おしえて№725 投稿者 かっくん
 文章を強調するときって、横書きだと下線を引きますよね。縦書きだと傍線を引きますよね。
この縦書きなのですが無理にこじつけをして、横書きに直し横書きは左から読むという前提で考えた時、傍線は上に来るのですが、
どうして傍線は右側で左側にはないのでしょうか?
もしくはなぜ横書きだと下線になるのでしょうか?
アイコンのご説明
のんきさん ←疑問投稿者からのご推薦です。

印刷業界では、縦書きにした時の傍線は、形は違っても傍点や「ルビ」と同じ意味として扱われています。新聞の場合もルビは組版システムがそうなっています。「ルビ」という単語は印刷業界の語法で、漢字の読みをひらがなで表す小さな文字のことです。五号活字の振り仮名である七号活字の大きさがルビーに相当したことから名づけられました。
また、横書きにした場合、文字の下に線を引くのは、横文字文化が強く影響していると思います。縦書きは罫の中心に文字を書くのに対し、英文などの横文字は罫の上に文字をそろえて書きます。ですから文字の下にある罫にあわせて線を引く必要があったのです。オランダ語や英語が日本に入って来るようになり、日本語を縦書きから横書きに直した際、そのやり方を受け継いだのではないでしょうか。
Tsuneさん

  これは縦書きの場合、読む文字の方向ではなくて、行の進む方向の後ろ側に傍線をつけるためです。
 ですから縦書きの場合、右から左に読み進むため、文字の右側に傍線がひかれるのです。
 横書きの場合、アンダーラインというように文字の下側に引くのが自然です。(文字の上に引いたのではわかりませんよね。)これは昔からの慣例で決まっているためだと思います。
ノラさん

 右利きの場合、線を引くとき左や上では、手が邪魔で文字が隠れてしまいます。横顔を描くときも自然に左向きになりますよね。照明も左肩後ろから当てると手暗がりになりません。なぜ右利きが多いのかはわかりませんが。
かっくんからの感想メールです。

 縦書きの場合はルビといっしょなんだ、納得です。 
 本題から離れますが、広辞苑でものんきさんが書かれているように、七号活字の大きさがルビーに相当したからと示されてます。何で宝石?と一瞬考えてしまったのですが、英国で「ruby」と呼ばれる活字体を指すそうです。印刷業界では、活字サイズの別称として、宝石名を用いたのだそうです。(他に pearl , diamond , emerald など)
詳しくは下記URLででチェックしてみてください。
参考推奨URL「ルビのために」

http://www4.justnet.ne.jp/~greentree/CODERUBY.HTM
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
Tsuneさん・ノラさん・のんきさん・のんきさん・のんきさん

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