おしえて№342 投稿者 ながこさん
 エベレストや、富士山の高さはどうやって測っているんですか?
くろぅさん

  方法は三角法水準測量という方法で標高を求めます。
 水準測量というのは2地点間の高さの差を求める測量で、これには直接水準測量と三角水準測量の2種類があります。
 よく道路端などで標尺をたてて小さな望遠鏡(水準儀といいます)で覗いて測量をしていますが、それが直接水準測量です。三角水準測量というのは、2地点間の距離が既知であるとき、ひとつの地点で他の地点の鉛直角(高度角)を測定して三角法によって比高を求める測量です。山頂に置かれた三角点の標高はほとんどこの方法で決められています。
 ちなみに、高さの基準点はその標高が直接水準測量によって求められた水準点によります。日本水準原点は東京都千代田区永田町1丁目1番地にあり、1873年から79年までの東京都霊岸島の平均海水面(東京湾平均海水面)をもとに24.5mと定められましたが関東大震災により86.0mm沈下したため1928年にその標高は24.4140mと改められ現在に至っています。日本各地には標高の永久標識である一等水準点が1982年現在約1万7700点ありますが、これらは日本水準原点に準拠しています。

Tsuneさん

 山の山頂付近には、三角点があり、これの高さを、他の三角点、水準点をもとに測定していく方法があります。また、最近は、GPSを用いた測定も行われるようになってきているようです。
 さらに、厳密な測定方法が、下記URLに載っていましたので紹介します。
参考URL:Welcome to my web site Masataka TAKAGI
http://www.infra.kochi-tech.ac.jp/takagi/RS_99/RS05.html

とっちんさん

 まず、標高の分かっている地点から山頂のレーザーの反射鏡に向かってレーザーを発射しそのレーザー光線が戻ってくるまでの時間から距離を計算します。次に、仰角を計測します。その結果で高さが計算できるかな〜。
超な兄貴さん

 今だったら高度計でちょちょいとはかるのでは?
 気圧を測るのも良かったと思います。または、地上から比を使って10mはなれた木がこのくらいの大きさで山の頂上からは1kmはなれている。とか小学生の問題であるようなやり方でとか?
この測量用の基準点って身近な至る所にあるようです。これを設置する作業ってスゴク地道で大変だったんでしょうね。まだまだこんな地道な仕事の成果によって暮らしが支えられているという感じがします。
正答者の方々( 4名)です。ありがとうございます。
くろぅさん・超な兄貴さん・Tsuneさん・とっちんさん

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