ドラム缶風呂・五右衛門風呂は何故火傷しないの?

おしえて№751 投稿者  torosanさん
 風呂釜の真下から、薪で直接お湯を沸かすという、五右衛門風呂というのがありますね。それで温かいお湯に入れるのは分かるのですが、お釜の部分って金属むき出しですよね?湯船に入ってそのまま背中でもたれたら、とっても熱そうなのですが..。火傷しないのでしょうか?同様に、ドラム缶風呂も不思議です。縁とかに手を掛けて中に入るのでしょうが、これまた火傷しそうです。
どなたか経験のある方、教えて下さい!
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ideyさん

 質問を読んでおもわずほほえんでしまいました。
 小さい頃読んだ十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に同じような話がありました。

 小田原宿で五右衛門風呂に入った北八。疲れた体を癒そうと、ぷかぷか浮いてる木のふたとり入ったお風呂は五右衛門風呂。たちまちお尻があっちっち。このお風呂は壊れているのか?それとも俺の入り方がおかしいのか?そこら辺の宿屋の親父に聞くのは江戸っ子の名折れだとばかりに、トイレ用の雪駄をはいてお風呂に入る。 結局あつくて雪駄を履いたままたったり座ったりしているうちにとうとうお風呂のそこをぶち抜いてしまう。

 というお話です。torosanも同じことをしそうですね。僕も知らなかったら悔しくて全く同じことをしていたでしょう。。。笑
 答えは、「ぷかぷか浮いている木のふた」をそこに押し込んでそこ上に入るんです。そうすれば、北八も修理代をふんだくられずにすんだのにね。。。
ガウリィさん

  風呂釜にちょうどはまる木を浮かせてその上に乗って入ります、そのとき木の中心になったほうが入りやすいです。
mamuさん

 五右衛門風呂・・懐かしいですねぇー 私が小さい頃に入っていました。
 風呂の底の大きさに合わせてある、木で出来た底ブタがあるんですが、それを浮かべて 失敗しないように上手に足で踏みながら、中に入るんですよ。これがまた、難しいんですよ。何度、「あちっ!」としたことか・・・
もちろん、背中はもたれませんよ。でも、さほど熱くはないんです。
ぶひぃーさん

 五衛門風呂は下から熱を加えてお湯にするので、じかに入ったらそれはやけどします。
 あれはふたというかスノコの用なものをお湯の中にしずめて直接足とかが釜には触らずに入れるようにしたものです。
 質問文にあったように、背中とかがあたったらたしかに熱いので、なるべくジッとしているのが良いです。
浜ちゃん

 熾き火の熱が当たる底は熱いです。 (風呂に人が入っている時には、盛大に薪を 燃やしたりしません。冷めない程度の残り火の状態にします。)
 そこで、五右衛門風呂の湯の上には丸いスノコのようなものが浮いていて、 それを沈めながら入ります。(人はすのこの上に乗る) 背中のあたりになると、火からは遠いですからお湯の温度と風呂桶(兼、風呂釜)の 温度はそんなに違いませんから、背中が火傷をすることないです。 (釜とお湯は触れていますから、沸騰していて間に水蒸気の膜がない場合には、 釜の内面とそれに接するお湯は同じ温度になります。) もちろん、したから盛大に火をたいた場合は事情が異なりますけれど。
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 ドラム缶風呂も同様です。外側に台を置いて、両腕で体を支えながら体をお湯に沈めます。
(下にスノコが必要なのも五右衛門風呂と同様です)
土良君

  鉄は熱をよく通すので、横の面は空気とお湯で冷まされて お湯の温度よりもかえって冷たく感じると思います。 当然炎が直接あたっている底は熱いですが、 父に聞いたところ、底の方にはすのこを敷いていたそうです。
matsumotoさん

 水(湯)によって温度が下げられるので大丈夫です。 私の実家も昔はいわゆる五右衛門風呂でした。 直接火の当たる底の部分はかなりの高温になるので、木の板を沈めて直接肌に触れない様に工夫されています。

 側面の部分については熱伝導によって温度が上がりますが、水によって熱が奪われるので底の部分程は熱くならず、上へいくほど温度は下がります。 底に近い部分は少し熱いので気をつけないといけませんが、背中の当たる部分くらいだとお湯よりも少し熱い程度で火傷する程ではありません。 ドラム缶風呂も同様で、上の縁まで熱が伝わる間に水で冷やされるのでつかまっても大丈夫です。
596さん

 五右衛門風呂は子供の頃入っていました。下の方は木のふたを入れますから大丈夫です。 横の方は薪などで炊いている最中は熱いから、横の鉄にさわらないように入っていました。10秒ぐらい触れたままにしているとやけどします。
 炊いていないときは風呂の水で風呂釜も冷めますから触っても大丈夫です。
TAKEさん

 昔、母親の実家が改装する前はいわゆる五右衛門風呂でした。 風呂桶は金属じゃなくて石でしたね。ただ、下で燃やしているので火を沈めてもまだ熱を持っているので木の板を沈めてやけどをしないようにしたものです。(この板をふたと 間違って取って入ってやけどをした話を聞いたことがあります)
 もし風呂桶が金属製だったら熱伝導率が良いのでご質問の通りになったかも。 でも風呂の湯はせいぜい40数度程度にしかしませんから、火が側面に回らないよう気を 付けて炊けば底は熱くなっても周辺は案外大丈夫なんじゃないでしょうかね・・?
のんきさん

自慢にはなりませんが、私が小学生の頃まで家に五右衛門風呂がありました。その頃の記憶を頼りに書きますが、縁が熱くなるほど熱いお風呂に入ったことはないし、火傷をしたかどうかは記憶が曖昧なのではっきりしません。
私の家にあった五右衛門風呂は鉄の釜のまわりをコンクリートで固めたものでした。そして、火が当たる場所は釜の底の部分ですので、そのまま足を入れたのでは熱くて立つことが出来ないため、スノコを敷きました。しかし、スノコの素材は木ですから重いものが乗っていなければ当然水に浮きますので、ふたをとればいつでもスノコが浮いていました。そして入る時に足でスノコを押し、ゆっくり底に沈めながら入るのですが、子供の力では浮力に負けてしまうので大人にやってもらったような気がします。
また、背中をもたれたら金属に触れて熱いだろうとのことですが、一番目に入る人は確かに熱かったかもしれません。金属に触れないように丸くなってそーっと入った(体育すわりかも?)のではないでしょうか。うちでは祖父がいつも一番目でした。でも祖父の入る様子を見たことがないのでわかりませんねぇ。
それから、小さい頃は妹と遊びながら入っていたため次第にぬるくなり、母を呼んで薪をくべてもらったのですが、新しい薪に火がつくまですごく煙くて目が痛かったことを覚えています。風呂場の中が煙で真っ白になった時もありました。
なお、風呂水は当然替えなければならないので、どこかに穴があいていなければなりませんが、その穴は底にあって、火が当たる場所より少しずれていたと思います。でも、どんなもので栓をしていたか覚えていないのが悔しいなぁ。
Tsuneさん ←疑問投稿者からのご推薦です。

 五右衛門風呂や、ドラム缶風呂は、木のふたの上から、足をのせてそのまま沈めるように入っていきます。  それが桶(缶)下の部分と身体(足)を隔てるので熱くないのです。
 では側面はというと、基本的に五右衛門風呂や、ドラム缶風呂は、底の面から側面に火があふれるような状態では入りません。(そんな事をやったら桶や缶に触る以前の問題でやけどをしてしまいます。)
 ですから、側面というのは直接火で熱せられていないのです。もし上昇気流が有ったとしても、それが桶や缶を熱する熱量よりも、お湯が冷ます熱量のほうが大きくなり、結果的に桶や缶の側面は、お湯とほぼ同じ温度になります。したがって、入るときにふちを触ったり、背中でもたれたりしてもやけどをしないのです。

 多分torosanさんは、鍋をコンロで、熱しているときのイメージが有ると思うのですが、その場合には沸騰させるときの状態ではなく、煮込みのとろ火で熱しているときと同じ状態が、五右衛門風呂やドラム缶風呂の状態なのです。
 もちろん鍋の煮込みは80℃以上有りますから、鍋の側面も80℃以上になります。これは触るとやけどをします。
 しかし、五右衛門風呂や、ドラム缶風呂は、入浴に適した湯温に火力を調整するわけですから、桶や缶の側面の温度は、湯温とほぼ同じになるというわけです。

 もしそれを再現し経験するならば、鍋のお湯を40度前後になるようにとろ火で調整します。そのとき鍋のふちや、鍋の側面を内側から触ってみると良くわかると思います。
超な兄貴さん

 熱の伝導によるものかと・・・
 通常風呂の水は熱くても40数度。まず100度以上のお湯で入る人はいません(;;) ですから,100度になるまでは水にドラム缶に伝わる熱が吸収されるのでは?
 お湯と水をまぜれば熱が冷まされる, 熱したナベに水をかければ冷えるのと同様に。 ためしに,お湯を100度まで熱したなべでは,もう水へ熱が行き渡り得ないので(水蒸気として蒸発させるエネルギーとしては伝わりますが・・)なべ自体も高温になるのです。
かっくん

 私の家では昔五右衛門風呂でした ただほんとの五右衛門かというとたぶんそうではなかったと思います ご存知だと思いますが底にはスノコみたいなのを敷いてますので熱くはありませんでした 周りはコンクリートで固めてあったので(ここが違うんじゃないかと思うのです) やっぱり熱くはなかったですね あまり参考になりませんで
ふるぽんさん

 私が小さい頃、母の田舎で五右衛門風呂にはいったとときの記憶によりますと・・・湯船自体は木製でした。そこの部分が金属で熱くなります。そこで木でできたすのこのようなものを沈めて、それから入ったと思います。
うさぎさん

 子供の頃、田舎で入ったことがあります。その時の記憶では、風呂より一回り小さい木の板が浮かべてあって、その上から入りました。そうすると板が沈み釜と足との間に来て、熱くないのです。周りがどうなっていたかは、よく覚えていませんが、そこまで熱が伝わってきていないのではないでしょうか。
torosanさんからの感想メールです。

 なるほど、確かに100度に沸騰したお湯に入る人はいませんよね。それに、入浴時には、火を消す訳ですから、40度前後のお湯であれば、側面は確かに、それよりも冷めて、火傷はしないんでしょうね。
 すのこを底に敷くというのは、「東海道中膝栗毛」の一節にもあったので、知ってたのですが、側面の疑問はずっと抱えていました。どうも有り難うございました。すっきりしました!
 
 五右衛門風呂とは懐かしいですね。小学校の頃に母親の実家に帰省したとき体験したのですが、スノコを踏んで浸りながら夜空を見上げると、迫ってくるような天の川にしばし見とれてしまった記憶があります。
ちなみに最新型?の五右衛門風呂を発見しました。まだ売ってるんですね〜
(資)伊田屋商店 http://www.mycitys.co.jp/member/idaya/
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
土良君・ideyさん・ガウリィさん・mamuさん・ぶひぃーさん・浜ちゃん・596さん・Tsuneさん・Tsuneさん・Tsuneさん・matsumotoさん・超な兄貴さん・かっくん・ふるぽんさん・TAKEさん・のんきさん

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