おしえて№695 投稿者 りえさん
 何故『まねき猫』はいるのに『まねき犬』はないの?
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乱気流さん

 下記上段サイトのような招き犬なら、有るには有るようですが歴史は殆どない様子。
 それに対して招き猫は下記下段サイトの1〜6章で解説されているように由来自体は江戸期以降複数の説があるようで、遅くとも幕末・明治初期には既に存在していた縁起物のようです。
参考URL:日本ペット学会 http://www5a.biglobe.ne.jp/~nobon/maneki.htm
招猫研究室 http://homepage1.nifty.com/manekinekoclub/kenkyu/keizu_engi.html

 上記サイトのとおり、招き猫のルーツはハッキリしませんが、猫には不思議な霊力があるという俗信は古くから存在し、高い所から落ちても巧みに体のバランスをとって、平然と地上に降り立つ猫の能力も人々を惹きつけ、そんな猫の力にあやかりたいという気持ちが三味線(胴に猫皮使用)を通して猫に縁(芸者→三味線→猫の連想から、芸者はネコとも呼ばれた)のあった花街の縁起物として、招き猫の逸話が生まれてもおかしくはなかったようです。

 寺が縁起をかつぐのはだらしない気もしますが、客商売には違いない寺でもとにかく縁起物は欠かせないようで、それも並の物では駄目で、より効力のありそうなものが求められ、その点猫は如何にも人間にはない不思議な力を持っていそうなので、客商売の縁起物として不動の地位を獲得することになったのかも知れません。

 また、招き猫のあの手(前足)を上げている仕草は、猫が前足で顔を洗う動作から来ているともいえ「猫手水(ちょうず)耳を越せば雨が降る」という諺が日本だけでなく欧州にもあるようなので雨乞いの連想からの変形、あるいは「猫が耳をなでると天気が変わる」という言葉もあるので、客や金が遠のいて振るわない景気(天気)を耳を撫でている猫にあやかって変えてもらおうという発想からあのスタンダードなスタイルになったともいえそうですが、やはり猫の仕草が如何にも客を招いているようなので縁起物としてあのスタイルになったと考えるのが自然なようです。
 以上のとおり猫の習性、霊力・神秘性、故事・諺、仕草・姿態などから客商売の縁起物として招き猫が生まれたと考えれば、犬には失礼ですが、少なくとも客商売に関しては出番がなかったともいえそうです。
matsumotoさん

「招き猫」があって「招き犬」が無い理由は、犬と猫の習性の違いによるものと考えられます。
「招き猫」の姿は、猫が顔を洗っているしぐさや、物にじゃれついている姿から連想されたものと考えられますが、犬の場合はあまりその様なしぐさをすることは見かけません。

 「招き猫」の由来については様々な説があり、いくつかの伝説が参考URLのページに紹介されていますので参照して下さい。代表的なものとしては、
「豪徳寺説」:彦根城主・井伊直孝が鷹狩りの最中に、猫に導かれて豪徳寺に立ち寄り雷雨を避けることができた。
「自性院説」:太田道灌が戦で敵に追われている時に、黒猫の招きで自性院にたどり着き命拾いをした。
「遊女薄雲説」:吉原の遊女・薄雲が大蛇に襲われる所を可愛がっていた猫に救われた。 等があります。


参考URL:
「ふくねこプランニング」http://www.fukuneko-planning.com/contents/contents_01.html
「招き猫由来と歴史」http://www.linkclub.or.jp/~luckycat/catindex.htm
(さらに、上記Tsuneさんと同じURL(招猫研究室)を紹介していただきました。)
tamaさん

  どうして招き猫なのか?tamaがお答えしましょう。
 遊女さんのことを「猫(寝子)」と呼んでいます。 これは遊女が男を招くということから猫と言われているようです。 (猫の皮を使ってる三味線を弾くので、芸者さんも「猫」と呼ばれている模様。)

 明治頃は『ま・ね・ぎ・ね・こ』とも発音したようです。 江戸時代には「招く」を「招ぐ」とも発音していることもあり、 歌舞伎界では人寄せの看板のことを「まねぎ」と呼んでいるようです。 また、芸者を「ねこ」と呼んでいるので、「まねぎねこ」を「看板芸者」 の意味と取ることも出来ます。以上から「招き猫」と呼ばれています。
詳しくは上記、乱気流さんご推薦のURL(招猫研究室)でご参照下さい。

のんきさん

猫の顔洗いに関係があります。猫が顔を洗うと雨が降るとよくいわれますが、これは、日本だけでなく万国共通に知られていることのようです。猫が顔を洗うと雨が降るとされるのには、次の2つの説があります。
1, 低気圧が近づき、湿度が上がると猫の眉毛やヒゲなどの触毛がべたつくので、感度が鈍るのを防ぐために、眉毛やヒゲの湿気を取るため顔を洗う。
2, 気圧や気温の変化によって猫は物理的心理的ストレスを感じるため、不安や動揺を感じたときの「転移行動」としての顔洗い行動である。
このように猫は微妙な環境の変化を感じています。人が近づく気配をいち早く感じ取り、不安や動揺を感じ、ストレスのためそわそわ落ち着かない行動をとったり、顔を洗うしぐさをする。つまり、猫が顔を洗うときは人が来る前兆であり、洗う姿が人を招いている格好に見えたのです。人というのは貪欲で、四六時中、猫に客を呼んで欲しいという願望から、招き猫なるものが生れてきた、というわけです。


Tsuneさん

 猫は、雨が降る前に「顔を洗う」という動作をしますよね。手をなめては、顔をこする動作をします。これが顔を洗っているように見えるんでしょうね。その格好が招き猫の原型になったのではないかと思います。犬はそんなかっこうあまりしませんよね。

 招き猫の由来と種類については、オフィス佐々の招き猫の由来のページが参考になると思いますのでこちらへどうぞ。
参考URL: http://www2a.biglobe.ne.jp/~sasa/info/yurai.htm

かっくん

 怪談で猫が化けて出る話をよく聞きますね。 その化け猫の妖術と言うんでしょうか、そのひとつに手を振りかざして人を操るのをご存知ではないでしょうか? 実はあれは化け猫が「こっちゃこ〜い、こっちゃこ〜い」と招いている姿なのです。 犬がそんなことするのなんて聞いたことないでしょ?
のんきさん

や〜ね。「のんきはうす」見てないわね。
招きプーがいるから見にいらっしゃい。

超な兄貴さん

 ネコは顔をかくときに前あしを使います。 しかしイヌはどうでしょう?座り込んで後ろ足で掻いていませんか?
 そうです,
イヌは前あしを片方だけあげることができないのです。
 
昔の人の観察目には脱帽です。
 犬親派の私としては、何とかめでたい対象にしてあげたいのですが、やはり人に従順な印象だけではイメージが膨らまないのかもしれませんね。猫の気まぐれな性格や、どことなく考え深げな目などが、人間の欲などを想像するにピッタリだったということだと思うのですが、どうでしょうか?
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
matsumotoさん・乱気流さん・かっくん・ガウリィさん・のんきさん・浜ちゃん・Tsuneさん・tamaさん・のんきさん★・超な兄貴さん★

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