フナ島のヘラブナ釣り入門

フナ島のヘラブナ釣り入門




3.竿について(2)  
 竿は同じ銘柄でも様々な長さがあります。竿の長さはメートルではなく尺( 1尺は約30.3cm)で表されます。また10尺を丈(じょう)と言う事があります。 例えば13尺を丈3(じょうさん)と言う事もあります。
 一般に長さの種類は7尺〜30尺まで尺きざみであります。いずれは全ての 長さを揃えたくなるものですが、余程予算に余裕がない限り、取り合えずは1 〜3本程度を購入する事になると思います。その際、短い竿の方が扱いが楽だ し安価なのですが、では1本目は7尺で良いかと言うとそうではありません。 実際、7尺では短すぎてむしろ使う機会は少ないものです。
 では初めはどんな長さの竿を買えば良いのかですが、一概にこれとは言えま せん。なぜなら釣り場や釣り方あるいは季節によって最適な長さ、すなわち一 番釣り易い長さは異なるからです。
 一番無駄の無い方法は、自分が主に行く釣り場を決め、その時期のその釣り 場での最適な竿の長さを調べる事です。それにはその釣り場に詳しい友人や知 人がいればその人に聞くのが一番ですが、そうでなければ釣り雑誌を見たり、 釣り場の管理人や常連さんに聞くとよいでしょう。
 もし釣り場が決まってなかったり、どうしても分からない時は、一般に使う 頻度の高い10〜16尺の間で選ぶ事をお奨めします。そして初めからたくさ んの竿が買えるなら別ですが、少しずつ買い揃えて行く場合は1尺おきに揃え て行く事をお奨めします。すなわち10・12・14・16尺、あるいは9・ 11・13・15尺といった具合です。

 実際に竿を買う際、まず重要なのはショップの選択です。品揃え・店員の知 識・値引き率等がそのポイントになりますが、案外に大型のチェーン店より小 さな専門店の方が有利な場合があります。そのような小さな店は目立たないの で存在自体に気付きにくいのですが、ヘラブナ釣りの盛んな地域なら少なから ず在りますので、探してみる事をお奨めします。
 次に竿選びですが、店員や知人からのアドバイスを受けられればそれを参考 にすべきですが、最終的な判断は自分で下すべきです。なぜなら使うのは自分 自身であり、安くない買い物なので、後悔しないよう納得して買いたいもので す。
 まずは見た目(デザインや色)と値段で選びがちですが、それはそれで悪い 事ではないと思います。ただそれらに加えてもっと重要なのは、重さや調子で す。
 重さは外箱に表示されています。私はなるべく軽い竿が使い易いと思ってい ます。特に15尺以上の長い竿でそれは顕著だと思います。
 次に調子ですが、調子には硬さとどこで曲がるかの2つの要素があります。 硬さは好みと釣り場によるので一概に言えませんが、初めは硬すぎず軟らかす ぎないものを選ぶのが良いと思います。どこで曲がるかですが、先で曲がるも のを「先調子」、中程かやや手元で曲がるものを「胴調子」、全体で曲がるも のを「本調子」と言いますが、15尺以下では「本調子」、それより長い竿で は「先調子」が使い易いと私は思います。

 以上は竿を外箱から出さずに選ぶ基準を述べたものですが、実際に買う際に は竿を外箱から取り出し、継いでみてください。なぜなら表示や見た目通りと は限らないからです。
 例えば表示上の重さとは別に、継いで持った時に手に感じる重さというもの があります。いわゆる「持ち重り」です。おそらく重心の位置によると思われ ますが、軽いはずなのに重く感じる、あるいは重いはずなのに軽く感じるとい う事がままあります。
 調子についても実際に軽く振ってみて確認する必要があります。例えば「硬 式」と表示されていても、実際は軟らかいといった事があるからです。
 その他にも、握りの部分が手にしっくり来るかどうかや、継いだり抜いたり がスムーズに出来るか、といった点も実際に手に取って確認する必要がありま す。くれぐれもカタログや外見だけで選んではいけません。


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