必殺仕事人V激闘編
■更新事項(2005.09.06) [時代設定を考える]を訂正。

オープニングナレーション
寂しさに 宿を立ちいで 眺むれば
空に真っ赤な雲の色
この世は真っ赤な嘘ばかり
嘘と悪とで押しつぶされた
お前に変わって悪人共を
真っ赤な血潮で染め上げましょう
仕事が済んだその上は
これやこの 行くも 帰るも
別れては 知るも 知らぬも
お前と私 仕事人の掟でござんす
作:山内久司 語り:芥川隆行
使用BGM:必殺仕事人V激闘編BGM
(必殺シリーズサウンドコレクション)
※追加記事がこちらにあります。

主題歌
女は海
作詞:京本政樹 作曲:京本政樹
編曲:京本政樹・大谷和夫 歌唱:鮎川いずみ

挿入歌
恋曼陀羅
作詞:阿木曜子 作曲:宇崎竜童
編曲:柳田ヒロ 歌唱:梅沢富美男

 
キャスト
中村主水(藤田まこと)

何でも屋の加代(鮎川いずみ)

組紐屋の竜(京本政樹)

鍛冶屋の政(村上弘明)

筆頭同心田中(山内としお)

小者六平(妹尾友信)

闇の会元締(森秀人、東悦次、須永克彦)

元締の声(須永克彦)

影(加治春雄)

中村りつ(白木万理)

中村せん(菅井きん)

参(笑福亭鶴瓶)

弐(梅沢富美男)

壱(柴 俊夫)


必殺シリーズ第25弾必殺仕事人V激闘編のサブタイトルリストです。
監督・脚本家の名前をクリックするとその人の担当作品リストを御覧頂けます。

放送日サブタイトル脚本監督
185.11.15殺しの番号壱弐参 吉田 剛保利吉紀 工藤栄一
285.11.22大仕事!大名殺し 保利吉紀 工藤栄一
385.11.29大難関!大奥女ボス殺し 石川孝人 工藤栄一
485.12.13顔と態度で損した親分の一生 篠崎 好 松野宏軌
585.12.20りつの家出で泣いたのは主水 宮崎 晃 田中徳三
685.12.27加代、丸坊主になる 中原 朗 松野宏軌
786.01.10主水、正月もまたイジメられる 吉田 剛 工藤栄一
886.01.17初夢千両殺し 中原 朗 松野宏軌
986.01.24せん、むこ殿をイビる 保利吉紀 小原宏裕
1086.01.31主水雀の丸焼きを食べる 林 千代 津島 勝
1186.02.07加代、何でも屋婆さんに驚く 篠崎 好 工藤栄一
1286.02.14頼み人は津軽のあやつり人形 篠崎 好 原田雄一
1386.02.21主水の上司人質になる 中原 朗 松野宏軌
1486.02.28せんとりつ不倫する 林 千代 小原宏裕
1586.03.07主水、卵ひな人形をこわす 鶉野昭彦 原田雄一
1686.03.14主水、クモ男を取り逃がす 篠崎 好 松野宏軌
1786.03.21江戸の空にハレー彗星が飛ぶ 石川孝人 松野宏軌
1886.03.28主水、お嬢様に振り回される 林 千代 津島 勝
1986.04.18主水、羊かんをノドにつめる 中原 朗 松野宏軌
2086.04.25主水、健康診断にひっかかる 篠崎 好 藤井克彦
2186.05.02せんとりつ、酔って暴れる 石川孝人 原田雄一
2286.05.09せん、女ひとり旅する 林 千代 松野宏軌
2386.05.16組紐屋の竜、襲われる 中原 朗 松野宏軌
2486.05.23主水、上方の元締と決闘する 保利吉紀 水川淳三
2586.05.30主水、紫陽花の下に金を隠す 篠崎 好 松野宏軌
2686.06.06主水、殺しに遅刻する 中原 朗 津島 勝
2786.06.13主水、トカゲのしっぽ切りに怒る 林 千代 松野宏軌
2886.06.20何でも屋の加代、求婚される 石川孝人 松野宏軌
2986.06.27主水、まっ青に染められる 足達りつこ 都築一興
3086.07.04主水、年上妻にあこがれる 中原 朗 小原宏裕
3186.07.11加代、究極の美男に惚れる 林 千代 松野宏軌
3286.07.18鍛冶屋の政、水中で闘う 林 千代 津島 勝
3386.07.25主水、裏ワザで勝負する 田上 雄 松野宏軌


[オープニングナレーションについて]
必殺シリーズのオープニングナレーションの中では、文字数の多い部類に入る仕事人V激闘編。
それもそのはず。その文中には和歌が二つも盛り込まれているのです。アレンジを加えて。
というわけで、その和歌をオープニングナレーションの対象箇所と共に紹介します。
OPN 寂しさに 宿を立ちいで  眺むれば  空に真っ赤な 雲の色
和歌 寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮れ
この和歌は小倉百人一首の中の物で、作者は蝉丸。
蝉丸といえば、からくり人で緒方拳演じる夢屋時次郎の設定時のキャラクター「眠らせの蝉丸」と同じ名前です。
OPN これやこの 行くも帰るも 別れては  知るも知らぬも お前と私
和歌 これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも 逢坂の関
この和歌も小倉百人一首からで、良ぜん和尚の作です。引用するにしても「逢坂の関」を「お前と私」に変えただけというのは、芸が無さを感じずにはいられません。

また小倉百人一首以外からも元ネタを見出すことが出来ます。「空に真っ赤な雲の色」の部分ですが、これは「長崎犯科帳(昭和50年NTV系・主演:萬屋錦之介)」のオープニングナレーション(語り:城達也)の一節をそのまま引用しています。「長崎犯科帳」は言わば必殺亜流番組の一つと数えられる作品で、その番組のオープニングナレーションをパクってしまうところが如何にも必殺っぽいというか、ただ単に節操が無いだけというか………。
ただしその「長崎犯科帳」のオープニングナレーションも、北原白秋の処女詩集「邪宗門」の一編を引用しています。
空に真赤な雲の色 玻璃に真赤な酒の色 なんでこの身が悲しかろう 空に真赤な雲の色
ということで激闘編のオープニングナレーションは、小倉百人一首と北原白秋の詩を盛り込んだ文学性溢れる作品と言えるでしょう。作者山内久司のいつもの引用癖と言えばそれまでですけど。

さて、このオープニングナレーションがこれほどまでに長くなったのは、そのオープニングに登場するキャラクターが多かったからです。中村主水・なんでも屋の加代・組紐屋の竜・鍛冶屋の政・壱・弐・参の計7名。
主水が南町奉行所の門で大きく伸びをするシーン以外すべて顔アップのモノクロスチールだけという、当時のシリーズと比べれば格段に動きの少ないオープニングでした。
ちなみに、メンバーの数は激闘編と同人数なのに、モノクロスチールあり・花札あり・それをバックにファイティングポーズをとるメンバーありと、仕切人のオープニングはこれだけの事をやってのけています。


[時代設定を考える]
第17話「江戸の空にハレー彗星が飛ぶ」にて、本編中で「妖しのほうき星」と呼ばれていたハレー彗星が登場しました。
ハレー彗星は約76年周期で地球に最接近し、一番最後に接近したのは必殺仕事人V激闘編本放送当時の昭和61(1986)年。
そこからさかのぼると、明治43(1910)年・天保6(1835)年・宝暦9(1759)年…が、ハレー彗星の地球最接近年に当たります。
この番組が時代劇であることから、明治43年は候補から除外されますから、このエピソードは宝暦9年か天保6年のいずれかの出来事となります。

また第7話「主水、正月もまたイジメられる」では、タイトル通り新年を迎えているので、激闘編チームが足掛け2年活動していたのは明らかです。

よって、必殺仕事人V激闘編の時代設定は宝暦8〜9(1758-1759)年もしくは天保5〜6(1834-1835)年のいずれかと考える事が出来ます。

ちなみに激闘編メンバーによる映画「必殺!III裏か表か」は、文政3(1820)年4月8日から物語がスタートします。激闘編が宝暦年間か天保年間のいずれれかだとしても、あまりにかけ離れた時代設定になっています。

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