「和歌山人の鉄則集」●食文化編●
基礎チャート(3)−Ⅳ
◆設問の解答◆
「好きなものを聞いておく」
◆解答の指針◆
●おでんの具に嫌いなものがある人は、それを食べなければそれで済む話。それよりも、好きなものが沢山食べられればこれに勝るものはないでしょう。大根が好きな人なら大根を、卵が好きな人なら卵を「これでもかオリャ!」というぐらい入れておけば、お客さんはきっと満足してくれる事でしょう。それに、いざ「嫌いなものは?」と問われてすぐ答えられる人も少ないです。実際目にして初めて「あ、ワエ、これあかんのやして」などと気付く方が多いです。ただでさえ色んなものを入れるおでん、いちいち気にしてたらキリがありません。お客さんの好きなものをドッサリ用意して迎えましょう。
●同時に、ご飯も炊いておくのが和歌山では吉。和歌山人はご飯のおかずのバリエーションが多いのです。もしあなたんトコが普段おでんはおでんだけ食べる家庭でも、和歌山人のお客さんを呼ぶ際にはできればご飯の用意もしておきましょう。
●そして飲み物。おでんにビールやお酒は非常によく合います。こちらもできればお客さんの希望を聞いて、揃えておきましょう。和歌山は日本酒の消費量が意外と多く、全国で11〜13位くらいをキープしてます。お酒を飲む方なら「紀の鶴」や「黒牛」などの不純物の入らない純米酒、ビール等を用意してもてなしましょう。そういえばAMラジオ・和歌山放送(wbs)の土曜昼の番組「めざせ!ソムリエール」で、おでんにボルドーの赤を合わせるという荒業をやっていました。よく合うそうなので、赤ワインもいいかもです。