トップミステリー・ファイル「和歌山の謎」>青いポストの怪

和歌山ミステリー・ファイル

File-01

青いポストの怪

郵便ポストといえば、赤色が相場。ところが和歌山県民文化会館前にあるポストは、何とも珍しい青色をしている。これに投函された郵便物は、なんかヤバいところに届いてしまうのだろうか?それとも何か特別な使用法があるのだろうか?

実はこのポスト、1990年に大阪・鶴見緑地にて開幕した「万国花の博覧会」いわゆる「花博」の置き土産なのである。使い方も通常のポストと同じなので心配は無用。霊界にも異次元にも届かないのでご安心頂きたい。

花博会場では青空をイメージした青色のポストを特例的に採用していた。花博会場内で販売されていた記念絵葉書などをその場で宛先・メッセージ等を記入し、そのまますぐ投函できるようにしていたが、閉幕後もったいないのでそれら9基を再利用するため近畿各地に譲渡している。そのうちのひとつが和歌山県庁の真向かいにある、県民文化会館いわゆる「県文」前(和歌山市小松原通)に設置されているのだ。

青色をしているだけにパッと見ではポストに見えないが、形状も機能も間違いなくポストのソレ。郵便屋さんも忘れず収集に来てくれてるようだし、まあ良しとしましょう。

≫「和歌山の謎」リストへ戻る

≫トップへ戻る