新必殺からくり人
■更新事項(2002.05.28) デザイン変更。

オープニングナレーション
人の一生は旅に似ていると言いますが
ほんとにそうでございますねぇ
わたくし安藤広重が旅を描きました東海道五十三次
綺麗ばかりで少しも人のためいきが
聞こえてこないとか…
そんなことはございません
一枚一枚にせっぱつまった怨みとつらみ
つまりは殺してもらいたい人間を
そっと描き込んである仕掛け…
お艶さん よっくご覧の上東海道五十三次殺し旅
よろしくお願い致します。
作:早坂 暁 語り:緒形 拳
使用BGM:仕掛けて仕損じなし

主題歌
惜雪
作詞:喜多條忠 作曲:平尾昌晃
編曲:竜崎孝路 歌唱:みずきあい

 
キャスト
蘭兵衛(近藤正臣)

噺し家塩八(古今亭志ん朝)

小駒(ジュディ・オング)

安藤広重(緒形 拳)

ブラ平(芦屋雁之助)

泣き節お艶(山田五十鈴)


必殺シリーズ第11弾新必殺からくり人のサブタイトルリストです。
監督・脚本家の名前をクリックするとその人の担当作品リストを御覧頂けます。

放送日サブタイトル脚本監督
177.11.18東海道五十三次殺し旅 日本橋 早坂 暁 工藤栄一
277.11.25東海道五十三次殺し旅 戸塚 早坂 暁 工藤栄一
377.12.02東海道五十三次殺し旅 三島 野上龍雄 蔵原惟繕
477.12.09東海道五十三次殺し旅 原宿 野上龍雄 蔵原惟繕
577.12.16東海道五十三次殺し旅 府中 安倍徹郎 蔵原惟繕
677.12.23東海道五十三次殺し旅 日坂 村尾 昭 南野梅雄
777.12.30東海道五十三次殺し旅 荒井 安倍徹郎 南野梅雄
878.01.06東海道五十三次殺し旅 藤川 保利吉紀 南野梅雄
978.01.13東海道五十三次殺し旅 鳴海 中村勝行 松野宏軌
1078.01.20東海道五十三次殺し旅 桑名 保利吉紀 松野宏軌
1178.01.27東海道五十三次殺し旅 庄野 中村勝行 松野宏軌
1278.02.03東海道五十三次殺し旅 大津 保利吉紀 南野梅雄
1378.02.10東海道五十三次殺し旅 京都 早坂 暁 森崎 東


[時代設定を考える]
 蘭学者高野長英が牢内に火を放ち脱獄したのが弘化2(1845)年3月のこと。
 高野長英が脱獄後の逃走の果てに、蘭兵衛と名乗り天保太夫一座に紛れ込むことになる第1話「東海道五十三次殺し旅 日本橋」は、まさにこの時の出来事なのです。
 第2話「東海道五十三次殺し旅 戸塚」では町奉行の鳥居耀蔵が印旗沼工事に絡んで登場します。
 ちなみに鳥居耀蔵が南町奉行から失脚したのが弘化元(1844)年9月。また印旗沼の工事が未完のまま終了したのがそれより3ヶ月前の弘化元年6月。つまり長英が脱獄する以前のお話になってしまうのです。


[インスパイア・ノベル]
 1999年9月15日、講談社文庫から「蘭と狗 長英破牢」という小説が発表されました。
 作者の名前は、中村勝行。
 そう、必殺シリーズ中仕置屋から商売人までを中心に数多くの作品の脚本を担当した、あの中村勝行さんなのです。
 彼は"新必殺からくり人"において第9話「東海道五十三次殺し旅 鳴海」と第11話「東海道五十三次殺し旅 庄野」を執筆、その時に高野長英に興味を抱き、それがいつしか長英を追う捕方に注目するようになったそうです。
 この「蘭と狗 長英破牢」は、そんな中村さんの描く、牢に放火して脱獄し逃亡を続ける長英と、放火の巻き添えで死んだ妻の仇である長英を追い求める岡っ引き瓢六の物語です。
 第6回時代小説大賞を受賞したこの作品、"新必殺からくり人"のサイドストーリーとして読んでみてはいかがでしょうか?

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