
祠からお地蔵様を運び出す
2002年8月25日日曜日、初めて京都の地蔵盆を体験しました。
わたしの住む上京区の町内では子供が少なくなってきており、以前は2日間にわたって行われていたお祭りも、1日だけになりました。
京都の地蔵盆

午前7時、町内の人たちが集り準備が始まりました。祭壇を組み立て、お地蔵さまを壇上に据えます。供物をそなえ、提灯があがり、1時間ほどで完成です。
わたしの町内では町の境に竹をたてるようなことも、地口行灯をあげることもありませんでした。

午前9時、お供えを持って町内の人たちがお参りにやってきます。
午前10時すぎ、お寺さんが到着。読経がはじまり、百万遍の数珠繰りも始まりました。長い数珠をみんなで囲み、念仏を唱えながら左手で持ち右手で送ります。

地蔵盆の主役は子供たち。いつしかお地蔵さまの前は、子供のゲーム、おもちゃ、お菓子が床いっぱいに広がっています。(でも子供少なかったけど。。)
行事が始まりを告げるのは、子供たちの役目。鐘を手に町内を歩いて回ります。
昼間は子供が主体のゲームをしたり、大人向けの簡単な手作り教室を開いたりして過ごしました。
夕方からはお楽しみの福引き。大人の福引き、子供の福引きと続き、楽しかった行事も終了。あとかたづけが始まります。
かたずけが終わり、日も暮れると打ち上げです。大人たちはお酒を飲みながら町内のいろんな話をし、子供たちは花火をして遊びました。
▼京都の地蔵盆1
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