| おしえて№362 投稿者 Tsuneさん |
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「すし」はもともと獣肉や魚介類を保存するための手法でした。古く奈良時代や平安時代の木簡や文献に登場しています。本字は「鮓」です。現在の「すし」=飯に酢を加える調理法ができたのは比較的新しく江戸時代末期です。おたずねの鮨と寿司の由来ですが、それまで鮓を使っていたところへ天保年間に「にぎり鮨」が考案され、マグロが大人気であったところから「鮨」の字が登場しました。「寿司」についても江戸時代中期から縁起のよいものとして使用されていましたが、一般的に使われるようになったのは明治以降です。ですから、日の目をみたのは寿司のほうが後ですが、起源としてはだいたい同時期ということですね。 今ではそれほど厳格な使い分けをしているのではないと思いますが、鮨というのは元々は魚を塩や麹に漬けて発酵させた食べ物でした。また、その発酵させた魚を使った箱すしもさしました。これは平安の頃からあり、また中国の一地方にもあるもので主にフナなど川魚を使います。(日本ではなれ鮨と呼んでいました)また飯も酢飯ではなかったようです。今一般に言う寿司は江戸前寿司といって酢飯と海の魚の刺身を使うもので厳密に言うと違う料理なのです。ばってらや松前のような押し寿司は鮨と寿司の中間にあると言えそうです。 元々は「鮨」の方です。これらは関西方面でよく見られる押し鮨やなれ鮨を指していました。その後、江戸前の魚介類を使ったにぎり寿司が作られて「寿司」の文字が使われるようになり、二つがごちゃまぜになってしまいました。 形容詞の「酸し」(すっぱい)が語源のようです。 鮨、鮓、寿司の字を使いますが、最初の二つは日本で作られた国字でしょう。寿司は、寿という字が入っていて目出度そうなので良く使われるようになったのでしょうが、あて字、で使われ始めたのも江戸時代になってからだろうと思われます。 寿司→日本古来の熟れ寿司、バッテラ(箱寿司)、巻き寿司、茶巾寿司、稲荷寿司、ばら寿司などをさす。鮨→江戸前の握り寿司をさす。 鮨はネタが魚で寿司はネタがキュウリだったりするときに使うそうです。 |
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