■ 京都を歩くための本
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平安京を歩くための本」では、京都の歴史を学ぶ定番とされる本の紹介をしました。このページでは、管理人が読んでおもしろかった本や、役に立った本を紹介していきたいと思います。
 本体価格が書いてある本は、現在でも手に入るものです。本体価格が書かれていなものは、品切れ、絶版です。

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日本の古代遺跡 京都 I・II

【I:平良泰久・久保哲正・奥村清一郎 保育社 1986】
【II:山中章・山田邦和 保育社 1992】(本体各1600円 2524円)
 『日本の古代遺跡』シリーズは、各都道府県別に分かれた遺跡の案内本です。京都は2冊に分かれており、Iは古代〜奈良時代、IIは長岡京〜平安京〜中世を取り上げています。
 IIの平安京〜中世部分を団長が担当しました。団長の若いときの仕事です。ラン2はこの本の取材に同行して(無理やり付いて行って)、たくさんの遺跡を探偵しました。


カラーブックス 京都

【山田邦和 保育社 1993】700円(本体680円)
 京都のど真ん中で生まれ育った団長の京都論。彼の京都に対する思いがぎゅっと濃縮された本です。かなり斬新でおもしろいです。本当は題名を『京都 アンビバレンス』にしたかったそうです。

よみがえる平安京

【企画/京都市 編集/村井康彦 淡交社 1995】2500円(本体2427)
 京都市が平安建都1200年を記念して制作した平安京復元模型(1/1000)の写真を中心に、視覚的に平安京を解説した本です。見ていて楽しい本です。

京都歴史案内

【矢野貫一 講談社 1971】
 洛中散策にすっごく便利なガイド本です。この本がすごい!と思う理由は、史跡をただ紹介するだけではなく、史料に基づいて細かく解説しているところです。歴史好きな方が京都を訪ね歩く時に持ち歩くための本ともいえます。この本以上に良いガイドブックにまだ出会っていません。再版を切に望みます。

朝日選書 平安の都

【角田文衞編著 朝日新聞社 1994】1600円(本体1553円)
 見開きで1テーマづつ読み切りの構成なので、どこからでも自分の興味がある部分から読み始められます。平安文化と平安京の入門書として最適な平安京ハンドブックです。この本は、もっともっと読まれてもいいんじゃないかと思います。

京の石碑ものがたり

【伊東宗裕 京都新聞社 1997】1700円+税
 著者の伊東宗裕氏は、京都の石碑の碑文を採集されています。碑文から何を読み取るのか、そのおもしろさに開眼されます。

京都伝説の旅

【竹村俊則 駸々堂 1976】
 『昭和京都名所圖會』の著者・竹村俊則氏の本。タイトルどおり京都の伝説を取り上げ集めた本。安直なガイドブックでは無く、伝説の中に潜む史実を深く掘り下げた本だと思います。

女たちの長谷みち

【西野信明編 独楽の会著 文理閣 1987】本体価格1600円
 読書サークルの女性たちが、「蜻蛉日記」の道綱の母、「更級日記」の孝標の女のたどった初瀬詣の道を歩いた記録です。古典を学ぶガイドブック的な本です。追体験したい本です。

源氏物語を歩く

【京都新聞社編 杉田博明著 光風社出版 1994】
 『源氏物語』の舞台を訪ねる本は数多くありますが、その中でもピカイチなのは、この本だと思います。昭和44年7月から1年間にわたり京都新聞朝刊に連載されたものです。

龍馬と新選組の京都

【武山峯久 創元社 2001】本体価格1300円
 幕末の京都の史跡ガイドです。ラン2は幕末にはあまり興味がありません。でもこの本を開くと、幕末の史跡を歩きたくなるのは不思議です。史跡ごとにエピソードや事件がわかりやすく書かれています。



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