必殺スペシャル
■更新事項(2007.07.07) 「必殺仕事人2007」を追加。

必殺シリーズの長篇作品(必殺スペシャル)をリスト化したものです。
監督・脚本家の名前をクリックするとその人の担当作品リストを御覧頂けます。

放送日タイトル脚本監督
81.01.021 特別編 必殺仕事人
恐怖の大仕事
水戸・尾張・紀伊
野上龍雄大津一郎筒井ともみ 工藤栄一
82.10.012 必殺シリーズ10周年スペシャル
仕事人大集合
 
野上龍雄高山由紀子 工藤栄一
82.12.313 (秘)必殺現代版
主水の子孫が京都に現われた
仕事人vs暴走族
吉田 剛 石原 興
83.12.304 年忘れ必殺スペシャル
仕事人アヘン戦争へ行く
翔べ!熱気球よ香港へ
吉田 剛 松野宏軌
85.01.045 必殺仕事人意外伝
主水、第七騎兵隊と闘う
大利根ウエスタン月夜
吉田 剛 石原 興
85.10.046 新装(秘)必殺現代版
東京六本木 京都円山公園 大阪梅田
3元仕事人ナマ中継
   
86.01.037 当たるトラ年!
今年も大躍進 必殺&タイガース
 
   
87.01.028 新春仕事人スペシャル
必殺忠臣蔵
 
田上 雄 工藤栄一
87.10.029 必殺仕事人ワイド
大老殺し
下田港の殺し技 珍プレー好プレー
吉田 剛 松野宏軌
88.01.0810 必殺ワイド・新春
久しぶり!主水、夢の初仕事
悪人チェック!
田上 雄 山根成之
88.09.3011 おまたせ必殺ワイド
仕事人vs秘拳三日殺し軍団
主水、競馬で大穴を狙う!
吉田 剛 原田雄一
89.01.0312 必殺スペシャル・新春
決定版!大奥、春日野局の秘密
主水、露天風呂で初仕事
吉田 剛 石原 興
89.03.3013 必殺スペシャル春一番
仕事人、京都へ行く
闇討人の謎の首領!
田上 雄 石原 興
89.10.0614 必殺スペシャル・秋!
仕事人vs仕事人
徳川幕府大ゆれ! 主水にマドンナ
保利吉紀 松野宏軌
90.01.0315 必殺スペシャル・新春
大暴れ仕事人!
横浜異人屋敷の決闘
安倍徹郎 松野宏軌
90.04.0616 必殺スペシャル・春
勢ぞろい仕事人!
春雨じゃ、悪人退治
保利吉紀 石原 興
90.10.0517 必殺スペシャル・秋!
仕事人vsオール江戸警察
 
保利吉紀 原田雄一
91.04.0518 必殺スペシャル・春
世にも不思議な大仕事
主水と秀、香港マカオで大あばれ
吉田 剛中村勝行 原田雄一
92.01.0219 必殺スペシャル・新春
せんりつ誘拐される
主水どうする? 江戸政界の黒幕と対決! 純金のカラクリ座敷
保利吉紀 松野宏軌
07.07.0720 スペシャルドラマ
必殺仕事人2007
 
寺田敏雄 石原 興


[オープニングナレーションについて]
 必殺シリーズには番組毎にオリジナリティ溢れるオープニングナレーションが有ります。
 でもオープニングナレーションは、なにもレギュラー放送の番組だけの物ではありません。
 必殺スペシャルにも、いくつかの作品には番組冒頭にオープニングナレーションが付されているものがあります。
(秘)必殺現代版 主水の子孫が京都に現われた
大晦日 民放・NHKくらぶれば
恥ずかしながらNHKが勝つ
神も仏もないものか
紅白嫌いな皆さんの
つのる鬱憤の数々を
晴らす一夜の裏番組
お釈迦様でも I Don't Know!
 
語り:藤田まこと
使用BGM:浜の真砂は尽きるとも
必殺仕事人III放映時のスペシャル。
現代ものを時代劇にアレンジする特別編は、アニメを中心にエピソードとして描かれる例がありますが、時代劇を現代に舞台を移した例はこの作品以外まず無いと思われます。
このオープニングナレーションは仕事人IIIのものをセルフパロディ化したものであり、スタッフのサービス精神を感じさせます。
舞台が現代の京都とはいえ、仮にも時代劇のオープニングナレーション。
"I Don't Know!"って、時代劇的にOK?それともNG?

仕事人VS仕事人 徳川幕府大ゆれ! 主水にマドンナ
お金 お金のこの世でも
人の情けは 買えやせぬ
桜吹雪に 紅葉の錦
時雨の冬に 日照りの夏と
舞台は廻る その裏で
利口で悪い 奴がいる
お久し振りに仕事人
悪党共を斬ってみせます
 
語り:島田正吾
使用BGM:丁か半か
文字にするとわかりにくいのですが、各行の最初の頭文字をひらがなで表すと、
 お金 お金のこの世でも
 人の情けは 買えやせぬ
 桜吹雪に 紅葉の錦
 時雨の冬に 日照りの夏と
 舞台は廻る その裏で
 利口で悪い 奴がいる
『おひさしぶり』になります。画面上ではこのひらがながインサートされていました。
「闇討人」から約半年ぶりのお待たせだったんですよね。
島田正吾のべらんめえ口調が粋に感じます。

大暴れ仕事人! 横浜異人屋敷の決闘
黒船このかた 泣きの涙に捨て処なく
江戸は均しく 針地獄の山呈しおり候
尽きせぬこの世の恨み一切
如何様なりとも始末の儀 請負い申し
万に一つも しくじり有るまじく候
但し 右の条々 闇の稼業の定め書き
仕事人の掟でござんす
 
作:池田雅延、山内久司 語り:芥川隆行
使用BGM:出陣仕留人
暗闇仕留人オープニングナレーションの最終行『口外法度の仕留人』を必殺仕事人V激闘編オープニングナレーションの最終行『仕事人の掟でござんす』に差し換えたものです。BGMも仕留人と同曲です。
『ござんす』という語尾に違和感を持った人も多いこのフレーズをわざわざ使用したことに疑問を持ったのは、私だけでしょうか。
ちなみに蝶々の朝吉のモノクロスチールが見れるのは、後にも先にもこのオープニングだけです。
そしてこの作品から剣豪俳優滝田栄が、仕事人の斬り込み隊長役として活躍することになります。

勢ぞろい仕事人! 春雨じゃ、悪人退治
さよならだけが人生か
それならこんちは何なのさ
きのう勤王 きょう佐幕
きのうホントで きょうはウソ
雨は降る降る血の雨が
人の情けは泥まみれ
あした天気になぁれ
 
作:早坂 暁 語り:芥川隆行
使用BGM:我巷にて仕置せん
芥川隆行によるオリジナルの必殺からくり人血風編のオープニングナレーションを新必殺仕事人のBGMに乗せた大胆なコラボレーション。
この「我巷にて仕置せん」というBGMは、必殺仕事人V旋風編&風雲竜虎編のオープングナレーションに使われていた曲です。
タイトルの「春雨じゃ、悪人退治」とオープニングナレーションの「雨は降る降る血の雨が」は、仕事人の数が総勢7名と多く、殺す相手も(手下がやたらと)多かったので、悪人退治の際血の雨が降ったという意味で繋がっていると解釈出来ます。

仕事人vsオール江戸警察
今 世界は激動しています
そして確実に 新たな時代に向かって歩み続けております
未来は誰にも 予測がつきません
しかしどんな世の中が来ようと
悪い奴は無くならないと思うのであります
権力を笠にきて弱い者を泣かす奴
法の裏をくぐって私腹を肥やす奴
国際社会のルールを破り人々を困らせる奴
仕事人の出番は無くならないと思います
さて今回 どんな悪に立ち向かいますか
仕事人に始まって以来のピンチが待ち構えております
ご案内役はわたくし徳光が勤めさせていただきます
 
語り:徳光和夫
使用BGM:仕置人・行動開始
水野忠邦による天保の改革のもと、数々の取り締まりに当たった鳥居耀蔵が、遂に仕事人の一斉検挙に乗り出したという内容で、ストーリーの上で被害を被っているのは仕事人(しかも主水チーム)だけという内容です。
オープニングナレーションで語られる国際社会うんぬんかんぬんなんてそっちのけで、奉行所の追及に怯えながらお話は進んでいきます。
七五調を排して、世の中の無情を語りかけるこのナレーション。語尾は違えども仕業人と手法は同じです。

必殺仕事人2007
金は天下の回りもの
ところがどっこい 近ごろは
天下が金の 回しもの
金さえありゃとは 申しませんが
情けがありゃとも 申せません
奇麗事ばかりじゃあ
とどのつまりの 堂々めぐり
どうやら どの世に生まれても
こいつだけは許せねえ
てな輩が おりますもので
 
語り:春風亭小朝
使用BGM:必殺!
久しぶりに復活した必殺に用意された新作ナレーション。
以前にも何度かあった「お金」をテーマにした内容です。
新仕事人の志ん朝といい、今回の小朝といい、噺家の語り口には愛嬌が感じられますね。
ちなみに放送直前に「時代劇マガジンvol.16」に記載されたオープニングナレーションは、
『所詮 金は天下の回りもの ところがどっこい 近ごろは 天下が金の 回しもの 金さえありゃとは 申しません 情けさえありゃとも 申せません 奇麗事ばかりじゃあ とどのつまりの 堂々めぐり どうやら どの時代に生まれても こいつだけは許せねえ てな輩が おりますもので』
と、紹介されていました。微妙に違います。

[時代設定を考える]
【決定版!大奥、春日野局の秘密】
 この作品は、とある年の正月に中村主水が大奥の世継ぎ争いに巻き込まれる物語です。
 では、その年とは一体何時なのでしょうか?
 この作品は、(1)徳川家斉が大御所として君臨していた時期に、(2)徳川家定が将軍職に就いていて、(3)南町奉行だった遠山金四郎が(4)後任の鳥居耀蔵にその職を奪われるという時代が舞台になっています。
 ところがこれらの出来事は、すべて同時期に起こらないのです。
 まず徳川家斉の大御所時代について。彼が将軍職を退いてから死ぬまで大御所となっていたのは、天保8(1837)年〜天保12(1841)年1月。
 次に徳川家定の将軍就任時期について。彼が徳川家慶の死後将軍職を継いだのは、嘉永6(1853)年。つまり徳川家斉の死後。(1)と(2)は同時期に起こり得ないのです。
 続いて遠山金四郎の奉行就任期間について。彼が南町奉行を務めたのは、弘化2(1845)年〜嘉永5(1852)年。(3)は(1)とも(2)とも時期が重なりません。
 そして鳥居耀蔵の南町奉行就任時期について。彼が遠山金四郎から南町奉行の座を奪いそのポストにおさまったのは、天保12(1841)年12月。(4)に至っては、(1)・(2)・(3)すべてと別の時期になります。
 ちなみに遠山金四郎は南町奉行の他に北町奉行を務めていたことがあります。就任期間は天保11(1840)年〜天保14(1843)年。鳥居耀蔵に失脚されたのはこの時の遠山金四郎なのです。つまり、この作品で発生した「南町奉行が遠山金四郎から鳥居耀蔵に代わる」と言う出来事は、歴史上まったくあり得ないのです。
 このように、この物語の時代設定は説明不可能です。
 ところで、この『決定版!大奥、春日野局の秘密』は"中村主水が鳥居耀蔵が南町奉行になる以前から南町奉行所に勤める物語"なのに対し、『必殺仕置屋稼業』は"中村主水が鳥居耀蔵が南町奉行になってからの南町奉行所に転属される物語"となっています。
  おさらい年表
年月出来事
天保8年〜天保12年1月徳川家斉の大御所時代
天保11年〜天保14年遠山金四郎、北町奉行就任期間
天保12年12月天保15年9月鳥居耀蔵、南町奉行就任期間
弘化2年〜嘉永5年遠山金四郎、南町奉行就任期間
嘉永6年徳川家定、第13代将軍になる

【大暴れ仕事人!】
 浪士隊の動向を探るため、その浪士隊に潜入し捜査を開始する中村主水。彼がまた日本の歴史をねじ曲げてしまいます。
 史実では、文久3(1863)年4月13日に清河八郎が赤羽橋で暗殺され、その暗殺者である佐々木只三郎が慶応4(1868)年1月6日に鳥羽伏見の戦いにおいて被弾して戦死したとあります。
 この作品では、赤羽橋で清河を刺殺してしまった主水が、それを目撃した(実は清河暗殺のために赤羽橋にいた)佐々木を鳥羽伏見の戦いで殺害したことになっています。
 主水が佐々木を殺す際に使った武器は槍。中村主水の歴史上最後の殺しは、武器こそ違えども手段はやはり背後からの不意打ちでした。

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