「和歌山人の鉄則集」●方言・話法編●
応用チャート(1)−Ⅱ
◆設問の解答◆
「ぼちぼちやの」「ナマ達者や」
◆解答の指針◆
●「ぼちぼちでんな」と解答した方。ヒントにもあるように、揉み手を繰り出しつつ「ぼちぼちでんな〜」などと言うのは和歌山的ではありません。もう少しのんびりした感じで答えましょう。「ぼちぼちやの〜」「ぼちぼちやして」等がここでは適当です。
●また、上級者なら「ナマ達者や〜」と少々ダルに返答するのもよいですね。この「ナマ達者」は、「いつ死んでもおかしくない歳(や、状態)なのに何故かまだ生きている、生かされている」ニュアンスがあります。また「どうにかこうにか、やっています」という意も含みます。これを「な〜まだっしゃやぁ〜」とイビツに発語を伸ばしつつ返答できれば、もうあなたは和歌山を代表する「達観した」感のあるお年寄りの仲間入りが今すぐにでも可能です。このように老化を待たず老人化するのもよいものです。