おしえて№753 投稿者 うさぎさん | |
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浜ちゃん 「いい加減」=適当 です。 そして、それは使われるシチュエーションで比較的良い、 比較的悪いの両方の場合がありえます。 むちゃくちゃなことをやっている時に「いい加減にしろ」というのは、 非常に悪いー>それほどひどくない(適当) ですから、「むちゃくちゃ」に 比べれば「いい加減」は良いという事になります。 また、仕事などでは「適切」にしないといけないのを「適当に(いいかげんに)」する 訳ですから、適切(最適)に比べて「いいかげん」は悪いという事になります。 いい加減というのは、そういう意味で中立ぐらいなのではないでしょうか? 最悪 < いいかげん <最適 という関係がなりたつと思いますよ。 ===== 2日ほど何も食べていない。 −> 「牛丼」を食べたい。 高級フランス料理をたらふく食った! −> 「牛丼」なんて食べたくない。 さて、「牛丼」って美味しいの?美味しくないの? これと同じような感じだと思います。 ぬおぉーさん 「いい加減」の「いい」は東国方言で、「ええ」の訛りです。 「ええ」は「よい」の転訛で、「良い加減」、つまり 具合良くしてほしいという意味になります。 日本語は、本来の意味と反して進化することが多々あります。 もともとは相手を敬うはずの「御前」や「貴様」なども 相手を罵倒するニュアンスに転じています。 matsumotoさん 使い方やアクセントのつけ方によって良い意味にも悪い意味にもなります。 1.良い意味では「ちょうど良い、適度な、過不足のない状態」を指します。この場合は「いい」にアクセントを置きます。(「この温泉はいい加減だ」etc.) 2.悪い意味では「無責任、でたらめ、中途半端」といった意味になります。この場合はアクセントをつけません。(「あいつはいい加減な奴だ」etc.) 3.「いい加減にしろ」という場合は「ほどほどにしておけ」といった意味です。 4.「いい加減疲れた」、「いい加減いやになる」といった様に強調の意味で使われる場合もあります。 ゆーにゃさん “いい加減”の意味は、1つではありません。まず1つは、 1.ほどほどにしたい。 (例)「もういいかげんにしろよ。」 「今日はいいかげんなところで切り上げよう。」 と言う意味で、2つ目は、 2.無責任な様子。でたらめ。 (例)「彼はいいかげんなことばかり言う。」 「仕事がいつもいいかげんだ。」 と言う意味です。あともう1つが、 3.徹底していない。中途半端。(例)「いいかげんなことでは白状しない。」 と言う意味です。 2と3がちょっと分かりづらいかもしれませんね(^^;) 他にも、『適度』という意味の、「風呂はいいかげんだ。」や、 『相当』や『大分』という意味の、「いいかげん疲れた。」「いいかげんいやになる」 という意味もあります。 参考URL:goo国語辞典 http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/dict_search.cgi?MT=%A4%A4%A4%A4%A4%AB%A4%B2%A4%F3&sw=2 のんきさん 「いい加減」とは ”どうでもよい” ということではありません。いい塩梅(あんばい)ということで、梅干の塩加減のことです。梅干はその年の天候などにより毎年品質が違うため、同じ量の塩を入れるわけではないのです。作る人が塩のさじ加減を調整して作ることから「調度いい加減」ということになったのです。 そくらさん もともと、いい、とは、良い、善い、好い、という漢字があてられ、大阪あたりでは「ええ加減やなぁ」とも言われていました。 だとすると、良い意味合いが強そうですが、「いい加減だなぁ」とお風呂で呟けば、「丁度良い塩梅の湯加減だ」ということで、「良い」なのですが、似合いもしない服を流行だからと着ていると「いい加減にしぃや」と、過ぎたるは及ばざるがごとしよろしく、度を超してるよ、と「たしなめた風」の悪いニュアンスが伝わってきます。 従って、良いも程度問題、断然良いばかりと思っても、百年の恋が1日でさめるように、「良ければ永遠に良い」ということではないようです。良い悪い、どちらの意味も含まれて使われるようです。 そういえば、日本語というのは、難しいところがあって、「善処します」ですから、きっと「善きにはからうのか」と思えば、「何もしないで自然に任せるだけ」というような言葉や仕草がいっぱいあります。 ノ−ベル賞をもらった「大江健三郎さん」の受賞記念講演の題名も「あいまいな日本の私」でした。 回答も、あいまいですみません。これが、日本語といえば日本語らしいところなのです。 Tsuneさん ←疑問投稿者からのご推薦です。 「いい加減」という言葉には、たくさんの意味があります。 疑問の一つ目の「いい加減にしろ」は、形容動詞で、「ほどほどにしたいさま」と して使われます。つまり、「いい加減にしろ」の意味は、「ほどほどにしろ」と言う 事になります。 また、疑問の二つ目の「あいつはいい加減」の「いい加減は」は、同じく形容動詞 で、「無責任なさま、でたらめ」として使われ、意味は、「あいつは無責任なやつ だ」、「あいつはでたらめなやつだ」と言う事になります。 他にも「いい加減」には意味があり、形容動詞として上記のほかにもう一つ、「徹 底しないさま、中途半端」と言う意味もあります。「いい加減な事では白状しない」 などのように使われます。 他に名詞として使い「良い程度、適度、よいかげん」があり、これが、良い意味と して使われます。 更に副詞として「かなり、相当、大分、不満な気持ちを込めていう」というものも あります。「いい加減疲れた」「いい加減待たされた」「いい加減いやになる」とい う使われ方をします。 「適当」にもいい意味と悪い意味があり、これと同じように使われていることにな ります。 ちなみに適当の良い意味は、「ある状態・目的・要求などにぴったり合っているこ と、ふさわしいこと、また、そのさま、相当」と言う意味で使われ、一方悪い意味と しては、「その場を何とかつくろう程度であること、いい加減なこと、また、そのさ ま」として使われます。 |
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うさぎさんからの感想メールです。 言葉って難しいですね。皆さん、どうも有難う。 |
「いい加減」にも様々な意味があるのですね。 今度、 「いい加減にしろ〜!!」と怒られたら、その人に「ほどほどにしろ!」なのか、「中途半端な奴だ!」なのか、どちらでしょうか?と聞いてみましょう。きっと「ふざけるな〜!!」と怒られるでしょうけど... |
正答者の方々です。本当にありがとうございました。 |
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