からつれもて」が2時間半、「つれもて和歌山」が6時間、「紀州路ネットワーク」が2時間弱、「wbsニュース今日あす」が1時間、組まれている。さらにそれぞれの番組内に、こまごました企画やニュース、広告企画、文化放送系やニッポン放送系の10分番組などがちりばめられており、それらの間をラジオカーからのレポート・インタビューや、アナウンサーが喋りで繋ぐ、という形が主となっている感じ。

「朝からつれもて」は北尾博伸アナ・上林君江アナのコンビ(月〜木)と平井理弘アナ・赤井ゆかりアナのコンビ(金のみ)の日がある。朝方だけに、はつらつとした雰囲気。特に北尾・上林コンビはたまに二人で漫才をやっているような掛け合いがあり、独特な魅力を持っている。平井・赤井コンビは先のコンビより年齢が上なだけに若干落ち着いている感じだが、安心感があるというか、変に突っ込まれないのはこちらに軍配。

午前・午後を跨いで6時間もある「つれもて和歌山」では小林睦郎アナ・小田川和彦アナが日替わりで登場。これに宮上明子アナ・上林君江アナ・赤井ゆかりアナ・中川智美アナ・西林味紀アナが花を添える。ベテランの男性パーソナリティに、元気な女性アナというバランスが取られている。

15時からは小川孝夫アナがメインパーソナリティを務める「紀州路ネットワーク」。和歌山の親局の他に田辺支局・新宮支局があり、それぞれに支局でメインとなるパーソナリティがいる。それら二つの支局からのレポートを親局アナが繋いでいく展開がなかなか面白い。各地のイベント情報が主だが、時折交わされる「和歌山市は雨ですが、そちらはどうですか?」「え?雨降ってるんですか?新宮では雲ひとつ無い快晴ですよ!」といった天候差なども、あって当たり前の事なのに「へぇ〜」と思ってしまう。たまに通信がうまくいかず、放送事故的なものもあり、ついつい「お?どうなったん?どうなった〜ん?さぁ小川さん、どう処理するぅん?」みたいな楽しみもあったりする。

17時から2時間弱ほどの「wbsニュース今日あす」でリアルタイムの自社製作エリアはおおむね終了。「WBS」ではなく小文字で「wbs」なのはテレ東のアレと混同されないようにする為か。もちろん、ずっと1時間県内のニュースをやってるわけではなく、和歌山関連のニュースは10分か20分といったところ。和歌山県内だけでそんなに濃いニュースが毎日目白押しってワケでもないのだ。

紀南地方では平日昼すぎから2時間程度、田辺・新宮各支局独自の番組があり、かなり濃い、地域密着型の放送を行なうため、聴取率が非常に高い。このような支局独自に番組を編成している民放AM局は全国で8つほどしかなく、そのような意味でも貴重な取り組みと言える。ちなみにこれが、全ての親局・中継局で同じ周波数を使用していた場合、同一の周波数に親局の番組と中継局の独自編成番組が重なることになり、不都合が生じる。違う周波数を使用しているからこそ、可能な取り組みと言えるのだ。

あとはもう、土日の夜間などに少し自社製作番組もあるが、おおむね文化放送系・ニッポン放送系・TBS系等の番組が続いていく。夜間はオールナイトニッポンもやっている。
 

 WBSを彩る女性パーソナリティたち(一部のみ、敬称略)
宮上明子(みやかみあきこ)
ニセ和歌山人が一番よく耳にする女子アナといえば宮上明子アナか。通称「あっきー」。明るく聞き取りやすい声は、普通の喋りだけでなく、「県庁だより」のような丁寧な喋りを必要とされる番組でも真価を発揮。少し硬めの情報でも、声一つで聞きやすくなるという好例。とにかく毎日のように何か喋っている感じがする、エース格。

宮本淳子(みやもとじゅんこ)
「みやじゅん」「じゅんじゅん」の通称で親しまれた宮本アナは、上品だが元気なトークが売り。自称・お酒好きでワイン鑑定士(ソムリエール)資格まで取った人。ロケでもあちこち飛びまくっていて、「え?そんな遠いところまで行かなくても・・・」と思うぐらいだった。最近、退職されたようでラインナップから名前が消えている。浜松に移住したとかで、本人は退職前「新しいことをはじめるための準備」と説明していた。恐らくはいわゆる永久就職とともに、そのパートナーと何か商売を始めるためではないかという推察は、行きすぎ?

赤井ゆかり(あかいゆかり)
女性アナウンサーの中では年齢が上のほうになってしまったが、艶のあるやさしい声はいまだ健在。丁寧で安心感のある喋りは他の若手アナのお手本役といったところか。少々お堅い番組・ゲストの際には特にそのソツの無いアナウンス技術が随所に散りばめられるし、柔らか目の番組ではうまくパートナーを引き立たせてくれる。また、同じく年配の(失礼)男性アナとの掛け合いでは、穏やかで上品なトークの合間に、たまに出る「プチ毒」が魅力。突っ込みというよりも軽めの毒、といったほうが的確かと。

上林君江(うえばやしきみえ)
女性アナの中では一番、お笑い系もOKのアナ。笑わせるだけでなく、本人もよく笑っている。男性アナ(特に平井理弘・北尾博伸両アナあたり)との掛け合いでは一番、相手のおもろい部分を引き出せるようだ。ボケをよく突っ込まれているのもこの人。一番アナウンサーらしくないところがあり(もちろん、全部ではない)、これがこの人の個性となっている。喋ることが本当に好きなんだろうなぁこの人。

中川智美(なかがわともみ)
若くて瑞々しい喋りは、多少棒読みになるところがあっても帳消しになる通称「ともちゃん」。一番かわいい声を出す人。もしかするとアニメ系かもしれない。年配の男性アナのボケに遠慮のかけらもない(?)ツッコミで応戦し、相手をたじろがせることがあり、聞いててもこっちがビックリさせられる事があるので楽しい。現在、番組企画にてソムリエール資格取得を目指し勉強中。

南くるみ(みなみくるみ)
そろそろベテランの域に達するが、年齢の割りに若々しい。肩書きは「WBSリポーター」でフリーランス。御坊市から通勤している。あまり露出度は高くないものの、バラエティからお堅いものまで何でもソツなくこなせるので貴重な存在。一度お会いしたことがあるが、美人で才女の雰囲気。

土山和子(どやまかずこ)
土曜日の昼下がりといえばこの人か。かつてはFM802で「ロックキッズ」や「サンデーサンセットスタジオ」を担当していたのでご存知の方やファン(プロ含む)も多い、フリーランス。音楽番組畑をずっと渡ってきたこの人らしくテンポのよい喋りで英語も流暢、まどろみがちなサタデーイブニングにスパイスを与えてくれる。どうもこの人は、どちらかといえば邦楽より洋楽の方が詳しいようで、70〜80年代の洋ロックネタになると妙にテンションが上がる。とにかく一番垢抜けた喋りをする人。和歌山放送ではかなり異色の類。

山下博美(やましたひろみ)
通称「きよちゃん」で親しまれるこの人は、元・農民でラジオ界に突入した変り種。アドリブが意外に上手で、話に展開が難しそうな場面(素人さんの返答が「はい」とか「そうですね」で止まってしまった時とか)に至っても、うまく(勢いで?)話を繋いで形にできる。決して美しい声とは言えないのだが(高いところで声が二重に出てる感じの声質)庶民感覚の、いい意味で変に洗練されていない俗っぽい喋り(ほとばしる和歌山弁)に大変好感が持てる。ちなみに「きよちゃん」の愛称は、吉本新喜劇の「きよちゃん」に顔が良く似ているから。言いだしっぺは北尾博伸アナ。
 

■ WBSを引き締める男性パーソナリティたち(一部のみ、敬称略)
小川孝夫(おがわたかお)
やさしく丁寧な語り口が特長で、声が若々しい。たかさんと同郷(岡山県岡山市出身)で、和歌山弁が下手。ネイティブ和歌山人相手に、無理に合わせようと半端な和歌山弁を繰り出し、違和感を与えてくれるのが嬉しい。リスナーに安心感を与える、この人独特のソフトな声質はあまり他に聞かれない貴重なもの。そういえば防災関連の資格か何かを取得したような事も聞いたが。子どもさん絡みでPTAの役員か何かにもなっていて、公私共に多忙な人。多忙ついでに「和歌山に住む元・岡山県人会」でも作ってくれないかなあ。

小田川和彦(おだがわかずひこ)
少々甘めの、流れるような語り口ながら、「○○ってのがあンですけどねぇ」のように江戸っ子口調がたまに出る、ダンディな声の持ち主。団塊の世代の女性にファンが多い。間違いを指摘されたり、ふと気付いた事を慌てて言おうとする際に声が裏返ることがあり、それまでのダンディな喋りが一転して一瞬、素っ頓狂になる場面は、小田川ファンなら絶対に聞き逃せない悦楽の瞬間。

平井理弘(ひらいみちひろ)
やや憂いのある独特の声質で、硬くハキハキとした感じではなく、少し流れる感じで喋る人。夕刻のニュースでは、原稿上がりから本番までの時間が短いのか、よく噛むことがある。声を想像しようとすると必ず「痛散湯」のCMが想起され香川県のあの試供品を頼んだ人は症状が直ったのだろうか?など気になって仕方が無い私は何かを間違っているのだろうか。まぁどうでもいいので話を戻すが、女性アナとのトークではニヒルな突っ込みをしてくれるので、特に上林君江アナあたりがしどろもどろに返答するのを楽しませてくれる。ドキュメンタリー物のナレーションなどにはピッタリの声質かもしれない。

北尾博伸(きたおひろのぶ)
男性陣では一番若々しく良く通る、やや高めの声質。こちらも上林君江アナとの突っつき合いで真価を発揮。元々が大阪の人なので、関西弁でのトークはもちろんボケツッコミに長けており、上林アナとともにお笑い系OKアナの双璧をなしていると言えよう。男性アナの中では一番、破天荒なタイプ。アニメを扱う番組(痛快アニメジオ)で中川智美アナと担当、はじけたトークを展開し若い世代の認知度が高い。また、実はものまねがうまく、運がよければ爆笑モノのものまねを聞くことができる(たまにお寒いのもある)。持ちネタの一つである小田川和彦アナのものまねは、似すぎ。あまりに似すぎているため、受けた女子アナ(誰だったか忘れた)が小田川アナかと本気で間違っていたほど。

寺門秀介(てらかどしゅうすけ)
声で言うなら一番、いい声かと。太くハッキリした声質で、もう声の商売にうってつけという感じ。非常に太く渋い声なので少し年配なのかと思われがちだが、まだ若手(そろそろ中堅か?)の部類。現在は田辺支局勤務。東京出身なのであまり和歌山弁では話さない(話せない?)が、本格派の声質だけに和歌山弁は似合わないかもしれない。数年前より、少し太ってきている。以前「アガサス」にコラムか何かを連載していたが、表現が面白かったのでリアルではかなり面白い人かも。

小林睦郎(こばやしむつろう)
オールドファン(と言うには早いか)も非常に多い、重鎮パーソナリティの一角。以前は和歌山放送の編成部長まで勤めた人だが、現場主義を貫き現在はフリー。一旦はAM神戸などで活躍し、先頃和歌山放送のパーソナリティとしてカムバックした。軽妙な喋りでリスナーをどんどん引き込んでいく手腕はまさに名人芸、さらにパートナーを選ばない柔軟性がある。ベテランらしく知識量も豊富で、文芸や歴史にも強く、どんな話題にも対応できるのはさすが。ただ、若い女性には弱いのか、中川智美アナとのやり取りは若干甘めで、若い「ともちゃん」の一生懸命なリポートをいたわるような喋りになるのがいい感じ。普段は還暦を感じさせない若々しいトークなのだが、その瞬間のみ、おじいちゃんになる

喜八(きはち)
一番落ち着いた喋りをするベテラン。だがもちろん番組の性格に合わせて硬軟自在のテクニシャン。穏やかに喋っているかと思えば、ゲストや話題の状況によってテンションを調整し、畳み掛けるような展開も可能。ただ平日昼間の明るい時間帯にはあまり声を聞くことができない。土曜夜に1時間番組があるが、それ以外は5分とか10分とかの短時間番組にチラッと出てくるぐらい。登場する時間帯と相まって、せわしなさが無く、聞いている方も落ち着ける。静かな感じの詩の朗読とかやってもらうと絶品なのではなかろうか。
 

■ その他、WBSに欠かせない出演者たち(敬称略)
桂枝曽丸(かつらしそまる)
多くを語る必要のない、和歌山のおばちゃん・・・いや、おいやん。落語家なんだから喋りがうまいのは当然で、アナウンサーを食ってしまうほどのトークで楽しませてくれる。突っ込みもうまいので、アナウンサーの隠れた一面を引きずり出すことも可能な人。あの冷静な赤井ゆかりアナをして「そんな事ないですよぉっっっッッッッ!!」とキレ気味に言わしめた事があるほどの実力者。ちなみに和歌山放送社屋へは、原付で来る

島和代(しまかずよ)
芸名(?)は「ホエール和代」。紀南の鯨(ホエール)と「吠える(吼える?)」を掛けたものと思われる。島精機の社長の奥さんで、「ファクトリーブティック・シマ」を展開しニット販売・不動産販売を手掛ける「和島興産」社長。また、旧丸正百貨店舗の再開発に取り組んでいる。とにかく元気なおばちゃんで、小林睦郎アナを相手に一歩も引かないトークを展開。かといって喋りっぱなしではなく、引くところは引いて、うまく流れを作っている。和歌山を前向きに変えていこうという主旨の発言が多く、好感が持てる。和歌山のおばちゃんらしく、おばちゃんギャグや井戸端的なネタを始めとして、ダジャレ的なものも小出しに披露。

高岡伸夫(たかおかのぶお)
ガーデニング業界ではトップ企業の「タカショー(海南市)」社長。最初聞いたときはパーソナリティかと思ったぐらい、喋りがうまい。関西弁で軽妙なトークはもう、引き立て役どころではなくプロに匹敵。ガーデニングだけでなく、大会社の社長だけに政治経済や世俗にも長けており、得意の歌謡ネタを含めて守備範囲も広い。ちなみに若い頃はミュージシャンを目指していたとか。

中村作栄(なかむらさくえい)
編集部デスク。少し舌先を上あごに当てる感じの「ラ行」の独特の節回しは、軽く総入歯の可能性を示唆している(違ったらすみません)。少しゆっくりと語りかけるような喋りな上、声もおじいさんっぽいソレなので、せわしない朝の喧騒がやわらぐ、ありがたい存在。アドリブはあまり得意ではない様だが(それも当然か)、唐突に話を振られると照れながらも老獪に対応。アナウンサーではないので、よく噛んだり読み間違いをするのはご愛嬌。

八木亜夫(やぎつぎお)
辛口で鋭いツッコミを世間に入れる、和歌山放送ではめずらしくキレ系なキャラ。毎日新聞社客員編集員で、元・サンデー毎日編集長。平日の午前中によく出てくる。講座やシンポジウムなど、多方面で活躍しているかなりえらい人。そんな人だが「あんなん見てたら胸悪ぅなりますよ僕は!」とか「そんなもんあんたらの仕事でしょうが、と言いたいね!」とか「まったくやってられへんですなあ!」とか、キレ発言には枚挙の暇がなく、なんかいつも怒っている気がする。でもリスナーの「せやせや、その通りやして、まっとぉ言うたれ!」の声が聞こえてきそうな、気持ちのいいトークを展開する正義の人。政治経済ばかりでなく、昭和歌謡や映画にも詳しく、その映画の撮られた、またはその曲が書かれた経緯みたいな裏話も披露することがある。

道路交通情報センターの虎伏さん、有本さん(フルネーム不明)・・・1日に10回くらいある、道路交通情報センターからの交通情報を教えてくれる人たち。いずれも若い女性。声の質もなんとなく似ている。虎伏さんは短時間に必要な情報を的確に伝えられる流麗な喋り。もう数年やっていてベテランの域か。有本さんは1〜2年ほど前から。コブチさんより少しだけ低い声で、最初は硬く棒読みだったのが、徐々にうまくなり今では虎伏さんを食ってしまうほどにセクシーな感じまでしてきた。そう、やや低めの声がセクシーなのだ。なぜかノリのいい時と穏やかな時とがあって、何かと興味深い(何の興味だ?)。なので関係者の方が万が一これを見て、修正などされないように祈るばかり。黙っておいてあげて下さい。ちなみにこの2名の他にも、時間帯によって和歌山放送所属・契約パーソナリティが交通情報を読み上げることもある。

西浦郁広(にしうらいくひろ)
土曜昼すぎからの「めざせ!ソムリエール」講師でワイン館Nishiura社長。担当の中川智美アナに、厳しくも優しくワインのレクチャーを行なうワインの達人。ワインを料理と合わせた場合、その料理の表情がどう変わるかなどを的確に表現してくれる。この西浦社長は西浦酒店の先代がバリバリに働いてた頃、スポーツ刈りの普通の酒屋の兄ちゃんだったが、最近では少し髪の毛を伸ばし、しゃれた背広を着て垢抜けた感じになっている。ちなみにたかさんが大学時代に軽くご縁があったせいで、JR和歌山駅裏の旧店舗(?)にはちょくちょく足を運ばせてもらっていた(店で立ち飲みまでしていた)経緯がある。また、社長の奥さんはかなりの美人であることも申し添えておこう。話がなぜか逸れに逸れてしまったが、ワイン館Nishiuraは、確か和歌山県で一番最初に本格的なワインカーヴ(ボトルワインを適温で格納しておく冷蔵庫みたいな部屋)を設置した店だったと記憶している。それももう10年以上前の話。

石井孝典(いしいたかのり)
ぶらくり丁の雑貨屋店主で、和歌山では珍しいお笑い集団「紀州犬」リーダー。ぶらくり丁レポーターも兼務。通称「いしいちゃん」。あまりのギャグや突っ込みの切れっぷりに、吉本の芸人さんかと思ってたらやっぱり元・吉本でNSC卒業生。ぶらくり丁の再興を願い、自分の店を横へ置いといてぶらくり丁で頑張ってる他のお店のアピールに奮闘する姿は、熱い。熱すぎる。暑苦しいぐらいだが非常に心地よい。カスレ声だけど妙にテンションの高い、気合の入ったリポートは言っちゃ悪いが和歌山放送のパーソナリティには望めない強烈な個性。パーソナリティの唐突な振りにもまるで動揺する気配無く(本当は結構、返答に困っているのかもしれないが)カウンター気味に落とし返す実力にはもう、脱帽。元々がぶらくり丁に店を構える人だけに、取材される店の人ともそれなりに親交があったりするわけで、高いテンションの割に取材される側も変に引かないところがキャスティングの妙。
 

 気になるあの番組(和歌山放送製作分)
わたくしの作文
平日早朝と昼過ぎの2回放送。小中学生の作文コンクール入賞作品を紹介する。現在は北尾アナ(男の子の作文)と宮上アナ(女の子の作文)が担当。小学校低学年の作文はほのぼのしていて思わず笑みが浮かんでくるかわいらしさ。表現や擬音などが、大人では不可能な発想で書かれていることが多く、子どもの感性の素晴らしさに脱帽。これが中学生ともなると驚くほどしっかりした文章で、自己や将来、家族や友人を見つめる純粋な目に感動させられる。かなり昔からやっている長寿番組で、現在の朗読担当アナはすでに6代目だとか。ちなみに小田川和彦アナの子どもさんも、作文を読んでもらったことがあるらしい。

こんにちは県農です
平日の昼前に、JA和歌山県農の職員さんが和歌山県の農作物の状況などについて説明してくれる番組。和歌山県特産のみかん・梅ばかりでなく、キャベツやレタス、米、また病害虫の話などもあり、結構勉強になる。気候や天候による作物の出来・不出来に関する話の際には、今後の農作物の価格の上下が予想できたりもする。

めざせソムリエール
和歌山放送の女性パーソナリティが、ワイン館Nishiuraの西浦社長のレクチャーを受けながら実際にワインと食事を楽しみ、テイスティングや料理との相性を確認しつつソムリエールを目指すという番組。「うう〜んおいしいぃぃぃ!」とか「このレアでジューシーにローストされた和牛に濃厚なマデラソースがすごく合いますねえ!」とか「このワインが味の余韻を増幅させてくれるんですねえ!」とか、映像で見られるテレビのグルメ番組とは一味違う腹立たしさ、いや、うらやましさを楽しめる。土曜日の昼過ぎ(12:40〜)にやっていて、担当パーソナリティは現在、中川智美アナ。以前は宮本淳子アナが担当しており、実際にソムリエールの資格を取得している実績がある。収録はスタジオの時と、和歌山では名高いフレンチレストラン・JOY味村で行なわれる時とがある。料理と合わせる時には、実際に味村シェフ以下、厨房スタッフが料理の解説に加わる事も。また、定番っぽい取り合わせばかりではなく、ボルドーの赤と、なんと驚くなかれ、おでんを合わせてみたりして(よく合うらしい)、たまに想定外のこともやったりしていて楽しい。ワインと料理の味や雰囲気を伝えるという、ラジオでは非常に困難な試みではあるが、これを音声だけでうまく表現していて、そのチャレンジ精神にも感心する。また、生徒役の担当パーソナリティが徐々に成長していく過程も楽しく、そのあたりを西浦社長が上手に展開させてくれている。

子どもを守るキャンペーン 笑顔はじけて!
子どもの安全を守るためのノウハウを、長年培ってきたリスクマネジメントの専門家が判りやすく説明してくれる番組。不審者の見分け方から、万が一不審者が近付いてきた場合の子どもの対応のし方、果ては学校・幼稚園など子どもの集まる施設におけるディフェンスライン構築法に至るまで、子どもを取り巻く多様な環境のほぼ全てにおいて言及し、それぞれに防犯プロセスの解説を加えている。昔のようなオープンな環境では子どもの安全をカバーしきれないという限界を感じさせられるとともに、親や学校関係者、周囲の人達の防犯意識の向上と連携によるディフェンス力向上の必要性を痛感させられる。張り紙一つで抑止できる犯罪もあれば、地域ぐるみや行政を巻き込んで取り組む必要のあるものもある。そんなノウハウを惜しみなく伝授してくれる、救世主のような番組。もっといろんな時間帯に放送して欲しいぐらいだ。

こちら119番
和歌山県内の各署の消防署員さんが、各消防署管内における一週間ぐらいの救急・消防出動状況について話してくれる番組。先週一週間で救急出動が何件、火災による出動が何件とか、そんな感じだ。当然、交通事故や死傷者が出るような火事もあるが、たまに「火災の通報で出動したが、焚き火を火事と見間違えた、いわゆる誤報」でした、みたいな報告もあってなごめる(消防署員さんはたまったもんではないかもしれないけど)。「車のエンジンルームから火が出た」というのも意外に多いようだ。また、「調理時に袖の広い衣類を着ていて、ガス火が袖に引火する事故があるのでご注意ください」みたいな現実に起こった、または起こりうる火の危険に関する情報提供などもあり、参考になる。

ゲストカフェ
和歌山ゆかりの企業人や政治家などをゲストに迎え、仕事の話ばかりでなくその人の人生やプライベートな家族環境、趣味の話なども含め、宮上明子アナが上手に引っ張り出してくる番組。日曜日の14時頃から。時期によっては和歌山市長なども登場。宮上明子アナのふんわりした雰囲気のもと、いつもはお堅いお仕事をされてる人もついつい口が軽くなる(?)感じで、キーマン達の違った一面を楽しめる。政治・経済・文化など各方面の重要ポストで奮闘する人達が身近に感じられるようになる、貴重な番組。
 

 気になるあの番組(和歌山放送製作以外のやつ)
武田鉄矢・今朝の三枚おろし
朝8:40〜50に放送される、10分番組。武田鉄矢が世の中の出来事や最近読んだ本などをネタに、1〜2週間単位であれこれ語る。歴史・風俗・教育・政治・経済・哲学・宗教といった話題から、隣の犬との交流まで幅広いジャンルを扱っており、これらに対して武田鉄矢流に噛み砕いた解説・解釈を行なっている。特に面白いのは哲学の話。ややこしい哲学的概念を、彼独特の手順で展開させてリスナーの理解に導く手腕はさすが(哲学って結構マイナーだと思ってたのに、結構書籍が出版されてるようだ)。こんな小難しい話を朝っぱらから聞くのってどうなのかとも思うが、よく理解しようとしていると、脳が起きる。また、武田鉄矢が愛してやまない隣の小柴(犬)との交流や本人が出演している演劇・映画やテレビ番組の裏話、旅行先での出来事、お便りの週など、堅い話ばかりでもない。そしてこの番組前後のCM(サカタのタネ・クレバリーホーム)が妙に耳につくのはご愛嬌。ちなみに今日も私の耳奥では「果肉しっかり〜栄養たっぷり〜♪」って鳴ってますがね。コレどうしてくれんだ。あ、クレバリーホームの社長役で出てるのはあの青野武さんでしょうか?どうでもいいけど。

テレフォン人生相談
平日の11時くらいからやっている、20分番組。もう40年以上やっているという、現在ではおそらく日本一の長寿ラジオ番組。相談者からの電話をパーソナリティが受け、弁護士や心理学者といった専門家の回答者とともに、問題解決に導いてくれるありがたい番組。相談内容は、借金がどうとか不倫で離婚がどうとか、子どもの結婚相手やその親御さんがどうだとか、職場の上司にハラスメントを受けて辞めようかどうしようかとか、何かと身近なものが多いので、ついつい内緒話に聞き耳を立てる感じで聞き入ってしまう。ただし医学的なものや訴訟・調停中のものに関しては相談は受け付けないとの事。相談者は切羽詰って相談の電話を掛けてくるので、概ね同情に値するものなのだが、中には「そらぁお前が悪いわ」とツッコまれるべき相談も。「あなたそれ、自分で変えなきゃダメよ!他人任せにしようとするからいつまで経っても旦那さんが変わらないんじゃん!」とかパーソナリティや回答者が平気で突っ込む。しかし、優秀なパーソナリティ・回答者達はそれでも、ああしろこうしろと上手に指針を与えており、相談者への同情心とともに、パーソナリティ側の知恵や技術に思わず感心できる。いずれも中途半端な回答ではなく、必ずと言っていいほどきちんと今後の指針についてアドバイスするので、面白半分で聞いているリスナーでも非常にスッキリした気持ちにさせてもらえる。ちなみに、この番組では、実は放送分以外でも相談電話には専門家がきちんと回答している。放送分では加藤諦三(早大教授・心理学)や今井通子(医学博士・作家)などのパーソナリティ及び弁護士(何名か居る)・精神科医・教育専門家・占い師(マドモアゼル愛・・・確か男の人)などの回答者と相談者とのやりとりが録音され、個人情報や企業名を徹底的にカットした上で放送されている。放送されなくても、放送分出演者以外の専門家が相談を受け回答を行なってくれるので、実はものすごい手間が掛かっているのだ。そういえばパーソナリティとしてアタック25司会でおなじみの児玉清が出てくることもある(博多華丸ではない、念のため)。とりあえずは「明確な指針の提示」「放送分以外でも相談を受け付け」といったあたりが長寿の秘訣となっているようだ。

純喫茶・谷村新司
ミュージシャン・谷村新司が、リスナーからのお便りを元にあれこれコメントする番組。パートナーは文化放送の吉田涙子アナ。概ねアリス世代の投稿が多いのだが、朝(10:40〜)の番組のわりに、エッチなネタがなぜかよく出てくる。そっちの方向に谷村新司が誘導しているところもあるのだが、しつこくやらないのであまり嫌らしさはない。男女の考え方や発想の違いについての話になると、谷村新司独自の理論を展開し、これがまた「なるほどねえ」と納得できるものばかりで興味深い。ファンによれば谷村新司は女性の気持ちを大変よく理解しているという評価であるだけに、男女双方の都合を説明するのがうまいという事なのだろう。
 

 個性的なCMが目白押し(企画物など)
桂文福のあの店この店
文福師匠のダジャレ炸裂のCM企画物。いわゆる紀の川筋を中心に4箇所ほどのお店などを回り、そこの店員さんや社員さん、社長らと急ぎ足でトークを行い宣伝する。文福師匠のカツゼツの悪さも手伝って、たまに何を言っているのか分からないのをどうにかこうにか推察するトレーニングにもなる。なかでも「アートホームサービス」の社員さん参加のショートコントは非常に味わいが深いが、たまにギャグの意味やオチの真意を測りかねることがあり、そのもどかしさも楽しめる。また、たまにその社員さんがセリフを噛んでいるのにも関わらず、そのまま放送に流すという荒業もあったりしてまた違った楽しみ方も可能。上記の他には宴会場(居酒屋・宿泊施設)や贈答品店などが出てくる。居酒屋「アパッチ」の「アパッチに来てッチ!」が微妙に流行した感があるのは気のせいか。

桂三歩のきてみて!この店ええお店
田辺市出身の「三歩」師匠が紀中あたりをまさに「散歩」しながらお店を回るという企画物。こちらはあまりお笑い系ではなく、ゆったりした感じ。中でも有田市の釣具屋「フィッシング・モリタ」のCMでは、釣具屋のハスキーヴォイスなおっさんが現在の釣況を解説してくれたり、餌を教えてくれたりと、10秒ほどのミニ釣り教室的な側面もあり、ついついメモをしたくなる。他は醤油屋さん(うまいもん亭の中華スープでおなじみ、花野食品)やかまぼこ屋さん(平天とかのすり身の天ぷらがおいしい、天乙)など地場産品を扱うお店が多い。

テレマート・ラジオショッピング
何かと有名になった(なってしまった)テレマートの通販番組。テレマート担当者がリスナー及びパーソナリティ(現在は小川孝夫アナ)に商品を熱烈にアピールする。扱う商品はカニや明太子、健康食品・器具、家電製品など多岐に渡る。結構、びっくりするような値段設定が行なわれており、企業努力を感じさせる。そこらのデジカメよりはるかに安いデジタルビデオとか。特にカニに関しては聞いてるだけで涎が出てくるほど熱のこもったトークを繰り広げ、思わず電話番号を復唱したくなるほど。「身がた〜っぷり」「あふれる肉汁が・・・」等、強烈な感覚刺激を与えてくれる。少し時期を待っていると、同一の値段で倍の量を提供してくれるようになることがあり(かにの剥き身1kg1万円→2kg1万円など)、適切な買い時を推し量る作業も楽しい。しかし、調子に乗って待ちすぎると狙った商品が登場しなくなり、時期を逸してしまう。
 

 普通のCMでも、すごいのがある
和歌山放送のCMを聞いていて驚いたのは、テレビ(テレビ和歌山)も同様だが、ローン会社(もちろん、ローカル)とラブホテルのCMが多いこと。特にラブホのCMなんてのは強烈なインパクトを食らったものだ。しかしもう慣れてしまった私は和歌山人として一歩階段を昇った気分だったり。
介護保険制度が導入されてからというもの、福祉業界のCMが増加。単独のCMだけでなく、健康・医療・介護系の短時間番組のスポンサーとなっているところもあり、介護保険制度導入前(措置時代というのが適当なのだろうか)からの変化ってのも感じ取れる。
テレビCMと決定的に違うのは、食べ物のCMが少ないこと。美味しさが伝えにくいって事があるんだろう。逆に、伝えにくそうなのに多いのが車のCM。トヨタ・日産が多く、印象的な音楽とともに流れてくる。スタイルとか、見なきゃ分からんだろう?と思いがちだが、車のCMが多いのはラジオを車に乗りながら聞く人も多いので宣伝効果が高いのだ。「走りがいい」って言われたら、「俺の車、パワーねえなぁ・・・買い替えてぇな」ってなるし、「燃費がいい」と聞けば「今月、ガソリン代が結構掛かってんだよな、燃費が良かったら楽だろな」とか思うわけ。また車そのものでなく、営業所でのイベント告知なんてのが多いのは理解しやすいところ。
宗教団体がスポンサーの番組もなぜか多い。理由はよくわからないが、宣伝広告費がテレビに比べ安い事と、宗教ってのはテレビで宣伝しにくい素材である事、ラジオ番組のスポンサーになることでのイメージアップ効果を狙うのが団体の宣伝として適当である事、このあたりにあると考える(もしかすると、宗教系のCMはテレビだと何かと縛りが多いのかも・・・宗教嫌いな人も多いし)。
 

 その他の事業
カルチャーセンター
英会話や麻雀教室、また和歌山放送という資源を生かしたアナウンス教室など、各種講座。麻雀教室では、なんか全国大会へも出られるようになるらしい。アナウンス教室では小林睦郎アナを始めとした達人たちが直接指導してくれる(確か、平井理弘アナや小川孝夫アナも講師)。英会話教室には元・和歌山大学で教鞭を取っていた(鬼の?)パワー先生が居た気がするが、いないかもしれない。「イングリッシュサクセ〜ス、アット、ダブリュービーエス!」って言ってるのがパワー先生じゃないのかなあ。ま、別にいいけど。
BGM・テープ製作
オリジナルCDの作成など、豊富な音響機材を活用した業務。最近はパソコンで色々できちゃうからなあ・・・。でも自分専用のBGM作ってもらうなんてのは面白いかも。「風呂でくつろぐ俺」みたいなのも作ってもらえるんだろうか。
電光掲示板
JR和歌山駅前及び南海和歌山市駅前に設置されている大型電光掲示板による広告放映。近鉄の上階でトンカツ食ってたり、市駅の階段を降りながら少し上を向いた時に見える、アレだ。個人メッセージを流してくれる機会もあり、使い方次第では愛の告白なんてことも可能だったりする。とはいえ、やっぱりコレもローン会社の広告が目に付く気がする。
 

 まとめ
地域密着の姿勢が何かにつけ問われるこんにち、ラジオカーによる遊撃取材や田辺・新宮各支局による独自番組の制作等、和歌山放送の努力には高い評価が与えられてしかるべきであろう。また、東南海・南海地震への備えとして、防災意識の浸透や大規模災害時におけるラジオの役割の確認、さらには「子どもを守るキャンペーン」における日常起こりうる危機に対する防衛・予防意識の啓発など、和歌山放送の運営には大いに期待したい。
アナウンサー陣に関しては今のところ特に強い要望は無いのだが、できれば外部から優秀な、または笑いの取れるパーソナリティや芸能人(吉本・松竹の若手芸人の登用など)を活用するなどして、現在のパーソナリティ・アナウンサー陣だけではカバーし切れない部分を補完し魅力を高めてゆけば(上手な素人の発掘もアリか)、現在ラジオから離れている層を徐々に取り込んでいけるのではないか。
そして今後はさらに、ネットの活用を含めリスナーと局との双方向性を高め、リスナーとの距離をより縮めて頂き、また、大規模災害時や緊急時における和歌山放送の役割を関係各機関との連携をもとにさらに明確化し、安全で安心、そして何より楽しい番組制作に勤めて頂きたいと思う。そして機動性・双方向性・速報性すなわち「アクティブ感」「ダイレクト感」「ライヴ感」の強化にも期待したい。

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