おしえて№717 投稿者 きよたんさん
 「ゴンドラの唄」という、歌がありますよね。映画「生きる」で、志村喬さんが歌ってらっしゃいました。
なぜ、「ゴンドラ」?ベネチアと何か関係があるのでしょうか?
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のんきさん ←疑問投稿者からのご推薦です。

「ゴンドラの唄」は、1915年(大正4)中山晋平の作曲、吉井勇作詞ですが、この詞について、作家・塩野七生氏は『わが友マキャベリ』(中央公論社)の中で、原詩がロレンツォ・デ・メディチ(1449〜1492)の作品ではないかと推測しています。ロレンツォが死を見つめ始めた時に書いた詩『バッカスの歌』(謝肉祭のために書かれた詩)と大意が同じであって、今もベネチアの謝肉祭では欠かせない歌ですが、これを吉井勇氏がモチーフにしたのではないかというのです。ロレンツォ・デ・メディチはルネッサンス期にフィレンツェが最高に栄えた時にその才能と財力により君臨したメディチ家の当主で、「豪華王」と呼ばれ、若きミケランジェロやダ・ビンチの才能をみいだし、援助した人でもあります。
また、ゴンドラはどうして黒いかですが、ゴンドラは昔からヴェネツィアの生活に欠かせない物だったので、財力のある者は何艚かの自家用ゴンドラを持っており、金持ち市民が自家用ゴンドラに装飾を施すことを競い合うようになり、弊害がはなはだしくなったので、共和国政府が1562年、法令を定めて黒一色に統一したそうです。当時はゴンドラの数が1万にも上り、形も大きさも色々で、狭い運河での交通渋滞、衝突事故、船着き場の不足が大きな問題になったため、大きさを統一し、すれ違ったり船着き場に入るとき便利なように、船首と船尾が細く跳ね上がっている古来の形(狭い水路や浅い水路でも操作が容易)に統一されたそうです。
浜ちゃん

  「ゴンドラの唄」というのは、芸術座第5回公演のツルゲネフ作「その前夜」で、松井須磨子が歌った劇中歌として作られたものです。 なので、ゴンドラと言ってもベネチアとは関係ない、小船というような意味で使われているものだと思います。
きよたんさんからの感想メールです。

 ゴンドラの唄について、詳しくお教え下さり、有難うございました。
 これで、ひとつ、疑問がクリアされました。
 おてつきの回答が多かったとのことですが、私の質問の仕方が良くなくて、ご迷惑をおかけしました。
 のんきさんの博識度には、とても感心してしまいます。有難うございました。
 
 残念ながら、いわゆる「お手つき」をされた方が多かったです..(T-T )
 今回の疑問は、映画「生きる」で使われていた有名な曲「ゴンドラの唄」の歌詞の中に、ゴンドラらしき表現が全く無かったことへの疑問ということでした。
 それにしても前にも書きましたが、この映画には泣かされました。大人になってから泣かされたのはこの映画が初めてだったのです。しかも、気が付いたらボロボロ..っと涙がこぼれ落ちたのには我ながらビックリでしたね。心の底にある魂を揺さぶられた、数少ない経験の一つです。もっとも、最近は割とよく泣かされます。歳をとったから?う〜ん..そうかもしんない。(^^ゞ
歌詞はこちらでチェック!参考URL:作詞ニッポン
http://www.sakushi.com/contents/gondola.htm
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
のんきさん・のんきさん・のんきさん・浜ちゃん

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