「和歌山人の鉄則集」●民俗編●
基礎チャート(2)−Ⅱ
◆設問の解答◆
「みかんの早食い競争を行う」
◆解答の指針◆
●みかんを皮ごと割って、皮から身を剥ぎ取るむき方(和歌山剥き)であれば、チマチマと花びらを開くようにむくやり方よりも早くむく事が可能です。
●できる事なら片手間にやらず徹底的に勝負を行い、その上で圧倒的大差で勝利する事により、相手は驚きのあまり次からはこの「和歌山剥き」でみかんを食べるでしょう。
●このむき方は、皮が薄く花びら剥きだと皮がブチブチ切れて剥きにくいタイプのみかんでも非常に軽快に剥く事が可能です。皮が薄くて剥きにくいみかん(早生みかんなどがよいかも)を意図的にチョイスする事でさらに優位性を確保する事ができ、完全勝利も見えてきます。
●勝利した後には、筋の取れやすさについてもメリットがあることも忘れずアピールしておきましょう。相手が興味を持っているようであれば、3つに割るのが美しい、これが正統和歌山剥きなのだ、とか何とかそれらしい説明を添えればパーフェクトですね。
●万が一、自分が敗北してしまった場合・・・このあっぽけ!と言いたいところですが、冷静になってちょっと考えてみましょう。和歌山はみかんで有名ですが、味は日本一と言われながらも生産量では愛媛県に一歩譲っています。2ポイント程ですが。これが、質・量ともに日本一になればいいなと思いませんか?そう思うでしょ。そう思え。正統和歌山剥きを新たにマスターした県外人は、間違いなく地元に帰って「和歌山人にこれを教わった」と友人知人や家族の前でやって見せる事でしょう。そうすりゃ「さすが和歌山、剥き方も本場だなあ」と和歌山みかんのイメージアップに貢献します。このような地道な活動も必要です。このような和歌山みかんタクティクス(戦略)を念頭に置き、再び練習しチャレンジしましょう。