vol.51  フライラインとリーダーの接合


 ※ 私はシンキングの釣りやマーカーの釣りではあまりリーダーは使いませんが、
   ドライ(私の場合BFフライ)の釣りではリーダーを使います。
   今まで横着してリーダーリンクを使っていましたが、今回紹介する方法も慣れれば現場でも簡単に接合ができます。

 ■ 用意するもの

 この接合方法の主役 「ミシン針」
  
 100円ショップで売ってます。薄地用の#9という針がいいようです。 
 この針は、針先にミシン糸を通す穴があいています。

 参考:携帯用のケース付き瞬間接着剤も100円ショップで買えます。
 



 ■ 接合方法

 ①フライラインの先端部は、念のため1回少しカットしておくのがいいでしょう。(傷んだ部分を取り除く)
 

 ②フライラインの先端5mm〜1cm程度、ミシン針を刺し、貫通させます。
 

 ③針先の穴に、リーダーの先端(細い方)を通します。
 

 ④そのままスレッダーの要領で引き抜きます。
 

 ⑤ずーと、リーダーを引いて、最後のバット部(太い方)を少し(5cm程度)残します。
 

 ⑥残した部分の一部(↓赤い部分)の表面5mm〜1cm程度に、ラインカッターやヤスリなどで、少しキズをつけます。
                                                  (接着剤の付きをよくするため)
 ⑦その部分(↓赤い部分)に瞬間接着剤を塗ります。

   


 
⑧すぐに、接着剤の付いた部分をラインの貫通部まで移動させます。(↑矢印)
 ⑨余分なバット部をカット。さらに、リーダー貫通部の入口、出口部に接着剤を付け、補強します。
 ⑩カット部の飛び出た部分を押し込むように、まっすぐに整えて終了。

 
■完成
 
 (注:接着剤が完全に乾いたら、接合強度を確認しましょう)

 これで、フライラインとリーダーのジョイント部(リーダーリンクや結び目)が、
 ロッドのガイドに引っかかるようなことは、まったくなくなります。


          

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