おしえて№758 投稿者 くろぅさん
 泡盛の謎
泡盛は同じ銘柄でも度数が何種類かあるものが珍しくありません。たいてい25,30,35,43,60度の種類があります。泡盛は蒸溜した一番酒は花酒と呼び、60度以上あるのですが、どうして何種類もできてくるのかが不思議なのです。
薄めているのでしょうか?おしえてください。
また発酵酒であれば中途半端な度数でも納得できるのですが、ウイスキーなどの蒸留酒が42度などと中途半端なのも疑問です。
アイコンのご説明
コブシメさん

泡盛を飲むときは水割りがとってもグー。
不思議と少し甘みが出たような気がしておいしくなるんですよね。


で、20度の泡盛は水を足してその度数にしているので、そのままストレートかロックで飲んでもおいしい。
そして度数の低い泡盛は概して価格が安かったりします。
逆に度数の高い泡盛は一般的に高価です。

ということは、ここ一発の大事なときには値段も度数も高い泡盛を水で割って飲み、
いつもの晩酌には35度の泡盛を、そしてみんなで集まって大騒ぎするときは安くて度数も低い泡盛をグビグビと飲む。きっと度数の種類の違いはそういう飲み助のニーズから生まれたのでしょう。


フツーのパンツと勝負パンツの違いと似てますね。
・・・半分以上ジョークですからね♪


泡盛太郎さん

度数については蒸留過程のはじめが高く、後になるにつれて低くなっていきます。
水とアルコールの沸点の違いを利用するため蒸留開始直後は度数が高くなるわけです。


上記に蒸留したての泡盛(花酒)とありますが、花酒とは度数60度以上の泡盛を
指す言葉で、酒類表示ではスピリッツ類,燃料用アルコールということになります。


泡盛古酒に43度が多いわけ。
酒造所で聞きましたが、酒税法上泡盛といえるのは45度未満なのですが
製造過程で、度数に若干の変動が生じてくるため、43度を目安にしておけば
たとえ少々高くなっても45度を超えることはないであろう、というところで
43度にしていると聞きました。他説もあるようですがまた聞いたらお知らせします。

泡盛はビンでも熟成するので、甕でなくても3年以上寝かせたものは古酒と呼ぶ
ことが出来ます。


浜ちゃん

泡盛は黒麹で発酵させ、蒸留した酒で、甕に詰めて寝かせます。
特に長期間(3年以上(?))甕で寝かせた泡盛は、古酒(クース)と呼ばれて、珍重されます。

甕に詰めて寝かせている間に、アルコールが蒸発していきますから度数は下がります。度数が下がりすぎると雑菌が繁殖したりしてダメになってしまいます。

そこで、毎年すこしずつ新しい酒を足し加えていきます。
1年ものには蒸留したての泡盛(花酒)を、2年ものには1年ものを、、、、10年ものには9年ものを、、、、という具合にです。こうして、子供が誕生した時に仕込んだ20年ものの泡盛を成人した子供と酌み交わすというような事が可能になるのです。

このように貯蔵中にアルコール度数が変化するのとは別に、製品化するときに仕込み水で調整するというのがあります。
甕ごとにアルコール度数の下がり方は変わりますし、季節や気候によっても左右されます。そこで製品化するときに仕込み水を混ぜてアルコール度数を下げ、全部を20度とか25度とかに調整するのです。

こうしたアルコール度数の調整は、日本酒でもウィスキーなどの洋酒でも行われています。(調整しない元のままのお酒は「原酒」として売られていて、それらのアルコール度数は、普通の製品より高いです)
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