■牛若丸の誕生井
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牛若丸誕生井
牛若丸誕生井

 判官贔屓という言葉があるように、源義経は多くの人々から愛されてきました。京都は義経が生まれ育った地であり、今も町のあちこちでは義経に関わる伝説が語り嗣がれています。それらは必ずしも史実と認められるものばかりではありませんが、後世の人々が悲劇のヒーロー・義経に寄せた熱い想いを伝えるものとなっています。

牛若丸誕生の井戸と胞衣塚

胞衣塚

 北区紫野近辺には牛若丸(源義経)とその母常磐にゆかりの伝説地が集まっています。
 現在の北区紫竹牛若町の付近は、牛若丸が生まれた所と伝承されています。町内には牛若丸誕生時に産湯に使ったという井戸が残され、「牛若丸誕生井」と刻まれた石碑が建っています(写真上)。そのすぐ横の松の木の根元が牛若丸の「胞衣塚(えなづか)」(胞衣=胎盤)と伝えられています(写真左)。この誕生井のすぐ近くにもうひとつ「義経産湯ノ遺跡」と記された石碑が建っています。こちらにはもう井戸が残ってはいませんが、大正年間までは存在していたそうです。
 
【アクセス】市バス大宮上野下車 徒歩すぐ



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