おしえて№776 投稿者 YUKIKOさん
 数学の記号「×」は記号「+」からできたものなのでしょうか?もし、わかりましたら教えてください!
さっちゃんファミリー

 下記のような歴史から考えると、「+」から「×」に変化したとは考え難いと思われます。

「×」の解説
 1631年にイギリスのウィリアム・オートレッドという数学者が、教会の十字架をみてひらめいたと言われています。
 それ以前は2×2は「2 multiplied by 2」と表記していた為に困っていたらしいとのこと。この発明は、彼の著書の中で初めて使用されているそうです。
「+」の解説
 まず水の量を示していた「−:マイナス」の記号があり、その水の残りを示すためにひっぱった横棒に、水を足したときに縦棒を書き入れて消した。だから足し算は+になった。
参考URL:数学用語
http://www.rimath.saitama-u.ac.jp/lab.jp/fsakai/language.html
参考URL:TOSM三重の広場 数学記号
http://133.67.72.110/~kanie/tosm/analysis/jinmeia4.htm

 オートレッド、ウィリアム(William Oughtred, 1574.3.5-1660.6.30). 
 計算尺の発明(1630,1632)で有名(現在の形の計算尺は1850年、フランスの陸軍士官アメデー・マンハイムの設計による)。現在の加減乗の記号、小数、比例の記号、不等号などの工夫、特に掛け算の × は現在でもそのまま用いられている。

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