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信西入道塚

信西入道塚

 京都府綴喜郡宇治田原町には「信西入道塚」と称する塚があり、江戸時代の宝篋印塔とその由来を記した石碑が建っています。平治の乱の際、京都を逃れて奈良へ赴く途中、宇治田原の所領の大道寺までやって来ました。自害しようとしたところを、追撃してきた軍勢に発見され、首をはねられます。首は都に持ち帰られ西獄の門前の木に懸けられました。この塚は、都でさらされていた首を大道寺の領民たちがもらいうけ、この地に築いたといわれています。現在の塚は、大正5年に整備されたものです。また近くには信西の首を洗ったという「信西首洗いの池」があります。

『平治物語絵巻』
『平治物語絵巻』より。先頭の槍の先に信西の首が懸かっています。



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