何で咎める 老いの縮れ毛
涙がちに潤む目を
そは御身に焦がるる想いの戯れ
憧れ焦がれて虚しゅう終わりはせぬかと
心を射抜く物思いのしるし
眠れぬ夜々のなしたこと
胸脇にははや皺が寄り
喉には皮が垂れ弛む
人みな若さの盛りに燃え立つものを
四肢を食む物想いに我が身は老いる
憐れみ給え 恵み給え
さすれば頭は黒うなり、頬もまた花と咲く
作者 | 詞華集(巻数-番号) |
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アガティアス・スコラスティコス | 5-261 5-273 |
アナクレオン | 358 359 360 363 398 |
アルカイオス | 5-10 |
カピトーノス | 5-67 |
シモニデス | 6-52 5-159 |
ディオパネス(ミュリナの) | 5-309 |
テオン(アレクサンドリアの) | 7-292 9-41 9-491 |
バッキュリデス | 6-53 |
パウルス・シレンティアリウス | 5-264 |
パラダス(アレクサンドリアの) | 9-489 5-71 5-72 5-257 |
(伝)プラトン | 7-669 5-506 |
メレアグロス | 5-165 5-8 |
逸名氏 | 5-65 5-84 9-520 11-53 |