おしえて№501 投稿者 Tsuneさん
  結婚式の際行われる「三三九度」についての疑問です。
 3回に分けてのむのは分かるのだけれども、なぜ、こう呼ばれるようになったんでしょう。語源を知りたいと思います。おしえてください。

そくらちゃん

  もっとお酒が楽しくなる「日本酒読本」 発行 日本酒造組合中央会から抜粋します。
 昔は大盃をみんなで回し飲みしました。三つの盃は、天・地・人を意味し、三はおめでたい陽数、九はその最高の数字で、おめでたいことの頂点を意味します。その盃が一巡することを一献(いっこん)といい、三つ組みの盃が一巡すれば三献、これを三度繰り返すのが、三三九度というわけです。 これが何故結婚式で執り行われたかと言えば、天・地・人うちそろい、家族親戚近隣あいそろい、みんなでこれを祝おうということから、次第に結婚式の重要な儀式になっていったのではないでしょうか。
のんきさん

  由来についてですが、古くは三つの杯にそれぞれ三度神酒を入れることからこの名があり、また三や九の奇数は陽の数でめでたい数と言われています。 本来、正月のお屠蘇や雛祭りの白酒、重陽の節句(九月九日)の菊酒等の「杯事」と同じで、祭事に供えた神酒を共飲して御魂(みたま)を戴くのと同時にその人達の関係を深める信仰に由来します。
 それから神前結婚式は明治維新後までなかったんだそうです。明治33年5月10日、皇室御婚令が発布され、皇太子(後の大正天皇)の御婚儀が初めて宮中賢所大前で行われましたが、この賢所を含む宮中三殿の儀式が行われた事により、国民には神前による結婚式を希望する気運が高まり、明治33年の秋、初めて日比谷大神宮(現・東京大神宮)の神前で結婚式が行われたそうです。
 さて三三九度の儀式は、夫婦お固めの盃、三献の儀といいます。
順番は(1)新婦—新郎—新婦 (2)新郎—新婦—新郎(3)新婦—新郎—新婦、
と3種類の盃で飲み交わします。「三三九度」には何度も何度も互いに盃を重ねることによって縁を結ぶという意味が込められているので、一番目、二番目、三番目の盃に注がれた神酒に心を込めて、三回に分けて飲むのです。
らいこうさん

  仏教の世界では、3というのは仏法僧の三宝を象徴する(聖徳太子の一七条の憲法などで有名ですね)ものとされ、また神道の世界でも最初に神が生まれたのは3柱だとされるなどなど、アジア文化圏での起源である中国陰陽説で、3は非常に重要な数とされていました。アジア文化圏では奇数は陽数(吉兆の数)とされているのです。この3を重ね、さらに吉兆である奇数の最大数とされる9を加えることにより、「この上なくめでたい」という意味になります。
 なお、結婚式のときに包むお金が奇数3万円か5万円だというのも、同じ理由から来ています。
浜ちゃん

  陰陽道の影響で、奇数は福(陽)、偶数は禍(陰)、とされています。そして、1桁の数で奇数の積となるのは9だけで、3x3と陽数(奇数)の積であることから、重陽の数とされます。(9月9日の菊の節句は、重陽の節句とも呼ばれます)そして、3と3が合わさるという事で結婚と結び付けられたものです。 かみっちさん 「三三九度の盃」だが、酒は元来、三三九度に飲むのを祝いとし、「三三九度」とは九献(くこん)のことで、一献とは酒を盃へ一回つぐことで、三三九度は三献ずつ三回という意味で合計九盃。結婚式では一時にこんなに多くは飲めないので、一杯の盃の上で銚子を三回動かして三献ついだことにし、それを三杯飲むことになった。ちなみに三三九度の盃は、神前結婚式でも、仏前結婚式でも行われる。
くろぅさん・さやさん

  おそらく他のかたも紹介されてると思いますが、明治神宮のページに答があります。 一部を抜粋させていただきます。
参考URL:明治神宮
http://www.meijijingu.or.jp/intro/qa/12.htm
 三三九度についてですが、歴史的にはだいたい室町時代に伊勢流※1・小笠原流※2などの武家礼法によってその基礎ができたとされ、しかもこのころは結婚式だけではなく他のお目出度い儀式のときにも三三九度が行われていたようです。
 ではなぜ三三九度(献)というのでしょうか?これは本来、三三九度の作法が   一盃 新郎→新婦→新郎
  二盃 新婦→新郎→新婦
  三盃 新郎→新婦→新郎
(1)順でつぎますが、要するに三つの盃で三献ずついただくので合計九献(三×三=九)となるわけです。また三や五・七・九の奇数は昔からおめでたい数とされていて、三月三日は「ひな祭り」、五月五日は「こどもの日」、七月七日は「七夕」、九月九日は「菊の節句」などがおこなわれるのはこのような理由からで、結婚式もおめでたい事ですから奇数の数〈三三九〉が使われている訳です。(七五三詣も同じ)ところが現在ではこの三三九度の作法は一般の神前結婚式ではほとんどおこなわれ ていません。
一般の神社では
  一盃・新郎→新婦
  二盃・新婦→新郎
  三盃・新郎→新婦
 の順序でおこなわれ、これを「三献の儀」もしくは「誓盃の儀」と称しています。昔から「三三九度」と言い習わされているため神前結婚式では必ず「三三九度」が行われているように勘違いしますが、実際に行われているのはまれですから、ハッキリと区別しておきましょう。
○ちなみに新郎新婦が御神酒をいただく作法ですが御神酒を盃に受けましたら三口で飲みますが、一、二は口につけるだけで三口目でいただくのが通例です。 ※1伊勢流 武家礼法の一流派。 室町初期、伊勢貞継の創始。武家作法に準拠して、宮中式作法を採り入れたもの。幕府で採用。 ※2小笠原流 近世の武家礼式の一。 足利義満の時、小笠原長秀の定めたものと伝え、武家礼式の大宋として幕府・諸大名はこれに従った。
よりかさん

  三三九度の作法が
  一盃 新郎→新婦→新郎
  二盃 新婦→新郎→新婦
  三盃 新郎→新婦→新郎
 の順でつぎますが、要するに三つの盃で三献ずついただくので合計九献(三×三=九)となるわけです。  三や五・七・九の奇数は昔からおめでたい数とされていて、結婚式もおめでたい事ですから奇数の数〈三三九〉が使われている訳です。また、お酒を使うのは「酒」(サケ)の語源が「栄え」の意味のほかに邪気を「避け」るの意味があるからだと言われています。 さらに、同じ釜で煮炊きした食物を共食することによって非常に強い関係が生ずるという信仰に由来して、結婚式の神酒は「夫婦固めの盃」「親族固めの盃」と呼ばれるように、新郎新婦だけでなく両家が同じ身内になることによってその繁栄を祈る意味がこめられています。 (上記くろぅさん・さやさんさんと同じURLを紹介していただきました。)
とっちんさん

  献杯(けんぱい:杯を相手にさし出して敬意を表わすこと)の礼の一つで三ばいずつ三度杯をやりとりすること。(3×3=9) 三三九度の三三(さんさん)は「さんざん」とも言われ、三つの山、天香久山・畝傍山・耳成山の「大和三山」、月山・羽黒山・湯殿山の「出羽三山」、熊野本宮・新宮・熊野那智大社の「熊野三山」とかを意味する。
ガウリィさん

  夫婦になる男女が1つの杯で酒を3度ずつ3つの組の杯で合計9度のみあうからです。 ★新選国語辞典から抜粋
乱気流さん

  それはね♪「さんざんくろうする」ってことからだよねっ(笑)んなわけないか? じゃ〜あ、幻のムー大陸から見えたかもしんない南十字星「さざんくろす」からなんてロマンだね♪
 結婚などの儀式関係にはこういった意味も出席者が分かった上でやらないと意味がないような気がしてきました。そうでないとただ「順番だから」ではやっぱり味気ないですよね。
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
そくらちゃん・のんきさん・らいこうさん・浜ちゃん・さやさん・かみっちさん・よりかさん・くろぅさん・とっちんさん・yutaさん・ガウリィさん・乱気流さん★

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