おしえて№754 投稿者  もこさん
 よく怨念を抱いた人の吐く息は、虫を殺すほどの毒がでているというけど、本当でしょうか。
ストレスのあるなしに関係があると思うのですが、毒はなくともやはりストレスのある人の吐く息と、ストレスのない人の吐く息の成分は違うのでしょうか???
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のんきさん

人間にはストレスや、不安、緊張などが加わると呼吸が浅くなります。この時、必要量の酸素が入らず、炭酸ガスなどを十分吐けないでいる場合が多いのです。

さて、ここで興味深い実験報告がありますので、ご紹介します。
アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間の吐き出す息を使って実験しました。それは人間が吐き出す息を液体窒素で冷却し、取り出した沈殿物がその時の人の感情の状態によってさまざまな色に変化するというのです。通常は無色透明であるのに対し、怒っている人が吐き出す息の沈殿物は栗色で、悲しみや苦しみを感じている人は灰色、また、後悔の念を抱いている時は薄い赤だそうです。そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性が検出されるそうです。試しに栗色の沈殿物を水に溶かした物をネズミに注射したところ、わずか数分でネズミは死んでしまったとのことです。さらに、人間が1時間くらい怒りの感情を持続させると、80人以上の人を殺すことができるほどの毒物が発生するそうです。

いつも不機嫌でいたり、不満の言葉を吐いている人が身体の具合を悪くしやすいというのも納得がいきそうです。ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体を傷つけるばかりか、周囲の人も毒入りの息を吸わされ、気が滅入ってしまうのです。 また、明るい人のそばにいるだけで、自分も元気になってくることがありますが、いつもニコニコしている人の息にはきっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのかもしれません。
余談ですが人間の血液は、怒ると黒褐色で渋くなり、悲しむと茶褐色で苦くなり、恐れると紫色で酸っぱくなるそうです。
アフロさん

 あまり違いは無いように思います。が、何か違うんじゃないかと、いろいろ考えました。
 私の結論はずばり、「活性酸素」です。 活性酸素はタバコの煙や排気ガスなど、いろいろなところで発生して、人間に悪さをし、ストレスを感じる人間の体内でも多く生成されるそうです。と言うことは、そういう人の体内には活性酸素があふれている?とすれば肺は空気とテニスコート一面分の面積で接しているのだから、活性酸素が空気に流れ出すことも十分に考えられます。
 と言うわけで、ストレスのある人の吐く息はストレスのない人の吐く息に比べ、活性酸素が多いにちがいありません。きっと、いらいらしている人のいる部屋では活性酸素の濃度が高くなり、周りの人までいらいらしやすくなるのです。
ideyさん

 怨念を抱いた人の吐く息から毒がでているという話は聞いたことがありません。
 ましてや、「虫を殺すほどの」という例えが「虫さえも殺してしまう」ということなのかあるいは「虫くらいしか殺せない」という解釈なのか理解に苦しみますが。 ストレスのあるなしと呼気のガス成分にはあまり差はないと思われますが、確かストレスのたまっている人の口腔は、通常の人に比べミュータンス菌が増殖しやすい環境となっているため、口臭がきつくなると言う報告もあります。
これでよろしいでしょうか?
浜ちゃん

 嘘です! 人の吐く息は、吸い込んだ空気が肺で成分交換されたものです(口腔や気管などで 水蒸気が付加されるというのが加わります。 ですから、酸素と二酸化炭素の交換と水蒸気の増加以外の変化はほとんどありません。
 毒が出るとすれば、その毒は血管を通って肺に達し、そこで気体として吐く息に 混ざることになりますが、そんな毒が混ざった血が流れているようでは人間生きていけません。

 ストレスの有無は、呼吸のしかたに影響を与えます。浅く呼吸をするほうが、深く呼吸 する場合に比べて、残存酸素量が少なくなります(入ってゆく空気がすくないので、 肺の中の酸素の割合が低くなり、吐く息に反映します) ストレスで過呼吸ぎみになるのか、それとも浅い呼吸になるのか、様様でしょうが。
 頭で考えていることが吐く息に反映されるのなら、テロリストを検出することも 簡単なんですけどねぇ。。。
Tsuneさん

 疑問の中にある「よく怨念を抱いた人の吐く息は、虫を殺すほどの毒がでている」 というのは、迷信と思っていいと思います。そのくらいの迫力があるという表現手段 だと思います。

 さて、実際に人間の吐く息の中の成分は、水分、酸素、二酸化炭素、一酸化炭素等 の呼吸によるもののほかに、口腔内臭と、呼気臭が加わります。
 口腔内臭とは、歯の隙間や口の粘膜についている食べ物のカスが原因の口の中の臭 いで、成分は、メチルメルカプタン、メチルサルファイド等です。 呼気臭とは、腸内腐敗産物が血液に吸収されて肺に入り、吐く息として口から出て くる臭いで、成分は、メチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素等です。いずれも、濃度が高ければ人体に対して毒性を持つ成分ですが、もともとは体内に あるものの一部が呼気として外に出たものですから、それほど濃度は高くないはずで す。したがって、息で、虫が死ぬほどの毒性を持ったものは発生してしないことになり ます。


 またストレスとの関係ですが、ストレスを感じると、口(のど)の渇きを覚える事 が多いのですが、これは、ストレスにさらされる事により、唾液の分泌量が少なくな るためです。
 こうなると、今まで、唾液で潤されていた口の中が乾く事により、上記口腔内臭が 強くなる事が有ります。したがって口臭が気になったりするようになるのです。
 一口に口臭とはいっても、上記のように口腔内臭と、呼気臭が有るため、いくら口 の中を清潔にしていても、血液中の成分が息となって外に出てくるため、これも抑え ないと根本的な解決にはなりません。

 一般的にはおならを我慢すると腸で再吸収され、呼気として排出されるといわれて いますが。これが上記呼気臭なのです。口臭をなくすためには、口の中をいつも清潔に保つ事と、潤いを与えておく事のほ か、食生活なども気をつけて、呼気臭を減らす事も必要だと思います。
matsumotoさん

 あくまでも比喩・たとえであって実際に毒があるわけではありません。
 怨念を持った人の言葉や雰囲気などが相手に対して精神的プレッシャーを与えて、結果的に身体的にも影響を及ぼすということは有り得るかも知れません。
 またストレスや病気を抱えている人の場合、息の中にホルモンなどの分泌物が含まれている可能性はありますが、毒というほどのものではありません。
超な兄貴さん

  まもの使いや腐った死体などある特定の職業に就けば「毒の息」,「猛毒の霧」など毒の息をはくことができます。
 なかなか興味深い疑問でしたね。今回はハッキリと意見が分かれましたが、息そのものだけでなく、その人が発するオーラのようなエネルギーが側にいる人に影響を与えることはあり得そうです。 
正答者の方々です。本当にありがとうございました。
matsumotoさん・のんきさん ・アフロさん・ideyさん・浜ちゃん・Tsuneさん・超な兄貴さん★

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