ΑΝΘΟΛΟΓΙΑ ギリシャ詩文選

5-264  パウルス・シレンティアリウス

何で咎める 老いの縮れ毛
涙がちに潤む目を
そは御身に焦がるる想いの戯れ
憧れ焦がれて虚しゅう終わりはせぬかと
心を射抜く物思いのしるし
眠れぬ夜々のなしたこと

胸脇にははや皺が寄り
喉には皮が垂れ弛む
人みな若さの盛りに燃え立つものを
四肢を食む物想いに我が身は老いる

憐れみ給え 恵み給え
さすれば頭は黒うなり、頬もまた花と咲く

作者 詞華集(巻数-番号)
アガティアス・スコラスティコス  5-261  5-273
アナクレオン  358  359  360  363  398
アルカイオス  5-10
カピトーノス  5-67
シモニデス  6-52  5-159
ディオパネス(ミュリナの)  5-309
テオン(アレクサンドリアの)  7-292  9-41  9-491
バッキュリデス  6-53
パウルス・シレンティアリウス  5-264
パラダス(アレクサンドリアの)  9-489  5-71  5-72  5-257
(伝)プラトン  7-669  5-506
メレアグロス  5-165  5-8
逸名氏  5-65  5-84  9-520  11-53
最終更新日: 2002年1月14日   連絡先: suzuri@mbb.nifty.com