| おしえて№711 投稿者 ゆうさくのパパさん | |
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そくらに改名して1回目の回答です。 実の語源は、どちらかと言えば、たわわに実り家に財産が満ちる状態、ということのようです(角川語源辞典による)。一方、誠実と言う意味もありますが、もう一方で、事実の「実」のように出来事の「実態」をしめす、という意味もあります。 ですから、「無実」とは、罪にひっかけて解釈すれば、事の実態を示す実態は無い、というような意味になろうか、と判断をします。 そこから、類推すると、やはり、「無実」ひとつの熟語では、「罪」までは問うていません。 むしろ、罪に足る「事実」が無い、と言いたいのです。つまり、「罪」を構成する前の段階から自分は「事実」の発生にかかわっていない、と強調したいがために、「無実だ!無実だ!」と叫ぶのです。 「無罪だから無実なのではありません」「無実だから無罪なのです、いや、無実だから罪を構成しない」。この順序を間違えると、一層その人があやしくなります。こう言って、裁判所では戦うべきでしょう。「私は、罪とは無関係です。だって事実が無いのですから」と。実=罪でも、実≒罪でもありません。実≠罪ではないでしょうか。 無実の「実」は、虚実の「実」と同じく「本物、実際にある」というような意味です。 だから、無実=虚=でっち上げ という意味になって「俺は無実だ!」=でっち上げだ!という意味になるのです。 == ところで、無実と無罪は違います。 無罪というのは裁判の結果、罪が認められなかったというだけで、それは無実であったのか、あるいは証拠が揃わなかっただけなのかは判りません。 また、誤審の場合は、無実でありながら有罪という悲惨なケースもあります。 だから、無実と無罪は混同すべきではありません。 「無実」と「無罪」は意味が違います。 「無実」というのは実際に罪を犯していないという意味で、「無罪」というのは裁判の結果で罪に問うことができないという意味です。 例えば実際に犯罪を犯していても、証拠が不十分であれば「無罪」となる場合があります。 反対に「無実」であっても、不利な証拠がそろっていれば「有罪」となる場合も(あってはならないことだけど)あります。これを「冤罪(えんざい)」といいます。 三省堂の大辞林によると「無実」は「(証拠立てる)事実が無いこと」とあります。つまり犯罪を犯したと言う「事実」が「無い」から無実と言うようです。 無罪は「罪が無い」、無実は「事実が無い」ってことでしょう。 要は犯罪とは関係なく、たとえば「君、今朝寝坊したね?」と聞かれて 寝坊していなけりゃ、それは無実ってこと。この例では寝坊は悪いことですが、 別に良いことでも、その事実が無ければ無実ってことになりますね。 大辞林によると、 無罪は、 (1)罪のないこと。無実。無辜(むこ)。 (2)〔法〕 刑事事件で、被告人の行為が犯罪にならないこと。または犯罪の証明がないこと。また、その旨の判決。⇔有罪 無実は、 (1)(証拠立てる)事実がないこと。無根。「—を叫ぶ」「—を訴える」 (2)実質のないこと。内容のないこと。「有名—」 (3)誠実な心のないこと。 ということで、疑問の中の無実は、(1)に相当するのだと思います。つまり「事実」でないこと。 よって、この場合、無罪に対する無実は≒では無く、独立した、「事実ではない」という意味の無実という言葉であると思います。 無実の実はことがらって意味もありますから、事柄がないつまり無実ってことです。 「無実」とは、事実がないことです。罪を犯した事実がないから無実なのです。根拠がない。ぬれぎぬということです。 このふたつの言葉の違いは その行為があったかどうかではないかと思います。 「無実」その行為自体が無かったということで 「無罪」とは行為はあったがその行為に罪はないということではないでしょうか。 |
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みなさんの親切な回答に感謝します。無罪と無実が別であるというのもよく分かりました |
それにしても、日本語の難しさを追求した疑問でしたね。罪の有無を含むか含まないかが分かれ道だったようです。 |
| 正答者の方々です。本当にありがとうございました。 |
| 上原多香男さん・上原多香男さん・上原多香男さん・ガウリィさん・そくらさん・かっくん・浜ちゃん・のんきさん・matsumotoさん・道産虎さん・Tsuneさん |